転職カウンセラーが、日々の業務の中で感じたことを綴っています。
統計数字やニュースからはつかみづらい"マーケットからのメッセージ"に触れて下さい。

外資系食品メーカーの社内システム

世界的な某外資系食品メーカーの日本法人との打ち合わせ。


お茶の間でお馴染みの、誰もが知っている商品群が受付でお出迎え。
日本には数十年前に進出しており、企業名・商品名共に抜群の知名度を誇るブランド企業だ。
黙っていても入社したいと言う転職希望者が多く、採用に苦労はしていないのだろうと思いお尋ねしたところ、意外にもひとつの職種だけ苦戦しているとのこと。
そのポジションは「社内システム」。


マーケティングや広報などのポジションには応募者が多いのは頷けるが、
SEやシステムの経験者からすると、どうやら転職先企業のメインターゲットには入って来ないようだ。
そもそもこの企業が社内システム要員を募集しているということも、
とりたてて広報してはいないため知りようが無い、ということか。


募集内容の詳細を伺う。
近い将来、新しくERPの導入を考えているため、そのプロジェクトの為の増員。
通常の業務用社内システムの開発・運用も同時に行う。
システム開発は外部のベンダーに依頼するため、仕事はベンダーのマネジメントがメインとなる。
ただし、自分達でやってしまった方が早い時には、
自ら手を動かしてプログラミングを行うこともある。
プログラミング言語は不問だが、何らかのプログラミング経験を持つことが必要だ。


ネットワーク、サーバー、DBなど、幅広い領域を担当することになるが、
あくまでもユーザーサイドのお話なので、そこまで高度な技術レベルは求められない。
むしろ、入社後に一生懸命学んでいく姿勢があるかどうかが重要だ。


そして何より社風との相性が大切だ。


前述のように、世界的な外資系企業ではあるが、
数十年前に日本に進出し、すっかり日本に定着しているため、社風も日本的な部分が多い。
離職率も低く、就業年数も長い。
今回の募集も、その人が持つERPやシステムのノウハウを買う、という考え方ではなく
中長期的にシステム部門の中核メンバーとして活躍してくれる人材を採用したい、という考え方だ。
それゆえ、ここで学んで数年後にまた他社へ、という方はNG。
外資系としては、珍しい考え方だ。


英語についてのハードルも高くは無い。


海外と一緒に進めるプロジェクトについては、
当然メール・電話での英語のコミュ二ケーションが必要になってくる。
ただし、その頻度はそれほど多くは無く、また海外と言っても所詮は社内でのことであり、
同僚や上司のサポートもある為、そこまで臆することは無い。
日常業務においては、使うのはほぼ日本語だけ。
英語力ゼロでは困るが、ある程度英語でのコミュニケーションが取れ、
今後実務を通してブラッシュアップしていきたいという強い意欲を持つ方であれば大歓迎。
現在、自分で英語を勉強しているが日系企業に勤めており、
ビジネスの場で使うチャンスを探している方もターゲットだ。


社内システムでのそこそこの経験をお持ちで、英語は堪能ではないけれど、
是非外資系に飛び込んでみたい、という方にとってはとても良いチャンスではないだろうか?


また、もう少しスキルフルな即戦力レベルのポジションも検討可能なので、
詳細は別途お問い合わせ下さい。

(No.114/I 記)

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当社は、全国に約20,000事業所ある人材紹介会社の中で、厚生労働省が審査し、 わずか39社しか選ばれない「職業紹介優良事業者」に認定されています。
※平成26年(第一回認定):全国で27社のみ、平成30年:全国で43社のみ(第二回認定)、令和2年:全国で39社のみ(第三回認定)
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