エンジニアに戻るために。会社統合がきっかけ。

No.404
  • 現職

    インターネット決済会社   インフラエンジニア

  • 前職

    ECサイト運営会社   社内システム担当

鈴木 達明 氏 29歳 / 男性

学歴:私立大学 情報文化学部 情報システム学科 卒

目次
  1. 経歴
  2. 転職の動機
  3. 転職活動について
  4. 転職活動を終えて
  5. 最後に

経歴

大学卒業後1年間のブランクを経て保守・運用エンジニアとしてITエンジニアのキャリアをスタートさせる。1年半弱勤めた後、更なるスキルアップを目指しECサイト運営企業に転職する。

主に社内システムの運用を中心に、ECサービスシステムの運用・構築に携わりながら、約2年間エンジニアとしてのキャリアを積む。その後、会社統合により親会社のIT部門に配属となる。社内会計システムのリプレイス対応、POSシステムの手配、運用業務に携わる。

転職の動機

会社統合後、仕事の質が大きく変化しました。子会社時代はシステムの内製化を進めていましたが、親会社の方針がシステムはアウトソーシングする方針だったためです。転職した目的は、ITエンジニアとしてのスキルを高めることと、ITが支えるシステムのサービスを理解し、ITエンジニアの視点からサービスの企画・運用ができるエンジニアになることでした。

実際に担当しているシステムの開発、運用などは外部のベンダ任せで、ベンダコントロールが業務の中心になりました。自社のサービスを支えること、新しいサービス、価値を提供するためにITという手段を用いて実現することの重要性は理解できましたが、公正に見て、自分自身のITスキルは発展途上であると判断でき、この技術レベルのまま、仕事を続けていくことに不安を覚えました。会社の中で自分のできることを探し、部署異動もしました。しかし、自分のエンジニアとしての基盤となるITスキルを高めたいと言う気持ちは変わらなかったこと、年齢的なことも考慮し、転職を決意しました。

転職活動について

個人での応募を含め、(株)エリートネットワーク様を始め、いくつかの人材紹介会社を利用して転職を行いました。私が初めて転職をした2006年の状況と2009年では大きく、労働市場が変化していることを身をもって体験しました。思ったほど、書類の通過率がよくありませんでした。ITエンジニアの場合、資格がITスキルの目安となりますが、それ以外の部分は経験に大きく依存します。単に3年間の経験と言えども、どんなことができるのか?どれくらいの規模のシステムを扱っていたのか?、DB、NW、OSについては何処まで深い知識があるのか?などを端的に相手に判り易く伝える必要があります。職務経歴書の書き方1つで相手に与える印象が大きく異なります。職務経歴書の内容を判り易くするために、細かく分類して書き直しました。その成果もあってか、活動が進むにつれて通過率が上がるようになりました。それでも、大変厳しい経済状況ですので、書類の選考に時間がかかったり、応募者多数のため見送りとなったこともありました。

前回転職をした時に(株)エリートネットワーク様にてご紹介頂いた企業に転職することができましたので、今回も迷わず(株)エリートネットワーク様にご相談させて頂きました。転職カウンセラーの安藤様は非常に親身になって話を聞いて頂き、夜遅い時間や、土日にもご対応頂き感謝しています。面接時の企業毎のポイントや追加情報等は面接時にとても役立ちました。企業をご紹介して頂く際も私の希望をきちんと考慮して頂けたこともあり、とても安心できました。

私は在職中に転職活動を行っており、また、遅くまで残業していたこともあり、面接のスケジュール調整の配慮は非常に助かりました。細かな連絡を頂き、少しモチベーションが下がっている時にでも励ましの言葉を頂いたり、積極的にコミュニケーションを取って頂いたこと、今回の転職活動の勝因だと思っています。また、内定後のサポートも丁寧に行って頂き、スムースに活動を終えることができました。

転職活動を終えて

大変厳しい経済状況で転職市場も冷え切っていることが良く判りました。
転職はあくまでも自分の目的を達成する1つの手段です。今回の転職活動でのポイントは自分のやりたいこと、キャリアプランを明確にすることでした。面接時に必ず聞かれることでもありますので、目標を持つことの大切さ、何ができるのか、どうなりたいかということをきちんと整理することは、転職するにしろ、しないにしろ、常に考えておく必要があります。次の会社では前職で果たせなかったことを果たせるように仕事に取り組みたいと思います。

最後に

転職をお考えの方は、一度自分のキャリアを整理してみることをお勧めします。
市場で自分がどの様な評価を受けるかという点は、参考までに知っておいた方が良いです。転職をするしないの最終的な判断はご自身でされるのはもちろんのことですが、迷ったらプロに聞いてみるのも1つの方法です。

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