本日現在:1297 転職体験記
No.428

在職中、迷いながらの転職活動

前職
(株)リクルート 販売促進情報誌部門  管理職
   ↓
中堅広告代理店  事業責任者
現職
上場 WEBサイトの企画・構築・運用・コンサルティング会社
新組織立ち上げ責任者
山崎 真二 氏 / 44歳
岡山大学 経済学部 経済学科 卒

1 転職までの経緯

●最初の転職の経緯
私は、新卒で(株)リクルートに入社し、部門は複数変わりながらも一貫して営業部門に在籍していました。ここは人材輩出企業と世に言われる会社だけに、多くの同期、先輩が早々に転職、独立していました。私も、早期退職制度があるうちに、と転職を意識し始め、お取引先であった広告代理店からお誘いもあって転職しました。
その会社は営業エリアを全国に拡大しようとしており、また独自商品を持っていたこと、更に、私が事業責任者として経営に近い立場で働かせて頂ける、ということがその当時の転職決意の理由でした。

●そこでの経験と現状
転職当初は、担当部門も会社も順調に成長を続けていたのですが、リーマン・ショック後の世界的大不況の影響で業績は急激に悪化し、会社は多くの社員をリストラせざるを得ない状況に追い込まれていきました。私がモチベーションにしていた拡大路線も当面凍結です。
とはいえ、こんな時だからこそ会社を立て直し、巻き返しに尽力しなければという思いも持ちながら、日々を過ごしていました。
しかし、1度きりの自分の人生ですから、モチベーションを高く持って取り組める仕事がしたいという思いは強く、残るか、辞めるか、迷っていました。

2 在職しながらの転職活動

●まずは職務経歴書の作成
そんな中、転職を具体的に考えるとなると、まず職務経歴書の作成は必須なので、書き出してみることにしました。
これが、書き始めると、なかなか筆が進まず、最初は事実の羅列しか書けずに苦労しましたが、色いろなサイトを見ながら研究して、その時々の状況、取り組み内容、成果、について少しずつ肉付けしようやく出来上がりました。ですが、まだ気持ちは中途半端でした。

●エージェントへの登録
試しにと思い、大手転職エージェントに2社ほど登録してみました。すぐに面談の時間を頂き、カウンセラーの方とお会いしたのですが、そこで要望されたのは、志望条件の絞込みでした。まだ決心の付いていない私は、漠然としか答えられません。会社規模や業種は問わない、職務内容は営業責任者、収入は現状維持以上、と答えるのが精一杯です。カウンセラーの方は熱心に色いろとアドバイスをして下さるのですが、「何かいいところないですか?」みたいな気持ちでしか話ができていませんでした。

●複数の面談実施
幸いにも、すぐに紹介案件を頂き、複数の会社と面談をさせて頂くことができました。これまでの私の経歴からご判断されたと思いますが、セールスプロモーション、結婚情報サービス、医療情報サイトなどの会社でした。しかし、面談していても、モチベーションが上がってきません。その時は、まだ私自身が転職モードに完全に入り切れていなかったのだと思います。「現職と比べてやり甲斐あるの?」「給与は上がるの、下がるの?」くらいの見方で面談を行っていたためか、すべてNGでした。
実はどこか楽観的に構えていた私は、現実を突きつけられてショックでした。

3 (株)エリートネットワークさんとの出会い

●紹介がストップ、活動一時休止
お世話になったエージェント様には恐縮ですが、マッチングしない登録者はすぐ後回しにされるようです。NGが数社出た後、ぱたっと紹介が止まりました。私のスタンスでは決まらないと思われたのかもしれません。仕事も忙しくなり、はっきりしないまま活動は一時休止しました。

●結局私は何をしたいのか
しばらく経って、やはり現職では物足りないという気持ちは変わらなく、転職活動再開を決めたのですが、ここまでの教訓を生かさねば、と思った時に、「結局私は何をしたいのか」を徹底的に自分自身に突き詰めていくことだと考えました。そのことに気付かせて頂いたのが、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの高橋さんでした。
在職しながらの転職について、的確に私の気持ちを理解して下さり、やるからには納得の行く選択をしましょうと、私に欠けていた本気スイッチを入れて頂いたのでした。
改めて、一緒になって職歴の棚卸をして頂き、私の売れるポイント、自分で気づいていない強み、などを整理して頂き、会社選択の判断基準についても、数多くの企業を見てきた専門家の立場でアドバイスも頂きました。同じ立場で転職活動される方々の事例もドラマチックに教えて頂き、これがプロの転職カウンセラーだと思いました。これまでの他のエージェント様は、単に紹介案件をセットアップするだけ、の印象だったのですが、高橋さんは私のことを本気で考えて頂いていると感じました。「結局私は何をしたいのか」の答えが少し見えてきたのはこの頃でした。

4 決断

●運命の紹介
ここでご紹介頂いた案件は、過去に不祥事のあった上場企業様だったのですが、私の強みも弱みも理解して頂いている高橋さんのご紹介案件ですので、信頼してお会いさせて頂きました。実際に、他社案件の時とはまったく違い、先方御担当者にも事前に十分な情報が伝わっており、非常に密度の高い面談を行うことができました。組織再編を行い、営業方針も根本的に改めてリスタートする、という経営方針を伺い、モチベーションが高まりました。企業の募集背景を(株)エリートネットワークが深く理解されており、そしてカウンセラーと登録者の間に深い信頼関係があるから、企業と登録者のベストマッチが実現するのだと思いました。

●最終決断
高橋さんのアドバイスの御陰で、私の意思が明確になったせいか、不思議なもので、止まっていた他のエージェントからの紹介案件がまた再開してきました。何社か面談したところ、希望通りの好条件の案件もあって気持ちは揺れました。そんな時も、高橋さんは気軽に相談に応じてくれて、さまざまなアドバイスを頂き、最終的には最初の企業にすることを決断しました。現職の退職についてまでも丁寧に指南して頂き、非常に助かりました。

5 最後に

●在職しながらの3ヶ月で決着
44歳という年齢かつ在職中という立場で、ちょっと浮ついた気持ちでの転職活動スタートでしたが、同じような立場の方へお伝えしたいことがあります。
今回の私は、職務経歴の棚卸として23年間分、徹底的に振り返り、外に目を向けることで、自分を必要としている会社があること、自分のモチベーションが更に上がる仕事が見つかることを経験しました。
現職の視野で物を考えず、広く世の中に目を向けると、自分のキャリアをステップアップするチャンスはたくさんあるのだと実感しました。

●世の中で通用するビジネスマン
私の場合、仕事が好きなので65歳まで働くことになると思っていますが、そうすると自分の仕事人生はまだあと20年近くあります。
以前から思っていましたが、今回の転職活動を通して強く思い直したのは、世の中で通用する市場価値のあるビジネスマンであり続けたい、ということです。今の会社でどれだけ評価されても、その会社を一歩出たら通用しない、そんな人間にはなりたくありません。この転職活動で、そのことを再認識しました。世の中に通用しないビジネスマンにもう少しでなりさがるところだったかもしれません。今回をきっかけに、転職先でも社内で評価を受けるだけではなく、世の中に通用するようになる、という目的意識を持って自分磨きも怠らないで、更にステップアップしていこうと思っています。
今回の出会いと、気付きを与えて頂いた転職カウンセラーの高橋さんと(株)エリートネットワークさんに深く感謝します。
ありがとうございました。

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