転職カウンセラーが、日々の業務の中で感じたことを綴っています。
統計数字やニュースからはつかみづらい"マーケットからのメッセージ"に触れて下さい。

成長中の一部上場企業の人事部長

とある一部上場企業の人事部長との打ち合わせ。


「電話では話せない内容」、ということで、朝一番に先方のオフィスに伺う。
彼の口から出てきた言葉は、ズバリ、


「自分の後任の人事部長(人事責任者)を探してほしい。」


ある事情があり、この人事部長は他社に移ることになったとのこと。
もちろん、社長ともよくよく話し合い、合意の上での円満退社の予定。
ただし、このことは、まだ社長と一部の幹部しか知らないということだ。


ユニークな事業領域にフォーカスすることで急成長を遂げ、
高収益を維持する注目の企業。
その人事責任者の突然の退職に伴う名実共に突発的な求人の発生。


企業側の求めに応じて優能な人材を紹介すると共に、転職希望者に対しても、
よりチャンスに溢れたポジションを紹介する人材エージェントにとって、
まさに遣り甲斐のある案件だ。
これまでの信頼関係の証左であり、エージェント冥利に尽きると思うと共に、
何としても最高の形で期待に応えねばと、身が引き締まる。


早速、各論についてお話を伺う。


責任者として、人事全般を管掌するが、
一部上場企業の中では比較的、少数精鋭の人員で経営されているこの企業、
今後注力すべき優先課題は中途採用であるとのこと。
選びに選んだ数十名を毎年採用していくことが、大きなミッションとなる。


戦略コンサルティングファーム出身の社長をはじめ、
人材に対して極めて高いハードルを課す経営陣が、揃って首を縦に振る人材をどのように集めてくるか?


また、転職先に関しては選択肢の多いそのような優秀な人材を、他社に取られてしまわないように、
如何に説得していくか?


人事部長自らが、リクルーティングマネージャーとしても全国の現場を飛びまわり、
優秀な転職希望者を誠心誠意、口説かなければならない。


つまり、リクルーティングのTOPプレーヤーとしての採用力と人間力が求められている。
巨大な組織のお神輿に乗っかって、入社式で訓示を垂れるだけの人事部長では、
とても務まるポジションではない。


フィットするのは、自ら進んでフットワーク良く動き、実務も雑務も厭わずこなせる人材だ。


ただし、一方で各事業部門毎に、大幅に権限委譲をしている現場主導の採用なので、
本社の人事部が一元的に全社の年間採用計画を立てて、採用の合否も含めて権限をふるうタイプの企業でやって来た方から見ると、少し物足りないと感じる面があるかもしれない。


しかし、ビジネスの状況に応じて、人材ニーズもどんどん変化するこの企業の環境では、こういう中途採用のスタイルが最適だと言えよう。


今回は、この条件下で、中途採用で明らかなパフォーマンスを上げられる
スキル・経験と共に、成長中のベンチャー的なスピーディーな社風との相性が求められる。


ビジネスエリートそのものの経歴の社長、及び経営陣の難易度の高いオーダーに対して、相当なスピード感を持った対応をして行けるかどうか?
この点は、同社の現時点のイメージでは、
IT業界、ネット業界、新興市場の上場企業、外資系企業などを、候補者のターゲットに考えているようだ。


いずれにしても、一定の時間内で成果をはっきりと求められるやり甲斐あるポジションだ。
ただし、それに応じた年俸も用意されている。


年俸1200万円まではOK。


30〜40歳位までの方で、人事マンとしてのそれなりの実績と、
一定以上の高学校歴が求められる。

 
純粋な日系企業なので、英語は必要ない。


日系企業から日系企業への転職で、キャリアアップ、ポジションアップ、そして
年収アップを考える方にとっては魅力的なお話だろう。


興味のある方は、個別にお問い合わせ下さい。

(No.117/I 記)

職業紹介優良事業者認定マーク
当社は、全国に約20,000事業所ある人材紹介会社の中で、厚生労働省が審査し、 わずか39社しか選ばれない「職業紹介優良事業者」に認定されています。
※平成26年(第一回認定):全国で27社のみ、平成30年:全国で43社のみ(第二回認定)、令和2年:全国で39社のみ(第三回認定)
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