本日現在:1298 転職体験記
No.1255

35歳弁護士、コロナ禍を機に東南アジア勤務から老舗化学メーカーの企業内弁護士へ

前職
民事中心の法律事務所 名古屋オフィス 弁護士
東南アジアのコンサルティングファーム 日系企業向けリーガルコンサルタント
現職
東証一部上場 創業100年超の老舗化学メーカー 法務職(同社初の企業内弁護士)
亀岡 佑太 氏 / 35歳
私立 関西学院高等部 卒
関西学院大学 法学部 法律学科 卒
京都大学法科大学院 修了
弁護士(第64期司法修習)
TOEIC 805点

1.はじめに

 新型コロナウィルスの影響で世界中で多くの事柄が円滑に進まない環境下であるにも拘わらず、エリートネットワーク様のお力添えにより、来月から企業内弁護士として新しいスタートを切ることができることに感謝をしています。前職での業務の引継ぎや帰国の準備に追われる中で転職活動を進め、早期にこのような素晴らしい結果を得ることができたのはご担当いただいた転職カウンセラーの梨本様をはじめエリートネットワーク様のスタッフの皆様のおかげです。

 今回の企業内弁護士への転職は私にとっても大きな挑戦であり、未知の大海に漕ぎ出すような気持ちで踏み出した一歩でした。エリートネットワーク様という地図とコンパスを得て新天地に辿り着けた今、同じように転職を考えつつも道筋を見通すことができず悩んでいらっしゃる方々のご参考なればと思いこの『転職体験記』を書かせていただきます。

2.弁護士事務所での勤務

 弁護士として働くにあたり個人に寄り添った仕事をしていきたいと漠然と考えていたものの、自分の弁護士としての軸を見定められておらず、様々な事件の担当を経験しその中で自分の軸を見つけていきたいと考えていました。そのため、就職活動に際しては、個人を依頼者とする民事事件を広く取り扱う弁護士事務所へ応募をしました。その中で、ある法律事務所(債務整理・労働事件を得意分野としつつも、個人を依頼者とする民事事件を広く取り扱う法律事務所)から内定をいただくことができました。

 同事務所入所後、東京・大阪での研修を経て名古屋事務所への配属となり、約7年間、債務整理や労働事件、行政事件を中心に様々な事件を経験し、訴訟実務を学びました。その一方で、弁護士会の国際委員会を通じて上海にある法律事務所でインターンシップを経験させていただいたり、日本の弁護士資格を持ったまま他国で働く先生方と交流させていただく中で、自分自身も海外に出て現地の法令・法制度を学びながら働きたいという気持ちが芽生え、徐々に強くなりました。そのため転職を決意し、新規事業が軌道に乗り始めたタイミングで同法律事務所を退職。東南アジアにある日系のコンサルティングファームに入社しました。

3.東南アジアのコンサルティングファームでの勤務

 転職先では現地の弁護士と提携をして、日系企業の東南アジアへの進出や現地での事業活動を法務面からサポートをしていました。私自身もコンサルタントとして現地法令情報の発信、現地法令の調査、契約書の作成・見直しやライセンス申請のサポート等を担当し、その中で現地法令・法制度について研鑽を重ねるとともに企業法務について経験を積みました。

 ですが、コンサルタントとして依頼者である企業の事業に触れさせていただくにつれて、委任のために切り出された事業の一部分だけではなく、事業の全体により深く関わりたいと感じるようになったこと、新型コロナウィルスが様々な形で影響し現地で経験を積み続けることが難しくなってしまったこと、企業内弁護士に転向するのであれば年齢的な限界が近いと考えていたことから、再度の転職を決意しました。

4.実際の転職活動

 転職活動を始めるにあたりまずはインターネットで情報収集を始めましたが、思いのほか求人案件が多く、また、募集されているポストが必要としている経験と私の経歴がどの程度合致しているかを計りかね、踏み出せずにいました。加えて、限られた時間で複数社への応募を管理し、的確に面接の準備を進められるかについても不安がありました。そのため、エージェントの力を借りようと考え、エリートネットワーク様に問合せをしました。
 問い合わせ後、早速初回のカウンセリング日の設定のご連絡をメールでいただきました。また、転職先の希望に関する質問があったため、転職後も海外業務に関わり続けたいと考えている旨をお伝えしました。

