転職カウンセラーが、日々の業務の中で感じたことを綴っています。
統計数字やニュースからはつかみづらい"マーケットからのメッセージ"に触れて下さい。

転職カウンセラーのとある一日

朝、出社してすぐに、ある企業の人事の方に連絡を入れる。


今日が入社日のO君が初出社しているはずだ。


「元気に来てますか?」


来てない訳はないのだが、そうは言ってもこの一瞬はいつも緊張する。


「大丈夫ですよ。電話代わりましょうか?」


と気を使ってくださる人事の方の申し出を丁寧に断って、受話器を置く。


何かとあわただしい着任日、朝から「How are you ?」とわざわざ、電話口に呼び立てるのも芸がない。


紹介した方が、入社後バリバリと働いて活躍することが、我々人材紹介会社に最終的に期待されていることなのだが、まずは、ここで一段落。ホッとひと安心。


都市銀行のいわゆる外回りの営業から、公開が秒読みのベンチャー企業の経理に職種転換して転職したO君。24歳という若さと、めちゃくちゃ素直で明るい性格で、一発でこの会社の方々に気に入ってもらえたようだ。大学在学中に簿記1級を取っていたことも、まじめにこつこつやってゆく性格を裏付けたようだ。彼の先輩になる経理部門のリーダーも銀行出身ということで、何かと彼と話が合うようで、いい師弟関係だ。これもご縁なのだろう。


この若い会社で、ぜひとも期待以上に思い切り暴れ回って欲しいと思う。


現在面接プロセス進行中のTさんの、次の面接セッティングをする。面接とは言っても、企業側が熱烈なラブコールを送っているので、次回は食事をしながらざっくばらんな話をしたいという要望で、Tさんのスケジュールを確認。Tさんの方は、こんなタイミングで食事なんて早すぎませんか?と、ちょっとびっくりの反応だが、有り難い話ということで、さっそく日程を決定した。何だかバブルの頃の新卒採用の様な話だが、SEとしての彼のスキルにプラスして、現場での各ラインとの大変なネゴシエーションの経験が、この会社がこれから取り組もうとしているプロジェクトにそのまま求められているということで、このような運びとなった。SEといえども、テクニカルなスキルだけではなく、更に現場での交渉力まで求められるのだから大変だ。しかし、それらを満たす人材に関しては、これだけ厳しい昨今の労働市場の中でも、このような歓待を受けるのである。極々一握りの人材にだけ、オファーが殺到する状況をまたしても垣間見た感じだ。


夜遅く、オフィスに電話がかかってきた。こんな時間に働いていると思われているのが、嬉しくもあり悲しくもある。何度も連絡を取り合っているので、当方の行動パターンがばればれだ。ともあれ、嬉しい内容だ。この週末に大手ERPメーカーからオファーをもらったO君からのオファー快諾の電話だ。ご家族との話も無事に済んで、待遇も入社日もすべてオファー通りでOKとのこと。コンサルタントジュニアとしての採用だが、今の会社とは業界も全然違うし、ご家族共々転居が伴う、大きな転機だ。まだ若いとは言え、一大決心だったことだろう。ここでの決断が彼にとっての新たな可能性の第一歩になってくれればと切に願う。


明日は朝いちで、人事の方にTELを入れよう。こういう話は直接伝えたいのでメールは止めておく。できれば、私にTELしてきてくれた彼の、熱い思いをその何分の一かでも先様に伝えられたらいいなと思う。

(No.014/I 記)

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※平成26年(第一回認定):全国で27社のみ、平成30年:全国で43社のみ(第二回認定)、令和2年:全国で39社のみ(第三回認定)
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