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医療機器メーカーの開発技術者、光学機器メーカーの研究開発職へ

医療機器メーカーの開発技術者、光学機器メーカーの研究開発職へ

No.1192
  • 現職

    東証一部上場 光学機器メーカー R&D開発部 ヘルスケア技術開発課 研究開発職(電気/ファームウェア)

  • 前職

    東証二部上場 医療機器メーカー 開発技術者
    グローバル第三者認証機関 品質マネジメントシステム審査員

小幡 幹彦 氏 33歳 / 男性

学歴:熊本大学大学院 自然科学研究科 情報電気電子工学専攻 修了
TOEIC 710点
出願特許 4件

・医療機器業界を志望した理由

私は幼少の頃父がおらず、母が働きに出ていたため、祖父と祖母に面倒を見てもらっていました。大学までは進路に関して特に深い考えもなく、ただコンピュータに興味があったという理由で工学部電気電子工学科を選びました。県外の大学に進学したため祖父と祖母に会う頻度も減り、半年に一度会うかどうかといった程度になりました。

そんな折、ほぼ1年ぶりに祖父母の家を訪ねたところ、祖母の様子がおかしくなっていることに気が付きました。
覇気がなくなり、働き者だった祖母が料理もしないようになりました。その時はちょうど祖母が体調を崩していた時期でもあったため、一時的なものかと思いましたが、その半年後、そのまた半年後と時を経るにつれ祖母の様子はどんどんおかしくなっていきました。
祖母は認知症になっていました。

祖母は周りを顧みない行動が多くなり、会話はちぐはぐになりました。自身の置かれている状況がわかっていなかったようでした。ですが、日頃から顔を合わせる家族故なのか、祖母の変化に気づいていたのは家族の中で私だけでした。父や母、祖父は「祖母が怠惰になった」と見えていたようです。家族は祖母に辛く当たり続け、祖母の認知症に付け込んだ質の悪い親戚がいることもあり、家族の仲は本当に険悪になりました。祖母の認知症は進行し続け、頼れた祖母は見る影もなくなりました。

私は祖母に何ができるか考えました。医学の道を志すことも考えましたが、せっかく学んだ工学知識を活かすことこそが私にできることだと考えました。そして、私は医療機器業界を志望し、当時認知症に効果があると噂されていた治療用の電気機器を開発する会社に就職しました。

・転職の動機

その後、私はその会社で精一杯開発業務に取り組みました。しかし残念ながら部署が医療機器の法規制を理解しておらず、開発は遅滞し、経営判断により開発中止となりました。それどころか会社は電気機器の開発自体から撤退を決め、私の学んだ電気の知識を活かす場は社内になくなりました。私は認知症関連の機器を作るため、自分のスキルを磨きたかったのですが、社内にその機会はなくなりました。私は自分のスキルを磨ける機会を求めて転職を決意しました。

その後、医療機器の法規制を担当する会社に転職しました。医療機器には電気的な安全性や電波の安全性が求められるため、それらの技術を学ぶためでした。しかしながら実際にはそのような業務はほとんどなく、自分のスキルを磨ける場が見つけられませんでした。更に、あまりの激務に同僚が次々と倒れていき、私の体調も悪化していきました。気がつくと、自分の目的からどんどんと離れていっていました。私は自分の目的を果たすため、再び転職することを決意しました。

・エリートネットワーク様との出会い、転職活動

転職を決断し、いろいろな人材会社にお世話になりましたが、結果は出ませんでした。設計開発を希望していたのですが、私の直近の業務内容で主としていたのは仕様の作り込みであり、実際の設計に役立てるレベルではなかったからです。
厳しい条件でしたが諦めずに探していたところ、エリートネットワーク様の求人に私の希望に合致するものを見つけましたので、連絡いたしました。まずは担当カウンセラーの方にカウンセリングを実施していただき、転職の動機や現在の状況をお話しいたしました。最初は緊張しましたが、担当の方には非常に気さくに対応していただき、すぐに緊張はなくなりました。

カウンセリングを通じて、自分の現職が平均と比較しても過酷であることがわかりました。また、「認知症に効果がある」機器ばかりを希望していたのですが、過去を振り返ると「家族が認知症と気づくための機器」が本当に私の作りたいものではないのかと気づき、視野を広げることができました。本当に有意義な時間をご提供いただきました。

実際の転職活動では、私の受けた会社では書類選考と計3回の面接がありましたが、そのたびにエリートネットワーク様の担当カウンセラーの方から「どのような点が重要か」「事前準備の内容」をわかりやすく教えていただけました。また面接のたびに推薦状を準備いただいていたようで、会社の方に対してプッシュになっていたようです。
面接の終了後には毎回電話でのフォローをいただき、サポートをいただけているという実感を得られ、非常に安心いたしました。特に最終面接では役員クラスの方との人事面接が初めてだったため、どのような準備をすればいいのかご担当者様に詳しくお聞きしたのですが、的確でわかりやすいアドバイスを詳しくいただけたため、準備を万全にすることができました。本当に勉強になりました。内定をいただいたあとの入社日も、現職とスケジュールの折り合いがつかず、入社を一ヶ月伸ばしていただいたのですが、その際の交渉もご担当者様に実施いただきスムーズに進められました。

また選考プロセスにSPIテストがあったのですが、システムトラブルがあり、一部のテストを受けることができませんでした。その際もご担当者様から素早く対応をいただき、またフォローの電話などをいただけましたため、安心することができました。

激務のため私のレスポンスがスムーズでなかった点を非常に申し訳なく思っているのですが、的確に必要な場面でフォローを入れていただくなど根気強くご対応いただけたため無事に転職活動を成功裏に終わらせることができました。

・エリートネットワーク様のサービスについて

2回目の転職で初めてエリートネットワーク様のサービスを利用させていただいたのですが、最も印象的だった点は適切なタイミングで必要なサポートを的確にいただけた点です。
私は現職の激務をこなしつつの転職活動であったため、マメな連絡ができなかったのですが、必要な場面でのレスポンスの速さ、的確なアドバイス、戦略的な転職方針をいただけましたため、午前上がりが常の私でも無事に転職活動を成功させることができました。
特に、面接終了後の電話でのフォローを、私の方のみならず応募先企業様にも実施していただいたため、面接でうまくアピールできなかった点の補足や、不明点のフォローアップを実施していただけました。

担当カウンセラーの方にはフランクかつとても親身になって話を聞いていただけまして、気分が沈みがちだった転職活動期間中も前向きな気分になれました。

私のように条件が厳しく、また激務で時間が取れない状態でも転職成功できたのは、ひとえにエリートネットワーク様だからこそだと思っています。エリートネットワーク様には私から見えない部分も含めフォローを多々いただいており、本当に感謝しております。これほど的確にフォローをいただけた経験は初めてでした。
もし再度転職活動をすることがあれば、ぜひエリートネットワーク様にまたご協力をいただければと思っています。非常に良いサービスを誠にありがとうございました。

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