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自動車先行開発部門から、部品メーカーへ

自動車先行開発部門から、部品メーカーへ

No.188
  • 現職

    外資系自動車部品メーカー
    セールスエンジニア

  • 前職

    自動車メーカー エンジニア

園田 禎二 氏 33歳 / 男性

学歴:東京大学工学部 航空宇宙工学科
東京大学大学院 工学系研究科 
航空宇宙工学専攻卒

転職活動のきっかけ

前職では新卒で入社して以来、先行開発部門に所属し、設計エンジニアとして勤務していた。入社当時は業界の中でいわゆる勝ち組に属しており、先行開発への試験研究費投入も割と潤沢で、主に海外メーカーとの共同開発業務に携わる経験をさせて頂き、実務経験を積んだ。それと共に、海外メーカーとの日々の業務進捗の擦り合せのため、英文作成能力を磨いた。ただし量産立ち上げまでには至るものはなく、業務成果としての満足度は十分でなかった。転職の2年前に、新たな海外との共同開発プロジェクトに参画することになり、前職における私自身のキャリア形成を考えた場合、この仕事を成功させることにより設計エンジニアとして先行開発、量産問わず十分仕事を回していけるような経験になると考えていた。設計実務の他、毎週実施したテレビ会議への参加や駐在エンジニアとして海外出張を重ねることにより、英会話力も徐々に身に付けることが出来た。

しかし、会社の経営状況が悪化したため、試作車評価の途中であえなく中断(実質中止)の決定が下ってしまった。それと同時に私は、それまでの設計から制御開発部隊へ転属。CAE手法開発や車両挙動計測等に携わった。ここでの経験も貴重であったが、将来管理職を目指すにあたっての量産経験を積む機会が失われ、かつ新たな仕事をこなしながらのキャリア設計にますます不安が募った。また、技術系として前職に入職したが、その適性、センスに常に疑問を持ちながら仕事をしていた。機械物には常に興味はあるが、それを生涯の仕事とすることが果たして自分に合っているのか、この先経験を積むことにより今持っている不安が、解決可能であるかどうかを見極めていた。その過程で技術的なバックボーンを持った上でのセールスというのも販売の現場にとって必要だ、という付き合いのあるディーラーのセールスから聞いており、技術者としてのキャリアだけでなくセールス出向をも将来のキャリアプランに入れたりもしていた。しかしながら、業界を取り巻く状況等も考慮すると、動くなら社内ではなく、“外”に職を求める方向で考えたほうが良いと判断し、転職活動を開始した。

転職活動

実質的な転職活動は2ヶ月弱であったが、それ以前も自分により合った仕事がないか参考にするために、いろいろな転職関係のサイトを閲覧していた。本格的に探し始めたのは前職退職の2ヶ月前。①技術者としての実務経験を活かせること、②異動してから使うことのなくなった英語を使う可能性のある職種であること、を中心に調べ始めた。まず見つけたのが外資系自動車メーカーの日本法人のオフィシャルサイトに英語を使う仕事(日本語版マニュアルの作成等)の求人。早速応募してみようと思ったが、仕事を持ちながら面接の日程やいろいろなアポイントを取るのが不安だったため迷っていたところ、(株)エリートネットワークさんのサイトにも同じ求人が載っているのを見つけ、早速必要書類を書いてみることにした。そのメーカーさんは2回の面接で合格しそうな感触を得ていたが、残念な結果に、という返事が来てしまった。感触が良かっただけに落ち込んでいたが、気分を切り替え継続して(株)エリートネットワークさんのサイトをチェックした。新しい求人情報が掲載されていたので確認したところ、自分の適性、これまでのキャリアを活かせそうな求人を発見し、担当カウンセラーの岩川さんに連絡。有給休暇の予定に合わせて面接を設定して頂き、即採用のお返事を頂くことができた。

転職活動を振り返って

(株)エリートネットワークさんとの出会いは本当に偶然であったが、カウンセリングや不採用になった時のフォローアップ、その後のケアも親身になってくれ、お世話になって本当に良かったと思っています。仕事を続けながらの転職活動であったため、応募先へは面接時間等無理なお願いになることもあったが、(株)エリートネットワークさんを通して依頼させて頂いたため、日時等の調整をスムーズに行うことができた。また、カウンセリングと求人企業との打ち合せ業務の両方を同じ担当者がされるので、転職者の意思を十分に理解して紹介してくれるというのも強みであると感じている。

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