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食品卸から冷凍食品メーカーへ。法人営業の転職。

食品卸から冷凍食品メーカーへ。法人営業の転職。

No.605
  • 現職

    冷凍食品メーカー 法人営業職

  • 前職

    一部上場製薬メーカー OTCの薬局・薬店へのルート営業
    → 食品卸専門商社 法人営業職

藤江 昇 氏 34歳 / 男性

学歴:立教大学 文学部 史学科 卒

転職活動を始めた経緯

私が転職活動を考えたのは、明確なステップアップとしてのものではなく、将来に対する漠然とした不安からでした。
前職は加工食品の問屋営業をしておりましたが、近年の不景気の影響で会社を取り巻く様々な事情も著しく悪化していき、給与面・勤務時間など一個人では改善し切れない状況にあり、常に不安を抱えながら日々の業務に取り組んでおりました。

本来、転職は現状の職務内容からのキャリアアップや給与等諸々の待遇改善など、プラスメリットをもって活動に臨むべきだと思います。
しかしながら、私の転職理由は、正直在籍していた企業に対する不安というのが本音であります。
一般的には転職の理由として問題があると分かっていながらも、このまま不満を抱え込みながら勤めていく事よりも、社会人としてのリスタートを望み、会社を退職してからの転職活動に踏み切りました。

会社を退職する前に準備する事

私は上記の通り、明確なビジョンを持って就職活動をした訳ではありません。法人営業として担当していた企業は複数人によるチーム担当によるもので、個人単独での営業時間を一切作る事ができませんでした。また拘束時間は深夜・休日まで及ぶため仕事を続けながら転職活動をする事が一切できない状況のため、退職してから本格的に活動を始める事となりました。

私と同じような状況で就職活動を始めなければならない方に、退職する前にこれだけは準備された方が良いものがございます。
「職務経歴書」、最初の選考に供される書類であり面接内容にも関わるものです。ご自身の社会人経験をコンパクトにまとめ、且つ選考上でのアピールをしなくてはなりません。思いのほか時間がかかる作業です。ハローワークなどでも説明がありますが、退職してから3ヶ月以内の転職活動が望ましいとされています (自身のモチベーション・企業からの印象など) 。

短期間で転職活動を終わらせるのにスタートで時間を取られる事は避けなければなりません。職務経歴書があってようやく転職活動を進める事ができるので、そう言った意味でもスムースに転職活動を開始するためにこれだけは雛形のご用意をお勧め致します。
私の場合、幸いといっては語弊がありますが今回が2回目の転職のため (7年前の前回も転職活動で担当の転職カウンセラー岩川様にお世話になっておりました)、職務経歴書の作成経験もあり比較的すんなりと選考過程へと進める事ができたと思います。

その他にも希望職種・業種など自分の中の根幹になるものは考えをまとめた上で転職活動を開始すべきですが、私は希望条件等が曖昧なままで転職活動に臨む形になりました。今、思い返すとかなり楽天的な考えで前職を退職したかと思います。

転職活動を開始してから

前回の転職活動時にもお世話になりました岩川様とカウンセリングのアポイントを頂いてからも、営業職に就きたいという希望以外の転職条件が漠然とした状態のままでした。転職希望者である本人がこのような状態で、カウンセラーの岩川様は大変ご苦労されたかと思いますが、会社を退職する理由など根気強くヒアリングをして頂き、その事に対する的確なコメントにより自分の転職活動の方向性が見えてきました。特に私自身の現在置かれているポジションというものを明確にして頂き、異業種でもと曖昧に考えていた希望業界がはっきりしました。

※私の場合は有形商材の法人営業職、これまで経験してきた生活に身近な業界で改めて働きたいというものでした。
その他にも転職活動の目標期限を提示して頂き、既に会社を退職していた私に具体的な目標・危機感を与えて下さいました。
退職後、日々を漫然と過ごすことなく、しっかりと就職活動に向き合えたことは、岩川様の力強いご指導とご支援のお蔭だと感謝しております。

選考が始まってから

企業との面接前に、自分自身で作成した面接対策資料 (基本的な質問に対する返答です) を岩川様に添削して頂き、「丸暗記するのではなく、あくまでも自分の意見を用紙にまとめたもの」 「ネガティブな転職理由の避け方」 などのご指摘を頂きました。また、HPを中心とした企業研究・業界研究は充分に時間を取るように面接前に必ずご指摘を頂いておりました。

面接に対して特に意識していたこと
・面接準備は言葉に出してする事
私も、様々な質問に対して頭の中で回答を用意して面接に臨みましたが、本番の面接において自分の緊張した声を聞いて頭が真っ白になったり、早口になったりしました。私もそうですが、上がり症の方は鏡の前で練習をしたり友人にロールプレイングをしてもらい、面接時のご自分の声を事前に確認する事をお勧め致します。

・前職での職務経験が新しい職場でも活かせるように関連づける事
どんなに凄い実績を持っていても、新しい職場に関連付ける事ができなければアピールになりません。職務内容の自己アピールの際には 「御社では・・・」 と関連付ける返答を必ず用意しておりました。
中途採用は即戦力を求められており、何をしたいかというよりも “何ができるか” が重要になりますので、入社した時のイメージを持ち面接に臨む事が必要だと思います。

同時に複数の選考が進んでいる場合、明確な優先順位をつける事は必要です。私はこの考えを持たず内定を頂いてから決めようなど曖昧にしていたため、最終選考で先方から強く尋ねられました。その点でも岩川様にご指摘を頂き、入社への意欲を相手に伝える事ができたと思います。

転職活動を終えて

岩川様にご紹介頂きました企業が私の希望条件とマッチしていた事もあり、カウンセリングから1ヶ月程の期間で内定を頂くことができました。
かなりの幸運に助けられての内定獲得ではございましたが、岩川様の迅速な企業紹介・的確なご指導があってこそだと本当に感謝しております。

今回の転職活動を支援して下さいました、転職カウンセラーの岩川様・(株)エリートネットワークの皆様にはこの場をお借りしまして、御礼を申し上げます。

「本当にありがとうございました」

これからも、転職に迷える方々をお導き下さい。

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