イベント企画会社への転職

No.330
  • 現職

    (株)ニューズベース
    イベント事業本部  営業部

  • 前職

    製薬・医師向け講演会企画会社
    コーディネーター

本山 優子 氏 31歳 / 女性

学歴:聖心女子大学 文学部 日本語日本文学科 卒

目次
  1. 【新卒時は就職超氷河期】
  2. 【転機 -イベント業界へ-】
  3. 【挫折 -短期間での退職-】
  4. 【(株)エリートネットワークとの出会い】
  5. 【最後に】

【新卒時は就職超氷河期】

私が初めて就職活動をした1998年は、いわゆる就職超氷河期時代でした。
当時、春休みを利用して長野オリンピックにアルバイトで行っていた関係もあり、春先に東京に戻ってみれば同級生達はすでに就職活動を始めていて、私は完全に出遅れていました。とはいえ、「社会人になって何をやりたいか」など大したビジョンもなかったため、社会勉強のつもりで募集人数が多かった大手損害保険会社の一般職として就職しました。
当初は2〜3年程度働ければそれで良いと思っていましたが、私が所属していた部署は病院や医師向けの損害賠償保険という特殊な保険を取り扱う部署で、専用の計上システム構築などを担当しているうちにやり甲斐を感じるようになり、仕事の楽しさに文字通り寝食を忘れて没頭するようになりました。
しかしながら、若さゆえの無理がたたり4年半ほど経った頃にはドクターストップがかかるほど体調を崩してしまい、退職せざるを得ませんでした。その後、しばらくの休養期間を経て関連会社の人材派遣会社に営業兼派遣コーディネーターとして採用され、2年弱が経った頃に社会人としての転機が訪れました。

【転機 -イベント業界へ-】

人材派遣会社での仕事にも慣れてきた頃、知人より2007年に大阪で開かれる世界陸上の仕事を派遣でやってみないか?とのお誘いを頂きました。
正社員としての仕事を辞めてまで派遣として働くことに不安も感じましたが、日本でこれほど大きな世界的なスポーツイベントが開かれて、それに自分が携われるチャンスはもう無いと思い、転職を決心しました。
当初は、初めて触れるイベント業界に戸惑いも多くありましたが、有り難いことに派遣社員としては想像もしていなかった程、多くの経験をさせて頂き、この仕事に携わったことでイベント業界の仕事に興味を持つようになりました。
しかしながら、やはり派遣社員では職務権限に制限も多く、自分から能動的に仕事をすることは出来なかったため、契約満了後、正社員としてイベントの企画運営会社へ転職しました。
転職先は、製薬メーカーが医師向けに開く講演会の企画運営を専門的に請け負う会社であり、私は案件の受注から制作、当日の運営までを担当しました。
非常に多忙ではありましたがやり甲斐のある仕事で、やっと「本当にやりたい仕事」を見つけたと思っていました。

【挫折 -短期間での退職-】

猛烈な忙しさの中、充実感を味わいながら仕事を楽しんでいましたが、入社3ヶ月後くらいから会社としての方向性に疑問を感じるようになりました。
とはいえ、まだ入社してから間もないこともあり、なるべく気にしないようにしていましたが、半年が経った頃には仕事に少し余裕もでき周りがよく見えてくるようになると、当初感じていた疑問がどんどん大きくなり、ついには会社と自分との仕事をする上での価値観の違いを決定的にさせる出来事が続いたため、どんなに仕事内容は好きでも、この会社でこれ以上は続けられないと思い、1年未満という短期間での退職に至りました。
やっと「本当にやりたい仕事」を見つけたと思っていたため、選んだ会社が間違っていたことに気付いた時の挫折感は大きく、この時点で転職回数4回、しかも直近の仕事は1年未満で退職という転職希望者としては非常に不利な条件に立たされたこともあり、完全に自信喪失状態に陥りました。

【(株)エリートネットワークとの出会い】

そんな折、知人から「転職エージェントに相談してみてはどうか?」とアドバイスを受け、(株)エリートネットワークの転職カウンセラー、杉本さんをご紹介頂きました。
杉本さんはカウンセリングを通して、私のこれまでの職務経歴、今後の希望などを根気強く聞いて下さり、話していくうちに少しずつ自信を取り戻すことができました。
早速、私の希望に合致する企業を複数ご紹介頂き、あれほど自信喪失状態だった私もかなり前向きに転職活動を始めることが出来ました。
書類審査が通り、実際に面接を受けに行く日には応援のお電話を下さったり、面接に臨むに際しての細かいアドバイスを下さったりと、その精神的なサポートはお仕事を紹介して下さったこと以上に非常に有り難かったです。
お陰さまで非常に不利な条件ながらも、希望通りの会社から内定を頂けました。
内定を頂いた後も、条件面等でなかなか自分では聞き難いことについて、直接会社を訪問し代わりに聞いて下さり、心から安心することができました。

【最後に】

担当カウンセラーの杉本さんが、カウンセリングを通して弱点も含めた現状を冷静に判断して下さったお陰で、私のように自信を失っていた者でも「よし!もう一度頑張ろう!」と思えるようになりました。
この転職体験記が、転職回数の多さや在職期間の短さで悩んでいる方にとって、前向きな気持ちになるために少しでもお役に立てれば嬉しい限りです。
本当に有り難うございました。

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