本日現在:1270 転職体験記
No.1235

筆頭株主の変更、リストラで社員数が1/4になり、47歳で初めての転職

前職
ジャスダック上場 自社メディア発行企業 FC推進部長
現職
一部上場 人材派遣会社 新規事業部門 法人営業部 管理職
市井 和哉 氏 / 47歳
神奈川県立 七里ガ浜高等学校 卒
横浜市立大学 文理学部 文科人文課程 日本史専攻 卒

① 新卒入社した会社と経緯

私は神奈川県内の大学に通っていて、マスコミ系の職種を希望していたので、県内に本社があるメディア会社に入社しました。
学生時代に4年間大学祭の実行委員をやっており(2年生の時は委員長)、みんなでああだこうだと言いながらイベントを作りあげていくことにやりがいを感じていて、非常に感覚的と言うか、なんとなく、という感じですが、イベント系と言えば広告代理店、広告代理店と言えばマスメディアというこじつけの末のマスコミ志望でした。
マスメディアに入社すれば、イベントとか一見楽しいことができそうという、漠然とした感じを抱いていました。

② 前職での経験

マスメディアなんて名ばかり?で、実際中小企業の小口広告を扱う泥臭い法人営業でした。もちろん、入社時の面接で「営業だけど大丈夫?」と言われていましたが、イメージしていたのとまったく違う、飛び込みや新規開拓のTELアポ営業でした。こんなことをするとは思いもよりませんでした。

生まれて初めて飛び込み営業をするのが怖くて踏ん切りがつかずお店の前を1時間うろうろしたり、なんてこともありましたが、慣れてくると、おいしそうな(店長に話を聞いてもらえそうな、という意味で決して美味しい料理店という意味ではない)お店を見つけたら、無意識で飛び込みするようになりました。

大雪の日に街道沿いで自動車関連の店舗限定で飛び込みというドえらいターゲットを絞り込んだ飛び込み営業をして、2社即決受注を頂いたこともありました(こんな日に飛び込みなんて大変だね。。。という同情からの受注でしたが・・・・・)
今思えば、あの当時の原体験がベースになっていて、現在でも受注が足りないなら、飛び込み営業でもTELアポで新規営業でもすればなんとかなるだろ、みたいな大らかな考えがベースになっています。

その後、法人(中堅・大手企業)営業、広告代理店向けの営業、パートナー開拓、フランチャイズ本部業務(開拓・SV)、財務、IT管轄等、色々な業務を任せて頂くようになりました。
経営陣に近いところで働くようになり、おのずと目線も視野も経営者に近いようになっていったのはよかったと思います。

③ モットーやこだわり

自分が一番大事にしていることは、社内の評価よりも「社外の評価」、自分のノルマ達成よりも「クライアントの目標達成」、です。そんな当たり前な?と思われますが、社員は自分の評価と給料を1つでも高くしようとするもの。給料に直結する社内評価に一喜一憂するものです。

例えば新規開拓件数が評価の対象になると、今までチェーン店本部1社で受注登録したものを、わざわざ店舗単位で新規受注登録を行い、従来であれば1社としかカウントされない新規受注が、10店舗の新規受注に生まれ変わっていたり。
そういうコスいことをやる人が実に多い。私はそんな姑息なことはしたくないので社内評価は厳しかったですが、その代わり、今でも信用して頂ける方々を沢山得ることができました。

クライアントにとって何の得にもならないけど、「私が言うなら」、ということでサービスを買ってもらったこともありますが、正直嬉しくないのでお断りすることもありました。
ちなみに、自分が転職することを連絡したところ、「飲みに行こう」と誘われまくり、現職に入社前2週間は毎日飲みでした 笑(コロナなのに・・・・・)。

④ 退職の経緯

前職でオーナーが変わり、コロナ禍を利用(悪用)して基幹事業そのものを捨てる、というあり得ない方針が立てられ、おびただしい社員の早期退職(実質リストラ)が行われました。私自身も部下の退職勧奨を断腸の思いで行いました。600人の全従業員がわずか3か月で120人です。

その後私の管轄する業務自体もなくすことになり、さらには社名変更等も行うことになったことで、私が入社した会社の面影がなくなろうとする今、そこにしがみつく、居場所を見つけるのは余りにも格好が悪いと思い、退職、転職を決意しました。

⑤ 転職活動の苦労

社会人になってから現在に至るまでの期間を、「履歴書・職務経歴書」というフォーマットに落とし込む作業にものすごい労力を費やしました。
自分がやっていたことを時系列で文字化する作業は、実際にやってみると本当に大変です。以前部下が転職する時、1日~2日あればできる、なんて言っていましたが、とんでもない!転職活動を開始してからほぼ毎日、2か月近く常にバージョンアップしていました。
転職をちょっとでも考えているなら、今のうちから「職務経歴書」を作り始めることをお勧めします。

あと、なんと言っても、40代でのこの時期での転職は書類不通過が当たり前ですが、本当にメンタルがやられます。自分が世の中に不適合者なのではないか? と自分自身を信用できないこともありました。けれど、幸いなことに前職での取引先からお声掛け頂いて内定をもらい、ちょっと自信がついてくると、立て続けに書類選考が通過し、最終的には4社から内定を頂くことができました(3社が1部上場)

これは自慢でもなんでもなくて、前職時代にクライアント評価を大切にしていたこと、あきらめず日々職務経歴書をブラッシュアップしていたこと、そして1ついいことができてから徐々に顔を上に上げることができたこと、が要因だと思っています。
私は内定を得るよりも退職決意が先でしたが、どんな内定でもいいのでまずは内定をもらってから退職に進むようにしてください。
転職にためらう方や、逆に退職勧奨をされた方も、自分に自信をもってクライアントのためにやってきたことや自分の経歴を第三者にも分かりやすく文字化することに注力してください。

⑥ 新天地について

前職は上場会社でありましたが、上場会社らしく細かくやるところと適当なところが混在していましたが、現職は同じく上場会社ですがちゃんとしています。テレワークをできる体制をすぐに準備して頂けました。同じ上場会社でも色々幅があるなあ、と社会勉強になりました。 笑
ただし、使う社内システムがバラバラで覚えられないです。。。前職もバラバラで、入社した人がなかなか覚えられないと言っていた気持ちがよくわかりました。 笑

現職は既存事業売上の利益が非常に大きく、いい意味で安定しています。しかし社内では、とくに上層部は定期的な朝礼などで危機感を感じているようです。
自分としては、前職とは全く異なる業界なので、まずはこの業界についてしっかり学ぼうと思っています。そしていつの日か、前職で親切にして頂いたクライアントや仲間たちに還元できればと思っています。
その結果、現職の売上・利益貢献にもなりますし、皆がハッピーになるはずです。

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