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ISMSを運用する情報セキュリティ管理者の転職

ISMSを運用する情報セキュリティ管理者の転職

No.729
  • 現職

    一部上場 通信会社 ISMS推進事務局 リーダー

  • 前職

    大手広告代理店グループ 情報セキュリティ運用のコンサルタント

山室 史孝 氏 31歳 / 男性

学歴:愛知淑徳大学 コミュニケーション学部 ビジネスコミュニケーション学科 卒
初級システムアドミニストレータ試験
Microsoft Certified Solutions Associate (70-290/70-680/70-686合格)
ITIL Foundation
JRCA認定 ISMS審査員補

はじめに

私の転職体験について述べさせて頂く前に、まずは簡単に私の職務経歴を紹介させて頂きます。

大学時代:内定を頂いた雑誌・広告制作プロダクションで、インターンシップとして約1年間勤務するも内定を辞退。
職務経歴1:大学卒業と同時に関東に引っ越し、東京ディズニーシーでキャストとしてアルバイトをする。 (約6カ月)
職務経歴2:知人の紹介で電気機器メーカーに契約社員として入社し、ソフトバンクショップで携帯電話の販売を行なう。 (約1年)
職務経歴3:Web制作会社に正社員として入社し、社内SE 兼 情報セキュリティ管理担当として業務を行なう。 (約5年10カ月)
職務経歴4:大手広告代理店向け情報セキュリティコンサルタントとして契約社員として入社し、ISMS認証更新に向けた広告代理店グループ企業各社へのコンサルティング及びセキュリティ統括事務局運営を行なう。 (約7カ月)

ご覧頂いた通り、決してきれいな職務経歴とは言えず、その上、直近の仕事の退職後にリフレッシュを兼ねて田舎で農業の手伝いなどをしていたため、退職時点から就職活動のスタートまで約2カ月の期間が開いてしまっていました。

この経歴だけを見るとほとんどの採用担当者に、「NO」 と言われることが目に見えていましたので、職務経歴書の作成にあたっては、如何に自分のこれまでの実績と身に付けた実務スキルに注目して頂けるかという点を書類選考における勝負のポイントとし、自分の納得のいく職務経歴書を作成できるまで推敲を重ねました。

また今回の就職活動においては、自分が希望する職種が見つかるか否かという点も私にとっての大きな賭けでした。私が希望する社内の ISMS を運用する情報セキュリティ管理者 という職種は大変ニッチなポジションです。就職活動前から希望の求人案件が楽に見つかるとは思っていませんでしたが、実際に探してみると案の定、求人情報を見つけることができませんでした。
そのため、早々に自力での検索を諦め、就職支援サービスへの登録を開始しました。

転職活動

まず手始めにリクルートエージェントなど求人件数が多いと言われている大手人材紹介会社を中心に登録を開始しました。サービス開始にあたっては人材紹介会社の担当者と面談し、これまでの職歴や希望職種についてお話ししたうえで、求人案件をご紹介頂くのですが、私が希望する 「情報セキュリティ管理」 「東京」 「正社員」 という3つの条件に適合する求人は、合計しても3 〜 4件しか見つかりませんでした。しかし、この時はまだ就職活動の序盤でしたし、これからもっと色んな求人を紹介頂けるはずと強気に構えていました。

特に収穫がないまま面談から一週間が経過した頃、担当者から一通のメールが届きました。中身を確認してみるとそこには、「より多くの企業 (曰く30社以上) へ応募することをお勧めします」 という旨と、「以降は自動求人送付 (求職者の希望職種に合致していると思われる求人案件を機械的に通知する機能) へ切り替えます」 という旨が記載されており、それ以降、私の希望職種に該当する求人の紹介はゼロという状況に陥りました。

