やりがいを求め、外資系化学メーカーの経理職へ転職

No.146
  • 現職

    外資系大手化学メーカー アカウンティング

  • 前職

    外資系 流通企業 経理チーフ

池田 佳子 氏 29歳 / 女性

学歴:東京学芸大学 教育学部卒/日商簿記1級

転職を考えたきっかけとしては、現職を続けることが自分のプラスになるとは思えなかったからです。残念ながら現状に不満があり、仕事中もその不満ゆえにイライラすることが多かったと思います。それは周りの人にも迷惑であり、自分としても、そのイライラを押さえるより、新天地で違う試練を受けたほうがプラスになると思い、3月に転職を考え始め、転職活動を始めたのは4月の20日過ぎでした。
人材紹介会社に登録したきっかけとしては、人材紹介会社経由のみの募集を行っている企業があることに気が付いたので、人材紹介会社を経由することで、より選択肢が増えると思ったからです。また、人材紹介会社とはどういうものなのか、という興味もありました。そして、(株)エリートネットワークに登録したのは、インターネットで拝見し、自分が探しているような企業の募集の案件を持っているような気がしたからです。
転職する上で、私は以下のような点にこだわって活動を進めました。
【仕事内容】
経理 / BudgetとActualが経理というひとつの部署で管理されていること。
【社風】
自分の意見を言える雰囲気があること
【勤務地】
最初は拘らない、と思っていましたが、やはり東京近辺しか自分が生活していけないと悟り、東京近辺で考えるようになりました。
【年収】
現職を下回らない程度。何よりも、収入があまりよくない=たいした仕事内容ではない、という意味だと思ったので、それなりの給与がもらえる=やり甲斐のある仕事ができる、という観点で捉えていました。
【将来性・財務内容】
外資の場合、日本に長い会社であれば、それなりに生命力はあるはずだ、と考えていました。
今になって、自分が何に一番拘っていたのかを思い起こしてみると、自分が納得できる職務内容であることが第一で、第二は新興・ベンチャーではなく、それなりに成熟した会社に入りたいと考えていたと思います。
経理という仕事柄、営業職のように外勤ではないので、平日の日中に外出するというのはなかなか難しいかもしれませんが、私の場合に限って言えば、比較的、有休の取得が容易であったこと(以前に勤務していた会社では、有休取得の理由が必要でしたが、今回は必要なかった)と、転職活動を見込んで休日出勤した分の代休を保持していたこと、それに加え会社がちょうどフレックス制度を導入した という要素があり、仕事と転職活動の両立はそんなに難しくはなかったです。
しかしながら、転職活動期間に関しては、当初から期間を決めて取り組んでおりました。理由は、年齢的なものなのか分かりませんが、「人生は短い・一度きり」と思うようになり、転職できなかった場合は海外に行くことを考えていた(絶対的に、現職を辞めるべきだ、という結論に達していた)ので、転職がうまくいかなければ、次の選択肢に向けての準備をする必要があったためです。終わりの時期が決まっている以上、残された期間内に、どうするかの結論を出す必要がありました。
転職活動を終えてみて感じることなのですが、現状が嫌だからと言う理由で、例えその場を逃げ出すことができても、次の物事がうまくいくことは絶対にありません。つまり、(現状=現在の職業という場合)嫌ならどう改善すべきか、改善の選択肢として転職があるので、より厳しい状況に身を置いて自分自身が改善する(=自己満足)、というのが私の転職のスタンスです。
何事においても、嫌なことを嫌々続けるのは、短い人生でもったいないと思うし、やる気のない人と関らなければならない周りの方々にも迷惑なことだと思います。改善云々はさておいても、自分の人生に責任を持てるのであれば、逃げでもなんでも、気分よく生きられる方向に自分を持っていけばいいと思います。

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