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流通・小売業界のプロの転職。

流通・小売業界のプロの転職。

No.663
  • 現職

    外車ディーラー  店舗開発部門  責任者

  • 前職

    持ち帰り弁当FCチェーン  本部 加盟店開発  管理職

西海 進司 氏 48歳 / 男性

学歴:東京国際大学 商学部 商学科 卒

私の直近の転職活動につきまして、少しお話をさせて頂きます。

私は新卒で一部上場の当時最大手だった流通業の会社に入社しました。大学の専攻が商学部でしたので、在学当時から将来は流通の業界で働きたいという意志を早い時期から持っていました。

入社が1988年4月でバブル経済の始まる少し手前ぐらいの時期です。気がついたら既にバブル期に突入し、商品が飛ぶように売れ、お客様も相当な数で、毎日お店がごった返していて忙しい記憶しか残っていません。

バブル期とその後の不況時代を共に経験しました。そんな変動した時期の中、店舗マネジメントの基礎知識、応用を学び、何よりも学んだことは人との 「コミュニケーション」 の重要性です。これは今に至るまで自身のスキルの基盤となり、すごく仕事に役立っていることは言うまでもありません。

しかし、どんな時代にも景気が悪くなれば会社の業績に影響し、その影響で従業員にも様々な影響を与えるものです。
入社から8年半、30歳の時に関連会社への出向の話があり、残るか、それとも社外の新しい環境へ移り、スキルアッップを目指すか、社会人として初めて大きな選択を迫られた時期でした。

私はまだ30歳という若さから、新しい職場でスキルアップや能力の向上を図る選択をし、就業しながら転職活動をし、飛躍の場を求めました。
活動から半年、外資系の雑貨、アパレル等フルライン商品を扱う有名ブランドのチェーンストアへ転職する決意をしました。

同じ流通・小売の業界なので仕事の環境に慣れるのは早かったです。ただ外資という経営環境は自己管理の徹底と自身のスキル、キャリアアップをものすごく重視しており、自分自身で目標を掲げ、結果を出していくという強い意志と行動力を持って取り組まなければいけないといこと、つまり高い 「管理レベル」 の重要性を学びました。

そんな中、8年間を店長として新店、旗艦店を任せて頂くチャンスをもらい、その後、本社で店舗開発業務、物件開発、契約、施工、メンテナンスとトータルに携わり、また社内のプロジェクト・マネージャーの役割を担い、新店、改装、閉店等の社内外の調整、折衝、交渉を行いました。

社内外問わず、多くの方々と接し大きなプロジェクトに携われたことは、今思い返すと関わる人に恵まれたことと、これまで培ってきた 「コミュニケーション」 と 「管理レベル」 の自身のスキル向上が大きかったと思います。

しかし、2011年9月にグループ全体の方針として、チェーンストア部門の縮小、私が所属している部署のアウトソーシング化に伴い、併せて45歳以上の早期退職の発令があり、当時46歳の私も勿論対象になり、熟慮の結果、早期退職に応じ、勤続15年で退職する決意をしました。初めての 「リストラ」 の経験です。


その後、転職活動をし、退職から5カ月後に新しい会社から内定をもらいました。

2013年9月18日より、今在籍している会社で働いていますが、私は今の会社に入る前、外資系の会社を退職してから2社、短期間ではありましたが就業した経験があります。

外資系の会社退職後の2社についての退職理由は正直、私自身の見通しの甘さです。

リストラを経験し、とにかく早く働くことしか考えてなかった為、こういう結果になってしまったと反省しています。

ポイント

今回の転職活動での私なりのポイントを少しお話させて頂きます。

外資系会社を退職した時、会社都合の退職だった為、再就職支援会社の支援を頂けました、その時、履歴書、職務経歴書、面接、企業分析の仕方のレクチャーを受け、ある程度の転職活動のノウハウ、知識はありましたので今回は下記の点をポイントに置き、転職活動を致しました。

【転職活動のポイント】
[1] 職種を明確にする。
私は職種を店舗開発、店長、SV、バックオフィス業務、未経験応募可の営業職、マンション管理と明確に優先順位を付け、徹底してこの職種の求人に絞り込み活動しました。

[2] 自身の棚卸をする
自身の今までの職務経験を整理する。現在どういうスキルを持っていて、何ができるか? どういうことにチャレンジできるか? 今後の自身のキャリアアップの考え等。

[3] 自分自身に合う人材紹介会社を探す
[1] [2] を整理した上で、自身に合う人材紹介会社を探し、担当コンサルタントの方へ自身の職務経歴、経験スキル等できることを共有し、常にコミュニケーションをとり、自分自身を正しく理解してもらい、アピールをしていくことが大事です。人によっては複数の紹介会社へ登録する方もいます。私も5社程登録しましたが、登録後まったく連絡の来ない紹介会社もあります。

必ず1社、メインの紹介会社を決めることをお勧めします。私の場合は一番レスポンス、対応の早い、そしてお互いコミュニケーションが取り易い紹介会社である(株)エリートネットワーク様をメイン紹介会社とさせて頂き、活動をしてきました。積極的な求人案件の紹介、サポートを頂き、その結果、8月上旬の登録から1ヶ月半で現在の会社に内定できました。

勿論その他の活動も重要です。リクルート、en-japan、DODA、マイナビ等ネット検索による情報収集、ハローワークの活用等を通じて、現在の自分の年の数ほどの求人応募は必要です。私の場合、48歳ですので50社には最低応募致しました。

転職活動は大変です。特に40代、50代の転職に対する間口は非常に狭いです。

最後に

私なりに転職活動のポイントを記載させて頂きましたが、転職活動は孤独です。
しかし決して一人で抱え込まず、必ず相談、報告できる相手 (家族、友人、紹介会社のコンサルタントの方等) を作っておくこともお勧めします。

周りの目は気にせず、自分の状況に合う転職活動”期限”を設定し、確実な転職活動を行っていくことが大切です。

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