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上場企業の創業者、一部上場企業の営業統括責任者に。

上場企業の創業者、一部上場企業の営業統括責任者に。

No.609
  • 現職

    一部上場 駐車場関連サービス企業 営業部門統括責任者

  • 前職

    個人事業主 経営コンサルタント

坂井 富雄 氏 51歳 / 男性

学歴:慶応義塾大学 法学部 政治学科 卒

はじめに

「このまま刺激のない生活をしていていいのか?」
「あと15年もこんな状態を続けたら、ボケてしまうんじゃないか?」
51歳の私が、(株)エリートネットワークの松井社長にご相談しようと決断した時の思いでした。

転職活動を始める経緯

私は新卒で、大手の情報系の会社に入社し、そこから独立し、38歳で起業しました。
ラッキーなことに、起業後数年で、新興市場でしたが上場するこができ、創業者利益も得る事ができました。しかし、その後、資本政策の失敗等で、3年前の50歳目前に退任することになり、個人事業主としてコンサル業をしておりました。退任後直ぐに、数社ですが、顧問契約なども前職の時の人間関係で結ぶ事ができ、また、ストックも多少なりともあったので、生活の心配をすることなく、人様から見たら悠々自適の生活をしておりました。
しかし、ここ最近自分の心が何故かざわつく・・・・・燃えない・・・・・余裕ある時間を趣味などにも割ける、例えば、毎週ゴルフなんてやっていても、直ぐに飽きてしまう。

やはり、男は仕事! と改めて思い直すも、今から再度起業しても、それこそ退任した会社と同様の事しかできない・・・・・・・。それでは、競合になってしまう・・・・・
どうすればいいのか? 起業? 転職? それともサラリーマンに戻るのか?
こんな中途半端な心況で松井社長にお時間を頂きました。
今思えば失礼な話だったと思います。

カウンセリング

松井社長はそんな状況の私に対して、何と2時間近くも話を聞いて下さり、私の過去の経歴から、その時の思い等々、時に鋭い質問を挟みながらも、私の思いのたけを受け止めて下さいました。

そして、今でもその時に言われたことは忘れません。そして、それは、転職しようと決めた言葉でもありました。
「あなたは、組織に入った方が良いのでは? 組織の中でこそ活きる! そして今まで培ってこられた営業魂と人間力を組織の中で活かして会社を大きくする事をこの先20年かけてやってみては! 今の個人コンサルタント業なんてその後の65歳過ぎてもできるでしょう! もったいない! 今のままでいるなんて社会的にも、もったいない!」

今まで、もやもやしていた視界が一気に晴れた瞬間でした・・・・・

そうなんです、社長業をやりたい訳でもなく、また個人事業主で稼ぎたいのではなく、組織の中で自分の営業力・営業マネジメント力を活かして結果をみんなで共有し合いたかったのです。それも、できるだけ直ぐに、そうは言っても、もう51歳なので・・・・・・
ならば、組織に入るしかないのです。就職するしかないのです。
そう思うと今まで、どうも今ひとつ ”シャキッ ” としていなかった自分が急に生き生きしてくるのが分かるのです。
松井社長にお会いする直前の自分ではなく、そう、まさしく、10年前に上場を果たした時のような自分になっているのです。考えも、勢いも!
この気持ちなんです、この気持ちこそが、肉体は50歳かもしれないが、40歳の頃の精神構造と戦闘態勢になっている!! そうだ、こういう気持ちを持ち続けたかったのだ!

そんな私に松井社長のカウンセリング!
「そういうあなたを求めている会社はいくつもあります。 ただし、入るには一旦は屈まないとだめでしょう。ポストも収入も!!最初から社長なんてポストはないと思います!経営ボードの下の部長レベルから・・・・・年収もそのポストの年収から! それでもよろしいですか?」
と問われました。
私は自分のやりたいことができるのであれば、下からのポストは望むところ!
自力で上がる事ができるし、ましてや、初めての業界かもしれないので当然。
そして、組織である以上、公平でなければ社員のモチベーションが下がる、どれだけ成果を出せるか分からない人材に平気で高いポストや給与を与える会社なんておかしいと理解し、
「構いません」 と即答しておりました。
とは言っても人間ですから喜んでそうするとは言えないですが、それよりも自分のやりたいことを実現できるほうが嬉しいのです。そう 「二兎追う者は一兎も得ず」 なのです。
そんな私に松井社長は 「分かりました。直ぐに気合の入った推薦書を書きます。安心して任せて下さい」 と言われてカウンセリングが終わりました。

転職活動を通じて気づいた点

その後は1ヶ月以内に転職先が決まりました。途中のプロセスではありがたいことに数社から1次面接の案内が来ると共に、複数の会社から是非うちに!、という好意的なお話しも頂きました。その中で、自分は組織の中で営業力を活かして上に上がれる可能性の高い一部上場企業への転職を決めました。ポストも年収も他の面接した企業より低いですが・・・・・

しかし、決めた会社は、
1部上場企業 (以前の起業した会社は新興市場)
営業統括責任者
具体的には、売上規模は以前の上場時の2倍、利益3倍、管理するメンバー数1.5倍
というポジションでの採用となりました。

今までの営業組織のマネジメント経験と営業部門の仕組み化を通じて高い業績を達成して欲しいというありがたい言葉を頂いております。

文字通り求めていた仕事、環境、組織に入ることができました。
それも自分が最も成功していたと思っていた上場時の社長としての状態よりも、より大きなステージとなって。ただし、ポストと年収は当時よりも低いです。
人間伸びる時には一旦屈むと言います。ばねの理屈です。まさしく、今の自分は次に大きくジャンプアップするために力を溜め込んでいるんだと実感しております。

50代から60代にかけて、この会社と共に自分自身も更に大きくなれると信じております。
そして、その原動力に自分の組織マネジメント経験と営業魂が貢献出来るというワクワク感で今は一杯です。

最後に

新しい仕事への緊張感、そして、初めての業界にも拘わらず恐ろしいほどの責任を任される不安とやり甲斐。諸々ありますが、それがビジネスと真剣勝負していく者にしか得られない高揚感であり、そこからしか真の充足感は得られないのだと思っております。
今の自分は40歳の自分に戻っている実感あります。
そして、40歳で失敗した事を50代では経験知として活かして大きな成功に変えたいとも思っております。
第二の人生を若々しい気分で再スタートが切れると思います。
こんな絶好の機会を与えて頂けた松井社長

本当に、ありがとうございました。

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