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法人営業一筋からコロナ禍をきっかけに、人材開発部門にキャリアチェンジ

法人営業一筋からコロナ禍をきっかけに、人材開発部門にキャリアチェンジ

No.1426
  • 現職

    東証プライム上場 人材サービス企業 人事総務本部 人材・組織開発室マネージャー

  • 前職

    東証プライム上場 総合人材派遣企業のグループ会社 IT企業・製造メーカー向け法人営業職 
    東証プライム上場 企業向け人材研修企業 都内事業所の営業プレイングマネージャー → グループ営業統括室 営業支援担当

瀬戸 圭輔 氏 37歳 / 男性

学歴:首都圏の私立高校 卒
私立芝浦工業大学 工学部 土木工学科 卒
第二種衛生管理者

① 新卒での就職活動

新卒の就職活動は、「多くの人と関わることができる仕事」というざっくりとした志望理由で、営業・販売職に絞って活動しておりました。
特段業界は絞っていませんでしたが、とある合同企業説明会にて、話が面白く、仕事や営業の想いを大いに語る経営者の方と、1対1で話をする機会があり、惹き込まれてしまいました。
それが大きなきっかけとなり、その方が経営する技術者派遣の会社に入社いたしました。

② 1社目の担当業務・体得スキル

主な業務としては、
・ITおよび製造メーカーをターゲットにした法人営業
・上記企業へ派遣する技術者へのカウンセリング
・技術者の登録および採用面接対応
を行っていました。
当時、派遣技術者の年齢層は30~40代が中心でしたので、技術者のキャリアやスキルへの自信を損なうことのないように、話を傾聴すること、相手を尊重しつつも言うべきことはしっかりと伝えるアサーティブネスなコミュニケーションを意識し、そのスキルが磨かれていきました。

③ 1社目から2社目へ転職するに至った背景や理由・きっかけ

1社目から2社目へ転職するきっかけは、多くのお客様からお聞きした『やはり自社員を育てなきゃダメか・・・』のひと言でした。
リーマンショックや東日本大震災による長期低迷を脱し景気回復に差し掛かった頃、多くの企業様より、派遣技術者を紹介してほしいというニーズが復活してきましたが、ピンポイントで人材を紹介することが困難になっていきました。

人材のマッチング状況を定期的に報告すべく、多数のお客様とコミュニケーションを図っていましたが、他の派遣会社の営業からも同じように、紹介可能な人材がいないという報告が上がっていた時期でした。
冒頭のひと言を、同じ時期に複数のお客様からお聞きしたことで、今後のキャリアとして【人材育成】の業界を選んだら面白いのではと考え、転職活動を行い、”縁とタイミング” によって、2社目の社会人対象の研修事業を主とする企業への入社が決まりました。

④ コロナ禍をきっかけに営業からキャリアチェンジ

2社目では営業の本質や楽しさを知ることができましたが、コロナ禍を機に、今後のキャリアを深く考え始めました。
外部の社員育成に携わる営業職だと、研修後の行動変容を自身の目で追うことができず、本当に研修が有効だったのだろうか?と疑問に感じていました。
今後のキャリアを考えたときに、人材育成の仕事をより深く理解したいと感じ、上司に直訴して社内の人材育成に関わることになりました。実際にやってみると、思い通りにいかないことが多く大変ではありましたが、試行錯誤することに楽しさを覚え、より深くこの仕事をしていきたいと思いました。

⑤ こだわったり、譲れないと考えた軸

転職活動での軸は、社内人材の育成を専任の部署で企画・実施できることでした。
直近の2年間で社内人材の育成に携わり、直接社員が成長する姿や、もがく姿を目の当たりにし、働きがい・働く楽しさを実感できる人材を自分の手で沢山創っていきたいと考えるようになりました。
前職では、人材開発業務以外でも様々な業務を行う立場でしたが、集中力や労力が分散し、やりたいことができずにいました。そのため、人材育成を専任で集中して取り組める環境を望み、転職活動を始めました。

⑥ 転職活動を通じて、気づいた点や学んだ点、あれば反省点

・気づき
良い転職活動を行うためには、【自己理解】・【転職希望先の絞り込み】・【他者からのフィードバック】の3点が重要であることを学びました。
今までの経験で自身が本気で思考し、楽しめた仕事は何だったのか、それはなぜなのかという点と、今後もっとこういう環境だったら・業務だったら、自身がより楽しんで仕事ができるだろうか、ということを沢山ノートに書き留め、【自己理解】を深めたことにより、「自社員の育成をチームメンバーとともに行いたい」という明確な希望が浮かび上がりました。

また、自身がやりたい仕事を専任で任せてくれる、そんな転職先はどういう特徴があるだろうかと考え抜き、分業化がはっきりしている大企業を中心に応募しよう、という【転職希望先の絞り込み】を行うことで、役員面接選考まで通過する企業や内定をいただく企業が増えていきました。
ただ、上記2点については、私ひとりで考え抜いたものではなく、前職の友人であるキャリアコンサルタントや、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの方など【他者からのフィードバック】をいただくことによって、明確にブラッシュアップされていき、結果として満足のいく転職活動を行うことができました。

・反省点
今後のキャリアの軸を明確にして転職活動を行っていたものの、どこかで前職のストレスから逃げたいという気持ちがありました。その際に、エリートネットワークのカウンセラーの方からご指摘いただいた厳しいフィードバックにより、『このままでは活動が長期化して、満足のいく結果にならない』と気づき、企業分析・自己分析を今までより更に深めていきました。
「今後はこの仕事を本気で取り組みたい!だからこそ、次のステップを選択するんだ!」という強い決意がなければ、転職活動は成功しないということを、改めて感じました。

⑦ 次の職場に賭ける意気込みや覚悟等

次の職場では、人材開発のプロ集団とともに仕事をしていくことになります。
人材育成業界の営業職としては6年以上のキャリアはありますが、人材開発部門での経験は2年程度しかありません。入社後、今までの知見の学びほぐしを行いながら、新たな職場で学習をし続けていきます。
ゆくゆくは、自身が育成に関わった社員がより前向きに、より高いパフォーマンスを発揮できる人材に育ち、更にその周りのメンバーに伝播していく、そんな人づくりに貢献していきたいです!

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