この時私は、大手と言われる人材紹介会社が求人案件を持っていないということは、現在の求人市場に私の希望職種の求人は存在していないと判断し、情報セキュリティ担当の職種を諦め、業務経験のある他の職種へ応募していく方針に切り替えました。
そして数十社の企業に対して人材紹介会社に応募依頼をしました。

しかし、結果は全て書類選考不通過。
求人案件への応募というのは不思議なもので、応募依頼という行為自体は 「どうせ、ダメもと」 で気楽にできるのですが、いざ不通過の連絡が来ると、ダメもとであったはずなのにヘコんでしまうところがあります。しかし、いつ就職できるか先が見えないため、応募し続けるしか道はなく、精神的に辛い日々が続きました。

(リクルート社のサービスを利用して1カ月程経過した頃に、「数十社に応募しているのに、なぜ一社も書類選考を通過しないのか? 」 と問い合わせたところ、リクルート経由で応募する他の応募者との比較検討の結果、ほぼ100%の割合で推薦不可となっているとの回答を頂きました。私の職歴だけを見て判断されたのでしょうが、少なくともその事実は伝えて頂きたかったです。)

この頃から就職支援サイトなどを利用しながら、再び自力で求人の検索を開始しました。そこで(株)エリートネットワークさんが掲載している求人情報を発見し、応募のためのアクションを起こしたのです。

転職カウンセラーの杉本さんとの出会い

求人案件への応募に先立ち、まずは(株)エリートネットワークさんのオフィスに赴き、カウンセリングをして頂くことになりました。今回の就職活動で人材紹介会社の面談を受けるのは4回目でしたので、梅雨の小雨が降る中、多少の面倒臭さを感じながら銀座を歩いて行ったのを覚えています。

オフィスに到着し杉本さんにカウンセリングをご担当頂きました。それまでの面談と同様にまず自分の職務経歴と希望条件をお話しし、その内容を踏まえて求人案件をご紹介頂くという流れでしたが、他社とは大きく違う点が二点ありました。まず一点目が、自分の希望職種である情報セキュリティ担当のポジションの求人を十数件お持ちであったこと。

二点目が、転職カウンセラーである杉本さんご自身が、採用先企業の人事担当の方と直接コミュニケーションをとられているため、応募先企業の状況をよくご存知であったという点です。更に言えば、お話しを聞く中で採用先企業の人事担当の方と良い関係性を築かれているということを端々で感じることができ、私にマッチする企業があればしっかりと売り込んで下さるに違いないという大きな期待を抱くことができました。

早速、カウンセリングの翌日から十数社の企業に対して応募を進めて頂きました。
その後の展開は実にスピーディで、応募した企業のうち数社から一次面接のご連絡を頂き、杉本さんから事前に各社毎の面接に於けるアドバイスを頂くと共に、面接準備の時間も含め余裕を持った日程調整にご尽力頂きました。また、一次面接が不通過であった企業については、面接後に人事担当の方にヒアリングした内容をフィードバック頂き、ウィークポイントを改善したうえで、次回以降の面接に臨むことができました。

その結果、それまでの就職活動が嘘であったかの様にスムーズに採用選考が進み、杉本さんとのカウンセリングから1カ月も経たないうちに希望職種のポジションで、第一希望の企業を含む3社から内定を頂くことができました。
これは採用企業と私の両方に対して丁寧なケアを行ない、上手に両者をつないで下さった杉本さんの御蔭だと思います。

最後に

よく就職は 縁 だと言われますが、自分自身がその 縁 を掴みに行くことも、縁 を掴むためのお手伝いをお願いすることができるところも就職活動の面白さだと思います。
ただ、縁 を掴むためのお手伝いをお願いする先を間違えると、非常に辛い就職活動になりますので、是非より多くの方に(株エリートネットワークさんの存在を知って頂ければと思います。


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株式会社エリートネットワーク 御中

この度は誠にありがとうございました。
つないで下さった ご縁 を大切にし、自分の力を存分に発揮できる環境で、しっかりと永く勤め上げたいと思います。

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