本日現在:1024 転職体験記

No.270
出産・育児を経ての転職
前職
一部上場 大手総合電機メーカー
知的財産関連の契約担当
現職
一部上場 大手電気メーカー 
知的財産の契約・法律業務職
漆原 礼子 氏 / 38歳
一橋大学 法学部 卒
TOEIC 955点 英検1級

はじめに

今回転職活動体験記を書かせて頂くにあたりまして、何人かの方の体験記を(株)エリートネットワークさんのHPで読ませて頂きました。私と同年代で転職された方もいらっしゃるようでしたが、私のように子どもがいて、一度は主婦の経験もあって転職するというケースは珍しいように思えました。私の体験記が、特に同様の状況に置かれている女性の方の参考になればと思います。

転職に至るまで

大学を卒業後、大手総合電機メーカーの「知的財産関連の契約に携わる部署」に5年間勤務し、出産・育児のために退職しました。主婦業に専念して3年が経った頃、以前勤めていた電機メーカーの友人に誘われ、設立されたばかりの特許事務所に入所しました。小規模な事務所だったこともあり、2人の子どもが小さいうちは週3日のみの勤務として頂くなど、働きやすい職場でしたが、入社して4年を過ぎた頃から、自分が担当している外国関係の仕事量が増え、残業も100時間近くに達する月もあるようになりました。そこで外国関係の人員の増員を申し入れたのですが、経営判断により断られてしまいました。小規模な事務所だから融通が利くといったメリットも感じられず、ただ忙しいだけとなってしまった職場で働き続けることに家族が賛成するはずもなく、転職を勧められました。家族のサポート無しでは子育てをしながら働くことは不可能であることに加え、自分自身も現在の仕事内容に満足しなくなっていたこともあり、6年8ヶ月勤めた特許事務所を辞め、思い切って転職することにしました。前職へは転職というよりも就職活動を全く行わない「再就職」だったので、今回行った転職活動は私にとっては生まれて初めての経験でした。

転職活動で不安に思ったこと

転職活動で不安だったのが、(1) 退職してからの活動で問題ないか (2) 子どもがいることが、総合職を希望する上で不利になることはないか (3) 前職の特許事務所で行っていた外国とのコミュニケーションの仲介役や翻訳の仕事ではなく、前々職の知的財産もしくは法務関連の仕事ということで職を探すにあたって、10年も前に中断したキャリアを果たして評価してもらえるかということでした。


(1)について、私に(株)エリートネットワークさんを紹介してくれた、企業の人事部に勤める友人に尋ねたところ、企業が一番知りたいことは「なぜ前の会社を辞めたのかということで、退職理由さえはっきりしていれば、在職中であるか退職中であるか、与える印象にあまり差はない」と言われました。前職の忙しさに加え、家事・育児もあり、在職中の求職活動はほぼ不可能と考えていた私は安心しました。実際、辞めてからの求職活動はどのような企業が募集を行っているかをじっくり検索したり、履歴書や職務経歴書を応募する企業に合わせ若干書き直してから提出したりといったことを行う、時間的な余裕を与えてくれました。企業側にも辞めてきてもらう手間がないというメリットもあるそうです。ただ、辞めてからあまり時間が経っていると、企業側の印象もあまり良くないとのことでしたし、面接でも「なぜ在職中に転職活動をしなかったのですか?」と質問されたこともあったので、先方が納得する説明は用意しておく必要があると思います。


(2) について、転職活動中にハンデと感じることはありませんでした。「子どもがいる」ことを指摘されるまで黙っているより、逆に「子どもは2人とも小学生です。」と履歴書に明記し、「産休や育児休職を取得する可能性は低い、もう乳幼児ではないので、子どもの病気のため会社を休まなければならなくなる状況は、乳幼児の場合に比べ少ない」ということをアピールすることにしました。書類選考で落とされた企業の中には、子どもがいることを敬遠する企業もあったかもしれませんが、少なくとも面接の機会を与えられた7社に関しては「女性であれば結婚・出産という選択肢があって当然のこと、出産・育児に手がかかるのも一時期で、時期を過ぎれば十分な戦力になりうる」と、考えているのではと感じました。


