本日現在:1212 転職体験記
No.658

乳飲み子2人抱え、外資系銀行から 大手コンサルファームへ。

前職
外資系銀行  ミドルオフィス (管理課)
現職
大手ITコンサルティングファーム  グループセクレタリー
房本 智子 氏 / 36歳
Bellevue Community College(米国) Associate in Arts 卒
TOEIC790点
日本証券業協会一種外務員
内部管理責任者

2度の会社都合での予期せぬ退職

金融バブルと言われていた2006年、外資系証券会社に転職し、ファンドに関わるオペレーションに従事する傍らプロジェクトにも参加させてもらうなど、手を挙げれば任せてもらえる環境の中、私自身日々キャリアアップに勤しんでおりました。プライベートでは結婚もし、公私共に充実した日々に幸せを感じておりました。そんな中、突如リーマンショックが訪れ、あんなに羽振りの良かった会社が次々と業務を縮小し、それに伴い大規模なリストラが行われるとの噂が広まってきました。

まさかと半信半疑の中、それがあまりにも突然、現実のものとなりました。ある日の朝、さっきまで一緒に働いていた上司、同僚が突然、人事部に呼び出されたままデスクに戻って来られずに会社を去っていくという恐ろしい事態が起こりました。まさかのリストラ強行で、それはとても恐ろしく、身を縮めて静かに時が過ぎるのを待ちました。午前中にリストラ対象者に対するアプローチが行われる中、ランチの時間になると、他部署の仲のいい同僚と携帯メールで在籍を確認し合い、明日は我が身とビクビクする日々が数ヶ月に渡り続きました。その後、少しずつ落ち着きを取り戻しつつも、なんとか生き残るために無我夢中で仕事に打ち込みました。

そんな中、妊娠が発覚。仕事も大切でしたが、掛け替えのない命を授かり、母になる楽しみと少しの不安を抱きつつ新しい命の誕生の準備にいつしか過去の辛い時期のことを忘れていました。そして、産休に入り無事2009年12月に長男を出産。普通ならば1年間の育児休暇取得となりますが、会社が厳しい状況にある中、少しでも早く復帰しなければ解雇されてしまうかもしれないという焦る気持ちもあり、結局、保育園の入園申請も出産前に済ませ、翌年の4月に4ヶ月に満たない状態で子供を保育園に入れて復帰することを決めました。

保育園の入園通知を受け取り、早々に会社に復帰連絡を入れた時です。上司に 「復帰についてゆっくり話しましょう。」 と言われました。そして後日、時間をとって電話で話すこととなり、相手方に同席した人の中に、人事担当者がいました。その瞬間、戻れないことを確信しました。案の定、「あなたのポジションをクローズしました。戻って来られても席が用意できない。それにしても産後4ヶ月の復帰なんて早過ぎるからもっとゆっくり育児休暇を取得して、本来の復帰時期にポジションに空きがあれば戻ってきたらどうか? しかしながら、戻れるかどうかの約束はできない。」 と早口で言われ、目の前が真っ暗になりました。

「転職・・・」 この2文字が頭をよぎりました。子供抱えてフルタイムで転職したなんて話を周りで聞いたことありませんでしたし、大不況の真っ只中でした。それでも理想の働き方を考えていくうちに、私は職務領域に制限のない環境で仕事を通じて自分自身を向上させていきたいという気持ちが強いことを再認識しました。そして、その時点でパートの選択肢は消えました。正社員で転職なんて無謀かと思いつつ、気付くと数社のエージェントに駆け込んでいました。事情を話すと、「あなたが前職に転職した時に比べると転職活動が本当に厳しくなっています。しかも今は不況の真っ只中。採用凍結の企業も多いので一つの求人枠に応募者が殺到します。更にお子さんがいるとなると尚更厳しいですよね。」 と。

それでもやれるだけやりますと言い残して帰ってきました。当時、ご紹介頂いた求人には全て応募しました。どこか引っかかって欲しい。そんな気持ちでした。ほとんどの企業が書類選考で落ちました。保育園には事情を話し、「求職中」 というかたちで3ヶ月間だけ、無職でも在籍させてもらえることになりました。逆を言うと3ヶ月で職が決まらなければ保育園を退園しなければなりません。そうなれば働くという選択肢自体なくなってしまいます。とにかく必死でした。紹介して頂いた案件以外にも自らインターネットで求人を1日中探し続けるという日々を送り、最終的に某外資系銀行から内定を頂いたのが、退園期限ぎりぎりの6月末でした。それからフルタイムで育児と仕事の両立が始まりました。

会社都合2回目

新しい会社は外資系の銀行ながら社員に情のある会社だと感じました。オファー面談で人事部の方が 「リーマンショックの苦しい時でも堅実な経営を続けてきたため、社員を解雇するなどということはなかったですよ。」 と誇らしげに話していたのをよく覚えています。私が入社してから育休明けで復帰した社員も何人も見てきました。そんな会社に無事転職し、仕事も育児も順調にこなし、また落ち着きのある日々を送り1年が経った頃、待望の第二子妊娠の発覚でした。