 初回のカウンセリングの中で、ご担当の梨本様から応募先の候補となる求人案件を多数ご紹介いただき、その中から必要とされる経験と私の経歴との適合性や各企業の特徴等を踏まえ、応募する企業を絞り込んでいきました。梨本様は各企業の業務内容や業界内での位置づけ、働いている方の雰囲気や社風等にも精通しておられ、それらの助言のおかげで短い時間で応募先企業を絞り込むことができました。

 面接の日程が決まり始めたころ、面接対策のためにお時間を割いていただき、貴重なご助言を多数いただきました。中でも、企業研究の要点、想定問答集の作成、Zoomでの面接において気を遣うべき点に関するご助言は大変勉強になりました。また、その後もこまめにZoomでの面談を設定していただき、助言や方針の再確認・修正等のためのお時間をいただき、それが転職活動を続けるモチベーションの維持につながっていました。特に、「仮に不採用になったとしても、その企業との相性の問題でしかないので気にしないでください。」「日本の企業の数は380万社もあるのですから、どこか必ず合う会社があるはずです。」「唯一、転職活動が失敗する要因があるとすれば、途中でやめてしまうことです。」といった励ましの言葉は、心の支えとなっていました。

5.転職活動の中で感じたこと

(1)転職活動をする中で、転職活動自体が1つの貴重な経験であることを強く感じていました。各企業について公表されている決算資料やガバナンスに関する資料等を丁寧に読み込み、企業の来歴や業界内での位置づけ、将来への計画を調べていく作業は、法務デューデリジェンスにおける調査のアプローチとは異なり新鮮でした。日本の産業や企業が置かれている状況について勉強し直す良い機会となり、知らず知らずのうちに限られた世界に閉じこもっていたことを実感させられる経験でした。

(2)様々な企業様から面接の機会をいただきましたが、最新の取組や面接を担当してくださった方の事業への想いなど普段聞くことのできない貴重なお話をたくさんお聞きすることができました。多くの方のお時間と労力を頂戴し、本当に貴重な経験をさせていただいていることは当時から実感していたため、せめて企業研究等の事前準備は手を抜かず全力で面接の場に臨むことを心がけていました。

(3)面接の機会をいただくにつれて、(海外)子会社の法務をどの程度担当することになるか、コーポレートガバナンスや知的財産権の管理を法務部が担当しているか、法務部内で事業部門ごとにセクション分けがされているか、経営企画部等の他の部署と法務部との距離感、既に企業内弁護士が所属しているか否か、法務部以外で経験を積める機会があるか等、様々な対比の軸が見えてくるようになりました。そして、そのような軸が見えてくるにつれて、自分がどんな仕事をしていきたいのか、どんな人材になりたいのか、を自問し、どの軸を重視するかを考える作業を繰り返していました。

(4)企業法務が業務の中心であったのはコンサルタント会社での2年間だけであり、また、特定の業種に特化していたわけではないため、企業内で即戦力となるためには経験が足りない部分があるという感覚が常に頭の片隅にありました。そして、その感覚に引っ張られ、面接官の方に不安を感じさせる受け答えをしてしまったこともありました。

 この感覚にどう向き合うかについて、自分でもすぐには結論を出せませんでしたが、最終的には、経験が足りない部分があること自体は否定せず、主体的かつ迅速にキャッチアップをしていく意欲を示す他ない、と考えるに至りました。それからは面接の場においても、足りない部分を補っていく意欲について語り、それを信頼していただけるよう自分がこれまで積み重ねてきた具体的な努力を交えて説明することに重点を置くようにしました。

 大切なのは、キャッチアップのために全力を尽くすことを約束し、信頼を裏切らないよう内定をいただいた後もしっかりとキャッチアップをしていくことではないかと思います。 

6.新しい職場への意気ごみ

 最終的に、エリートネットワーク様のお力添えにより、ある製造業を営む企業から内定をいただくことができました。日本の産業を支えてきた創業100年超の伝統ある上場企業で、その一員として働かせていただけることを大変光栄に感じています。また、これから海外での売上比率を伸ばしていかれるとのことで、国際法務についても経験を積ませていただけるであろうことをありがたく思っています。

 他方で、弁護士の採用は私が初めてとのことであるため、私の振る舞いが企業内弁護士の採用という取組への評価に直結することへの緊張感はあります。そのため、少しでも早く事業自体への理解を深めるとともに経験が浅い部分へのキャッチアップに努め、事業理念に深く根差した質の高い仕事をして期待に応えることで、もっと弁護士の採用を推し進めたいと思ってもらえるよう全力を尽くしていく所存です。

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