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不動産営業の女性Mgr、40歳を機に、不動産の商品企画に

不動産営業の女性Mgr、40歳を機に、不動産の商品企画に

No.1260
  • 現職

    東証1部 資産家向け投資用不動産会社 不動産事業本部 商品企画担当

  • 前職

    東証1部上場 中古マンションの流通・販売会社 営業部門 数名の部下を預かるプレイングMgr

和泉 美代 氏 40歳 / 女性

学歴:都立高校 卒
私立大学 国際文化交流学部 卒
宅地建物取引士

転職に当たっては、2~3年ほど前から、ふんわりと考えていました。
30代後半の年齢に差し当たり、20代や30代前半のように当たり前のようにできていた、長時間労働や休日出勤、出張が体力的に辛く、あと何年続けられるだろうかという不安が出てきました。
営業サイドのメンバーは20代がメインで、私は女性の最年長のスタッフでした。
管理職ではありましたが、プレイヤーとしての数字もありましたので、肉体的にも精神的もタフさが求められていました。

携帯への着信とメールは365日24時間、有給中の海外まで、判断と対応を求められました。
どっぷり働きたいと思って入社した会社でしたので、ずっとそれを仕事のやりがいだと思い邁進してきました。
仕事の内容も、成果も、給料も満足していました。
ただ、40歳目前にして、あと20年この生活を続けられないな、と思ってしまったのです。

しかしながら、愛社精神もありましたし、できれば働き続けたかったので、人事部とのキャリア相談や上司への配置換えの打診を何回かしてみました。
そこで思ったような回答を残念ながら得ることができませんでした。
今の会社にいる以上、このポジションでこのパフォーマンスを求められ続けるのだと実感しました。それで転職活動を決めるに至りました。

転職するに当たって、一番ポイントを置いた点は、同じ業種(買取再販)以外のことにしたことです。
理由としては、競合他社への転職について当たり前ですが経営陣が非常にナーバスであった(円満退社したかった)のと、営業サイドで13年間同じ業務をやり続け自分の中で業務に関して納得感を得られていたからです。

実際に活動をしてみると、不動産業界といっても世界は広く、逆に買取再販という領域は何気にニッチで、買取再販以外で役に立つようなスキルはないのではないかと思ってしまったくらいでした。
年齢的な難しさもあったかと思います。
今までやったことのない様な領域の募集職種(例えばファンド系やコンサル、PM等)では、書類面接すら通りませんでした。
私がこれまでに業務でやってきたことを振り返って、なるべくその内容に親和性の高い募集要項を探しつつ、待ちつつ、エントリーする、受からない、エントリーする、受からないの繰り返しでした。
エージェントは4社利用させていただきました。

最終的には横関さんにご紹介いただいた企業様で内定をいただくことができたのですが、
3ヶ月超たくさんの募集要項を読み尽くしてきたのですが、その企業様の募集要項を初見で読んだ時は、なんか私にもできそう、とふわっと思ったのを覚えています。
今までに扱ったことのない不動産領域だったのですが、業務内容で現職とシンクロしている部分があったように感じたのです。

横関さんのご尽力のおかげで、月給・年俸共に下がることなく、途中2ヶ月あまりで一社内定をいただいた企業様もあったのですが、評価の点でだいぶ現状と比べると減額されてしまうという企業様もあったので、始めてから内定までおよそ5ヶ月要しましたが、時間をかけて、結果的には良かったなと思っています。
むしろラッキーだったと思っています。

退職についても、社内では転職で円満に退職するケースが非常に少ない(ほぼ無い)ので、
厳しい風当たりを覚悟していましたが、最初から競合他社をそもそも除いていましたし、
これまでやってきたことの、キャリアアップでしたので、奇跡的にも栄転扱いの退職をすることができました。

今回の転職で実感したのは、将来のことを考えながら、キャリアを続けていくという、当たり前のことでした。
やり続けることが、一番大切だと思ってきたのですが、ある程度満足感、達成感が積み重なったら、次のステップを考えてみる。
こういった作業も長いビジネスマン人生で、面倒なのですが、節目として必要な作業なのだなと思いました。
それは自分の将来、5年先、10年先を考えるという意味においてもです。

なので、これから始まる新たなキャリアは楽しみですが、「次は何するの?」は頭の隅っこに入れておこうかなと思っています。

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