今回は、前職のような解雇の心配もなく産休・育休が取れる環境の中、産休に入る私に上司は 「復帰してくるのを待っているからね。」 と心強い言葉を掛けてくれました。そして、5月に第2子を出産し、2人の育児に奮闘する毎日を送り、せっかくの育児休暇中に資格でも取ろうかと勉強も始めました。そして、11月も終わりの頃、直属の上司から1本の電話が入りました。「実は、我々の所属する個人金融部門が日本から撤退することになり、来年5月に営業を終了することになりました。残念ながら営業終了から3ヶ月後の8月末までに退職して頂かなくてはならなくて・・・・・」 とのこと。
声も出せず無反応になっていました。「育休中にまたか」 と、自分の運命を呪いました。そして、2人の子供を抱えて再度 「転職」 の2文字。もう、半分諦めていました。でも、半分は諦めていなかったので、その日のうちにあるエージェントにコンタクトをとり、この育児休暇を利用して転職活動を再開する決意をしました。それが今回の転職活動となります。

子供2人を抱えて転職活動再開

12月に入り、本格的に動き出しました。5月まであと半年! 前回で転職の難しさは充分理解しているつもりでした。少しでも早い方がいい。幸い、育児休暇中ということもあり、時間だけはたくさんあったのでエージェント数社に登録し、日本語、英語の職務経歴書の作成にじっくり時間を使うことができました。前回の転職で書類選考の厳しさは分かっているつもりでしたので、なんとか面接まで行けるように、応募する企業によって見せ方や表現を変え、その職種に必要な資質を盛り込んだ書類作りを常に心掛け、少しでも求める人物像に近い書類を作成するよう努めました。
企業にとって私は30代半ばの2人の子持ちという悪条件であることも認識していましたので、業種、職種、条件は一切問わずに私の経験を買って下さる企業とご縁があればどんな仕事にでもチャレンジしようと思っていました。

しかし、どんなに条件を下げても、経験重視の中途採用活動をする企業が多い中、未経験の業界、職種で書類選考を通過した企業は一つもなく、面接の連絡を頂けるところは全て経験のある金融機関の求人でした。それでも面接に呼ばれるだけありがたく、チャンスを無駄にしないよう、面接では熱意だけはしっかり伝わるような受け答えや振る舞いをしてきたつもりでした。企業研究もその都度入念にやりましたし、どんなことを聞かれても、それに対して具体的な事例を交えながら、お役に立てそうな部分を強調して答えられるよう準備していました。

残業対応は? 子供が熱出したら? と、子供がいたら当たり前の質問も 「両親のサポートがありますので残業も対応できます!熱を出しても両親に預けられます!まったく問題ありません!」 と、全てポジティブに答えました。面接を受けた数社の企業では2次面接まで進むこともできました。

しかし、それ以上進める会社はありませんでした。その理由はいつも 「長く働いてもらえなさそう。」 という理由。「なぜ? あんなにポジティブに話しているのに、一体どう答えればいいの?」 と自問自答する日々。そうこうしているうちに育児休業終了が迫ってきました。幸い (?!) 下の子も4月に保育園に入園が決まっていましたので、復帰できなければ子供2人一緒に退園の恐怖。5月末で営業終了と予め分かっていましたが、5月1日から1ヶ月だけ復帰させてもらい、復職証明を会社に書いてもらうことで保育園をキープしました。その時点で転職活動再開から既に半年が経過していました。

そして遂に5月末を迎え、勤務する銀行の営業が終了し、6月から転職先を探すために会社から与えられる特別休暇に入りました。その頃にはエージェントからの紹介案件は1ヶ月に1、2件程度金融の案件があれば良い方になってきました。1社1社に勝負をかけるつもりで丁寧に書類を作成し、なんとか書類選考が通過した時は入念な準備で面接に臨みました。それでも最終まで行けない。もうこれ以上何をしたら良いのか分からなくなっていました。応募する会社もなく、迫る退職日に焦り始めました。身動きが取れない! まさにそんな状況でした。寝ても覚めても仕事の事ばかりが頭から離れませんでした。少し、鬱病のような症状も出てきました。朝からソファに座ったまま夕方、子供が帰って来る時間まで動けないなんていう日もありました。気力も失い、ボーっとする日々。家族も心配しているのを分かってはいますが、やる気も出ず、家に引きこもっていました。

(株)エリートネットワーク今沢さんとの出会い

そんな日々を送りながら、7月中旬になり、正社員を諦めて派遣で働こうと重い腰を上げてボーっとインターネットを見ていた時、(株)エリートネットワークさんのサイトにとても興味深い求人が目に留まりました。サイトでは珍しい社名入りの求人案件で、ある大手企業のバックオフィスの求人でした。業務内容も幅広く、人間力が問われるチャレンジングな面も持ち合わせた非常に魅力的な求人でした。求人内容を読むと下の方に 「金融業界就業経験のある方歓迎」 とありました。その求人案件は未経験の業界で、未経験の職種ではありましたが、金融業界就業経験者として一か八かチャレンジしてみたい! と思いました。すぐにその求人の下にある 「この求人に応募できるか相談する」 というボタンをクリックし登録をしました。

