日仏ハーフのソルボンヌ大卒の新卒、日本での就活に成功

No.696
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    大学生  未就労

高江 広美 ピアトリス 氏 22歳 / 女性

学歴:ソルボンヌ・ヌーベル大学 (フランス) 経営学部 英語・経営学科 卒
TOEFL iBT スコア106 /120
日本語能力試験1級

目次
  1. 日本での就職活動
  2. 就職活動は、焦ってはいけない
  3. (株)エリートネットワークを通して出会った企業
  4. グローバル人材へのメッセージ

日本での就職活動

私は日仏ハーフで、フランスで生まれ育っています。教育も全てフランスで受けています。大学卒業後、日本で暮らすという念願の夢を叶えるため、日本で就職活動をする事を決意しました。元々日本人の友達が多く、アイデンティティーとしては日本人に近いのではないかとずっと前から思っていたのです。フランスの大学を10月に卒業し、10月の終わり頃に新卒として日本での就職活動を開始しました。フランスとは全く違うので、履歴書やエントリーシートの書き方から全て覚えなければなりませんでした。

最初に驚いたのは面接官に 「既卒」 と呼ばれた時です。フランスでは卒業してから就職活動を始めるのが一般的であるのに対し、日本では大学3年生の時から活動し始めている。。。? 日本では当たり前の事を私は知らなかったので、もう少し下調べをする必要があったと今反省しています。

遅れをとってしまった中で、いかに短く効率的に就職活動をするにはどうすれば良いのか悩みました。そこで人材紹介のサービスがある事を知りました。
日本の一般的な人材会社を利用したり、自分で媒体を見て様々な会社の説明会に参加をしてみたり、忙しい日々が続きました。どこへ行っても、海外から来ているのにも拘わらず 「既卒」 という日本ではネガティブとされているカテゴリーに入れられ、空しさを抑えながら必死に頑張りました。

就職活動は、焦ってはいけない

業界、職種を絞って就職活動をする方もいますが、私の場合は特に絞らず (興味のない業界は受けない程度に絞っていました)、働く上で語学が使える、雰囲気が良い、幅広いスキルが身につくなど、いくつかの条件を決めて探しました。
仕事の経験は、以前フランスで日本の有名な大手メーカー会社で4ヶ月間のインターンシップをした位です。仕事の内容が面白かったので日本でその会社を受けましたが、SPIという筆記試験で落とされてしまいました。他の企業もやはりSPIで落とされ、とにかく早く仕事を見つけたいと思い、海外で生まれ育っている私には時間がかかる対策が必要なSPIのある会社は眼中から外しました。

最初に決めていた条件に拘らず、正社員ならどこでも良いという思いで動いた結果、ある人材会社から内定が出ました。元々その会社のサービスを利用していたのですが、流れでそこを受ける事になったのです。筆記試験はなかったので、面接でがむしゃらに頑張りました。
4月まで少し時間があったので、日本のビジネス環境に慣れるためにインターンシップを2ヶ月間させてもらうことになりました。とても雰囲気が良く、社員達にもとても良くしてもらったのですが、語学は全く使えず、業務をこなして行く中で会社の考え方の軸の部分が合わないことに気付いてしまったのです。

結果的に内定を辞退することになりました。リスクが高く、とても勇気がいる決断・行動でしたが、再度就職活動を続ける事にしたのです。
自分が決めた条件を無視して焦って入社をすると、後悔する可能性が高いです。私はインターンシップで気付いたので良かったのですが、本格的に正式入社してからですと早期退職になってしまうので、慎重に考えないと危険ですね。

(株)エリートネットワークを通して出会った企業

面接にも慣れてきて、複数の企業の最終面接に進んでいましたが、納得できる企業が少なかったため、(株)エリートネットワークのサービスを利用することになりました。紹介して頂いたある企業に高い関心を持ち、受ける事になりました。雰囲気がとても良く語学も使える外資系です。フランクな方が多く、日本の企業とはだいぶ雰囲気が異なりましたが、今までで一番居心地が良く感じたのです。業務内容もとても面白そうでしたので、私の中で第一志望となり、幸いな事に内定を頂きました。今度こそ慎重に選んだ企業なので、長く勤められるよう精一杯頑張ります。これからのキャリアが楽しみで仕方ありません。

就職活動の具体的なカウンセリングから、企業の内定が出るまで、担当カウンセラーの杉本さんにフルサポートして頂き、とても親身になって下さり、安心して面接を受ける事ができました。私の立場を考えて下さり、本当に合いそうな企業だけを選んだ上で紹介して頂きました。お世話になって良かったと心から思います。

グローバル人材へのメッセージ

私の経験からすると、日本の企業は殆どの場合、外国の学生さんには合わせていません。
応募の時期、筆記試験、多くの企業は外国の方にも全く同じ選考プロセスを求めます。 (ごく一部の大手企業にはグローバル枠があります。)
外資系を受けるなら別ですが、どうしても日本の企業が良いと思ってらっしゃる方は、それなりの心構えが必要です。筆記試験がある場合、しっかりと対策をしておく事。面接では自分が置かれている状況を企業にしっかりと説明し、まず理解を深めてもらう事が大切です。理解をしてもらった上で、明るく熱意を持って目標や夢を語れば、受かります。それから、私のように過ちを起こさないよう、始めから妥協せずに会社を慎重に選んで受けて下さい。
必ず素敵な企業に出会えます。応援しています!!

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