(3) について、約2ヶ月の転職活動を終えた今になって振り返ってみると、一番の難点だったように思います。書類選考で落とされた理由も「経験者とはいえ、10年も前に経験していた部署に配属しても即戦力とはなり得ない」と判断されたことが原因ではないかと考えています。私の場合、人材紹介会社への登録は(株)エリートネットワークさんだけで、あとは自分で企業のHPや転職サイトから、まだ紹介を受けていない企業へ直接応募していました。結果、面接まで至った企業は、直接応募した場合は11社中2社だったのに比べ、(株)エリートネットワークさんに紹介された場合は9社中5社と、面接に至る率が断然高かったです。
企業の人事担当者及び転職希望者本人から直接話しを聞き、お互いのニーズにズレがないようにマッチングするプロである人材紹介会社に依頼した方が、自分を必要としてくれる企業にめぐり会う率が高いように感じました。また、人事担当者の立場から見ても普段から付き合いがあり、以前にも良い人材を紹介した実績のある人材紹介会社の転職カウンセラーが薦める人物ということで、興味を持って頂ける率が高いのではないかと思います。もちろん「人事担当者と普段からどのような付き合いができているか、また紹介するにあたって如何に魅力的な人物であると推薦できるか」ということは、転職カウンセラーの力によるところが大きいと思います。私の担当の岩川さんも、経験豊かな方で大いに力になって下さり、特に企業のHPや転職サイトからの応募も多数あるであろう大手企業で面接の機会を頂けましたのは、岩川さんの力によるところが大きいと感謝致しております。
結論として、(3)のような問題は、今までの自分のキャリアを最大限評価してもらうということ以外に解決策はないので、そのためにも良い人材紹介会社の優秀な転職カウンセラーとの出会いは大切であると感じました。

これから転職を検討されている方へ

どの企業でも必ず聞かれる質問は「退職理由」です。「出産・育児に専念するために退職しました」と言うことは私の経験からはマイナスに働いたと感じることはありませんでした。ひとつひとつの企業に社風があるように、採用する人物に対し企業によって「好み」はあると思いますが、協調性が全くない、攻撃的な人を好む企業はまずないと思います。「退職理由」の中に「協調性がない」といった要素が感じられるかどうかを企業側は見ているのではないかと思います。「退職理由」が第三者の目から見ても納得のいくものであれば、あとは自分という人間が企業の「好み」に合うか合わないかの問題で、例え不本意な結果となっても自分自身に原因があるわけではないと私は考えるようにしていました。


「好み」については、自分自身の企業に対する「好み」もあると思います。短時間の面接の中で、「この企業の社風はこうだ」と結論付けるわけにはいかないですが、受付の雰囲気、飲み物の出され方、担当者の応対、面接官が複数人の場合は面接官同士のやりとりの中にその片鱗は見て取れると思います。自分の「好み」の体質の企業かどうか確認しようとの心構えで、余裕を持って面接に望んだ方がよいと思います。書類選考が通ったのは、応募先の部署が求める経験を積んできていると既に評価されているからであり、知識を試す「口頭試問」的な意図がない限り、面接官はその人物の「能力」を試しているわけではないと計7社の面接を経験して思いました。


また、転職する際には、何かひとつ「スキル」があると大きな強みになります。私の場合、「法学部出身で最初の企業では知的財産関連の契約に携わる部署に所属し、後に特許事務所に再就職」という「キャリア」(経歴)の中に、「英語ができる」という「スキル」がありました。応募者の「キャリア」を見て企業側が評価するのは、業務を通して得た専門的な知識ということもあると思いますが、「仕事上必要な専門的な知識は集中して勉強すれば追いつく程度のものなので、前職でどのような仕事をしていたということはあまり問題ではない」と判断されることもあると思います。しかし「スキル」はどんな場合でも企業側の関心が高く、必要としているスキルを持っているとの確証が持てれば、企業は採用すると私は感じました。自分の中で絶対的な自信が持てる仕事上役立つ「スキル」を身に付けることは、特に出産・育児のような理由で止むを得ず仕事を中断する場合には、確実に大きな強みとなります。現在職に就かれている方も、毎日の業務の中で、何を自身の「スキル」として身につけていけるかということを常に考えながら過ごされるとよいと思います。


私の場合、10年間のブランクがあったにも拘わらず、希望通り前々職の「知的財産関連の契約に携わる部署」での採用が決まったのも、最終的には英語の「スキル」をその部署が特に必要としていたからではないかと思います。


これから転職活動を始められる皆様、また現在活動中の皆様のご健闘をお祈り致します。

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