そして、後日、連絡を下さったのが今回ご担当頂きました転職カウンセラーの今沢さんでした。すぐに面談の日にちが設定され、銀座のオフィスに向かいました。
今沢さんの印象は、とても真面目で誠実な方とお見受けしました。面談が始まってからは私の経歴を最初から丁寧に確認しながら、私のこれまでの経験や今後の意向など細かく熱心に聴いて下さいました。そして、その日のうちに、10社近く求人案件をご紹介頂きました。
どれも、今までお目に掛かったことのないような魅力的な案件ばかりでした。その中から私の意向と経験を照らし合わせながら数社に応募することに決めました。もちろん、その中に私が自ら問い合わせをした求人もありました。でも、どんなに私の志望度が高くても、今まで、たったの1度たりとも未経験業界の未経験職種で書類選考に通過したことはありませんでしたので、応募したものの今回もどうせだめであろうと心の中では諦めていました。

そんな中、数日後、今沢さんから1通のメールを頂きました。問い合わせした志望度の高い企業からの書類選考通過の連絡でした。信じられない気持ちで一次面接を控え、今沢さんから面接に呼ばれた際の心構えや準備についてアドバイスを頂きました。一つは、「企業研究には1社につき最低5時間を費やして下さい。」 とのこと。それと 「面接に行った際は、是非内定を頂きたい旨を言葉で伝えて下さい。」 とのことでした。今まで何度も面接を経験してきましたが、1度たりともそんなことを言ったことはありませんでした。

また、今まで企業研究にはそれなりに時間を費やしてきたつもりでしたが、改めてその重要性を認識しました。企業研究をやった人とやらない人では絶対に差が出るとの今沢さんは力強くおっしゃっていました。その日から面接当日まで、空いている時間全てを使ってインターネットなどでその企業のことを徹底的に調べました。会社のHPは勿論、その業界の他社のHPもチェックしました。その企業の求める人物像についても徹底的に調べ、面接で聞かれるであろう想定問答集 (A4で数ページもの) を作りました。今沢さんはお忙しい中、私の作った想定問答の内容をチェックして下さり、丁寧なアドバイスを下さいました。そして、出来上がったものをもとに何度も声に出して練習しました。

そして、1次面接を迎え、和やかな雰囲気の中で面接が行われました。色々お話を伺っていくうちに、私はその会社にどんどん惹かれていきました。私は面接の最後に、熱意を伝えたく、ご縁を頂きたいという気持ちがより強くなった旨をお伝えしました。これは今沢さんからのアドバイスもありましたが、自然と伝えたい気持ちが湧いて出てきたような感覚でした。

そんな面接も無事終わり、帰宅するとすぐ今沢さんから連絡がありました。「早速、先方から連絡がありました。1次面接通過です。」 とのこと。そして、更にその夜、今沢さんから追加情報としてその企業の人事の方からお聞きになった聞いた面接全般のフィードバックをお電話で頂きました。そのフィードバックをもとに 「ありのままのあなたの姿で次の面接に臨んで頂ければ絶対大丈夫です。」 と励ましてくださいました。それから先の選考は驚くほどトントン拍子に進みました。そして、最終面接から3日後、「内定! 内定が出ました!」 とお電話を頂いた時は、全ての苦労が報われた瞬間でした。30代半ばの2人の子持ちが正社員で第一希望の企業から、しかも、未経験職種で未経験業界の企業から内定を頂けました。転職活動を始めて9ヶ月弱、(株)エリートネットワークの今沢さんと初めてお会いしてからわずか3週間後でした。

最後に

今回は本当に長く厳しい転職活動でした。退職が決定している中、先が読めない不安が続き、精神的にも参ってしまい、家族にもたくさん心配を掛けました。でも、今振り返ると、常に前向きな姿勢を持っていたと思います。失敗をたくさん繰り返しましたが、諦めず常に全力投球で取り組んできたつもりです。そんな努力が実を結び、希望の求人案件が目に留まり、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの今沢さんと出会い、今回のご縁に繋がったのだと信じています。

転職は縁とタイミングだと思う一方で、常に前向きに努力し、アンテナを張っておかないと逃しかねないものであるとも思います。今、転職活動を行っている方々の不安な気持ちは私自身、身をもって体験しました。でも、努力をすれば必ずご縁で繋がっている会社へ導いてもらえますので、決して諦めずに頑張って欲しいと思います。

今回の転職で数々のエージェントに登録しましたが、今沢さんほどきめ細かいフォローをして下さった所はありませんでした。そして、そのアドバイス一つ一つが確実に内定に近づくヒントであったことは間違いありません。この場を借りて改めて感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。本当にありがとうございました。

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