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上場企業(東証マザーズ)の執行役員の転職

上場企業(東証マザーズ)の執行役員の転職

No.467
  • 現職

    学生マンション・教育情報関連事業会社 営業企画部 担当部長

  • 前職

    大手産業紙 編集局 部長  →  東証マザーズ 信託会社 執行役員

野見山 信助 氏 52歳 / 男性

学歴:駒澤大学 法学部 政治学科 卒

会社を辞めずに我慢するべし

「20代・30代の転職に強い」をキャッチフレーズとする(株)エリートネットワークのサイト上に、52歳はまずかろうと思ったのですが、転職カウンセラーの廣重様の勧めもあり、恥ずかしながら転職体験記を書かせて頂くことにしました。今回、就活をして、40代・50代の方々にアドバイスを送るとすれば、まず就活をしないようにすること、つまり会社を辞めないことです。会社を辞める場合でも、次の安定した転職先を見つけてから辞めるようにして下さい。仕事が楽な会社はありません。人間関係がすべて良好な会社もありません。極めて低調に推移する日本経済の中で仕事をする訳ですから、リスクを最小限にしましょう。それでも、会社の倒産やリストラで無職の危機に陥った時には、(株)エリートネットワークの門を叩いてみて下さい。きっと、就活期間が短くなると思います。要は、諦めないことです。

40代・50代の就活のポイント

なぜ、(株)エリートネットワークにお願いすると、就活期間が短くなるのか。そのポイントの一つは、求人票に希望年齢層が記載されていることです。私は、国内最大手の転職サイト並びにエージェントに長らくお願いしたのですが、その多くは履歴書や職務経歴書の書類段階で敢え無く沈没し、面接までたどり着けませんでした。なぜなら、企業が求める年齢層にマッチしないのに、それを知らされず、せっせと応募していたからです。これは、大いなる時間の無駄でした。否、それだけにとどまりません。応募すれどもすれども、1次面接すらしてもらえないと、自信の喪失や諦めにつながります。悪循環を招きます。

2番目のポイントは、求人の職種区分が細かいことです。私の場合、得意とする広報・IR職を求めていたのですが、国内最大手の転職サイトは広報・IR職で明確には区分しておらず、探すのも一苦労でした。ところが、(株)エリートネットワークは広報・IR職で一発検索できます。余談ですが、私が(株)エリートネットワークにたどり着いたのは、広報・IR職の求人でネット上を散歩した結果です。「20代・30代の転職に強い」というキャッチフレーズは後から知り、やや不安になりましたが、結果オーライでした。


3番目のポイントは、転職カウンセラーが求人企業の内情をしっかり把握し、的確にカウンセリングしてくれることです。求人、求職双方のニーズを知り、双方がハッピーになるように橋渡ししてくれます。私の担当をして頂いた廣重様は、そのようなカウンセラーでした。このような仕事ぶりは、文字にすると、当たり前のような印象を与えますが、相当の困難を伴います。企業の採用担当者を知り、経営者を知り、経営課題と求める人材を知ることは、大変な労力を必要とするでしょう。一方、求職者についても、わずかの時間でどのような人材かを見抜き、企業とのマッチングの判断をしなければなりません。何度も例に出して恐縮ですが、国内最大手の転職サイトのエージェントとは一度もお会いできませんでした。その差は、歴然です。

以上、整理しますと、[1]求人票に希望年齢層が書かれているサイトを探し、40代・50代を求める求人に応募すること。[2]職種区分の細かいサイトを探し、自分のキャリアをアピールできるようにすること。[3]求人、求職双方のニーズを知り、橋渡ししてくれる人材紹介会社を探すこと──。これが40代・50代の就活のポイントです。

人生を語らず

「越えて行け、そこを。越えて行け、それを。今はまだ人生を、人生を語らず」─。1970年代に一世を風靡した吉田拓郎の『人生を語らず』のワンフレーズです。好きで入ったマスコミの職業から勤続25年の節目を機に別れを告げ、信託会社に入った時には、最初で最後の転職と思っていました。ところが、業績不振で株主が変わり、大株主が経営に介入し、挙句の果ては不祥事が発覚するに及んで、会社はガタガタになりました。会社を辞める選択肢しかなくなり、そこから中高年の就活が始まりました。

「新興市場の上場会社を買収するから力を貸してくれ」と言われて協力しましたが、これもお流れ。先に記したように、国内最大手の転職サイトを頼って応募しても、面談すらしてもらえない。預貯金は食いつぶし、家庭は暗くなる。八方塞がりの中で、「俺の人生は終わっちゃいない」と自分を励まし、聞いた歌が『人生を語らず』です。(株)エリートネットワーク並びに廣重カウンセラーとの出会いにより、これから新たに語る人生のスタート台に立つことができました。本当に感謝しています。

40代・50代の転職は、自ら選べるものではなく、「泥をすすっても生きてやる。家族を食わせるために、どんな仕事でもする」という決意が必要な気がします。これまで築き上げてきたキャリアや能力に対するプライドは、一旦リセットしないと、活路が開けません。私も、新たな会社でゼロからスタートしました。3月11日に東日本大震災が発生しました。みんな生きるために、食うために必死です。震災で被害に遭われた方々に比べれば、職業の選択ができる就活は恵まれているとも言えます。『人生を語らず』─。不幸にして就活を行っている中高年の皆様に、この歌を捧げます。

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