【総合商社系シンクタンク】
【中央省庁 霞が関勤務 国家公務員総合職】
国木 直人 氏 33歳 / 男性
学歴:東京大学 法学部 卒
ドイツ・テュービンゲン大学 政治学修士コース 卒
TOEIC 920点
TOEFL iBT 95点
学生時代から「国際政治が社会の構造をどう動かすのか」を考えることに強い意義を感じていました。「社会が変化する中で時代を読み、日本のプレゼンス向上のために国家運営に携わりたい」という思いで、新卒で中央省庁のキャリア官僚を選びました。
就職後の数年間は、まさに激動の国際環境の真ん中に立つ日々でした。トランプ政権の登場やコロナ禍をはじめ、歴史的な事件が次々に起きる中で、国家の意思決定に関わり、政策策定・調整の現場に立ち続けました。
責任の重さと緊張感は常に厳しいものでしたが、「歴史の転換点となる政策策定に携わる」という経験はやりがいのあるものでした。
実務を通じて学んだのは、言語の重要性、文化を理解する意義、そして何より「現場に身を置き、自分の目で見ることの大切さ」でした。これらは、机上では決して得られなかった実感でした。
デジタル政策やAIガバナンスといった新分野にも関わり、常に国際社会の潮流を読んで、「何が日本の国益に資するか」を考え抜く経験は、難しくはありましたが、自分の視野を大きく広げてくれたと感じています。
一方で、中央省庁の激務の現実も厳しいものでした。職務の性質上、休日・深夜を問わず対応が求められることが常であり、家庭や自分の健康と仕事を両立させることの難しさを痛感しました。
「この働き方を10年後、20年後も続けられるだろうか?」。そんな問いが、自分の中で次第に大きくなりました。これが転職を真剣に考え始めたきっかけです。
そしてもう一つ、「政策をつくる側」の経験を経て、「社会や経済の現場を動かす側」に身を置きたいという思いもありました。
今回の転職活動で、自分が大切にした軸は大きく三つあります。
①柔軟で持続可能な働き方の実現
②自分のアウトプットが、確かなかたちで社会の役に立つこと
③知的な分析・思考に引き続き携われること
転職活動で最も難しく、そして最も意味のあった作業が、自分の思いを言葉にすることでした。
言語化した瞬間に、その言葉は自分の選択と行動に具体的な方向性を与えます。だからこそ、自分の思いを言語化するのは極めて慎重に、徹底的な内省を伴いました。
学生時代に公務員以外の選択肢をほとんど考えなかった自分にとって、それは人生で初めて「自分のキャリアと真剣に向き合う」体験で、想像以上に時間とエネルギーを必要としました。
最終的に、自分の軸に最も当てはまる選択肢として、総合商社直系のシンクタンクという新たなキャリアを選びました。
20年後に振り返ってみて、これが正しい選択だったと言えるかどうかはまだわかりません。一度しかない人生を後悔しないために、走りながら考えていきたいと、今はそう覚悟しています。
新しい職場では、これまで培ってきた政策知識や語学力を強みに、制度や規制の「手前」と「先」の両方に理解を深め、企業の意思決定にクリティカルな情報を提供できる存在を目指したいと思っています。
クライアント企業との太いパイプと採用実績・高い定着率で財閥系企業や上場企業を中心に各業界の大手企業各社から評価を頂いており、ハイキャリアの転職支援実績が豊富にございます。
各紹介先企業に精通した専任のカウンセラーが転職活動の各プロセスにおいて、職務経歴書の作成に関する具体的なアドバイス並びに添削、退職にまつわるノウハウも提供し、次の会社への入社に至るまでひとりのカウンセラーが一貫してサポートします。