SDGs実現を目指す社会を研究するポスドク、データ分析担当に

SDGs実現を目指す社会を研究するポスドク、データ分析担当に

No.1212
  • 現職

    一部上場 大手インフラサービス企業 情報管理本部 データアナリティクス部 データ分析担当

  • 前職

    旧 帝国大学 大学院 特任研究員

浦 貴之 氏 32歳 / 男性

学歴:横浜隼人高等学校 普通科 特別選抜コース 卒
東京農工大学 工学部 化学システム工学科 卒
東京大学大学院 工学系研究科 博士前期課程 修了
東京大学大学院 工学系研究科 システム創成学専攻 博士後期課程 修了
TOEIC 798点
TOEFL-iBT 88点

はじめに

博士課程では、持続可能な社会を実現するための研究をしていました。
研究を通して、このような社会を実現するためには省庁などの政策立案側と、実際に商品やサービスを提供する産業側の連携が重要だと感じていました。主に政策立案に目を向けて研究を進めていましたが、どうしても産業側の視点が欠けていることが気がかりでした。

博士課程修了後も研究活動を続けていましたが、どうしてもビジネス側の視点からこの問題を考えたいと思うようになり、民間企業に転職しようと思いました。

転職活動開始

といってもいわゆるポスドクの転職ですので、そう簡単にいくものではないと覚悟はしていました。
私は大学院に入る前に就業経験があることと、年齢的な面もあって、完全に新卒ではなく中途採用の転職市場での挑戦となりました。さらに、コロナによって社会情勢が変化しつつある頃でしたので、手探り状態での転職活動となりました。

当初、よく名前を聞くいくつかの転職エージェントサービスに登録しましたが、担当して頂いたカウンセラーさんは皆マニュアル的な対応ばかりで、正直に申し上げて、ぐっとくるような方には出会うことが出来ませんでした。求人はあれど、サポートを受けている感覚もなく、ただただ時間が過ぎていきました。

エリートネットワークさんとの出会い

コロナ禍が始まろうという頃、ポスドク転職というキーワードでインターネットサーフィンをしていたところ、エリートネットワークさんの記事を見つけ、特に求人も確認せず直感で申し込んでみることにしました。
なんというか、他社さんとは違う人間味を感じたからです。中途採用ではスキルのマッチングが重要なのは当たり前ですが、職場も人と人の関係で成り立っている以上、候補者の人となりを理解することも、転職エージェントに期待する欠かせない仕事だと感じていました。それが他社さんではぐっとこない理由だったように思います。

緊急事態宣言が出される一週間前、エリートネットワークさんを訪ねました。唯一オフラインでコンサルタントさんとお会い出来たのはエリートネットワークさんだけでした。
ご担当頂いたのは転職カウンセラーの篠原さんという方で、人間味のあふれる方でした。一般的なコンサルタントとは違い、ビジネスライクな笑顔を作るというよりは話が面白いから笑うような方です。他の方の『転職体験記』を読んでいても、大体カウンセリングはそんな雰囲気のようなので、エリートネットワークさんの特徴の一つなのかもしれません。提示頂いた求人は多種多様で、その中から選んで応募していくことにしました。

エリートネットワークさんとの転職活動

大多数の人のキャリアパスとは異なるパスを歩んできたこと、またコロナ禍の影響によりオンラインでの面接となり、なかなか内定まで至らない日々が続きました。初回のカウンセリングで頂いた求人もほとんど弾切れ状態になり、面接の度に気分が落ちて悪循環に陥っていた気もします。
それでも篠原さんからは日夜コンスタントに連絡がきて、ちゃんと気に掛けてくれているのでまだまだ頑張らなければと、励みになりました。

エリートネットワークさんには知恵を絞って頂き、第二段の応募をしました。この頃は自粛期間の真っ只中で、社会的に隔離されている中、周りの人と飲みに行くことも出来ず自問自答の日々で、当初掲げていた軸も消えかけ、仕事があれば何でも良いかというような気分でした。
第二段では本当に興味の持てる業種だけに絞っていましたが、幸いいくつかの企業さんから面接の機会を頂きました。ただここでもコロナ禍で企業さん自身も五里霧中という感じで、針の穴に糸を通すようなスケジュール調整になり、やきもきさせられました。

この難しいスケジュールをやってのけた篠原さんには本当に感謝しています。特に興味があった企業さんとの面接の前には、篠原さんの上司の高橋さんも加わり、オンラインで闘魂注入して頂きました。当事者である私自身の士気が下がっていた点を指摘され、はきはきと話すようアドバイスを頂き、そこはしっかり実践してみようと思いました。

活動を振り返って

このような手厚いサポートもあり、面接はとても有意義な時間でした。面接担当者の方とも時間を忘れるくらいやってみたいことを語り合い、無事内定を頂くことが出来ました。
結果的に当初の軸からぶれず、持続可能な社会実現の一翼を担う企業で、今までの経験を活かせる職種でした。

振り返ってみると、興味の有る無しが面接態度に出ていたのかもしれません。もう少し演技というか自分を作り込むという技術も身に付けたいところですが、人となりをあまり偽らず、素直にアピールしたことはよかったと思っています。
また、そんなスタイルの転職活動もエリートネットワークさんだからこそ可能だったと感じています。篠原さんとはスキルや希望職種以外のことも色々話しましたし、私を理解するためなのか、他社さんとは桁違いのやり取りがありました。いつか篠原さんの人となりも知ってみたいと思ってはいますが、当座またお会いするようなことになるのも(また転職するのも)失礼ですし、またの楽しみにとっておくことにします。

最後に

最後に、今後博士号をもって民間企業に行こうと思われている方へのアドバイスです。

エリートネットワークさんのホームページにも書いてあるように、博士修了した方あるいはポスドクが持つ知識やクリティカルシンキング能力は民間企業でも十分ポータブルだと思いますし、実際に入ってみて環境ががらっと変わったとも感じません。

専門知識もさることながら、民間企業に転職する以上、テーマは大きく変わることもあると思います。大切なことはいつも自分の頭で考えて挑戦し、検証する癖だと思います。
要求される専門知識やスキルについては、アカデミアでは経験しようのないこともあります。そんなときは人間的魅力と伸びしろをアピールするしかないので、上に記したようなやり取りが苦手でない方は、エリートネットワークさんを利用してみるとよいのではと思います。

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