本日現在1549
/ バックナンバーも全て読めます

人材紹介会社の選択基準とは。

人材紹介会社の選択基準とは。

No.100
  • 現職

    主に大手電機メーカーからの依頼による
    金属系複合廃棄物処理会社 法人営業担当

  • 前職

    大証1部上場 塗料メーカー 生産管理
    →大学へ
    →廃ガラスリサイクル会社 提案型営業

桜木 良夫 氏 30歳 / 男性

学歴:埼玉大学 経済学部卒

最初に

私の簡単な略歴を述べますと、専門学校を卒業後、大証一部上場塗料メーカーにて生産管理の部門で約3年勤務の後、地球環境問題を学びたい思いで4年間大学で再教育を受けました。その後、就職活動を経て入社した会社が、前職の環境ベンチャー・リサイクル会社でした。

当時、私の営業職としてのOJTを社長自ら行い、この会社を引っ張っていって欲しいという期待が社長から伝わり、他の重要案件も若い世代に任せながら育てる方でした。事業活動そのものも、社会的貢献性からみても環境法においても継続的経営が不可欠な会社でした。私はこのリサイクル事業の営業活動自体に全く不満は無く、プロジェクトの推進に無我夢中で、初めて仕事は面白い!と感じた頃でした。

しかし、その継続的経営が入社後1年強をもって、数年前の民事再生以来の経営困難な局面に出くわしたと感じ始めました。財務状況も予想外の赤字が続き、会社内外の声も消極的な意見が多くなってきました。また、結婚を控えたなかで、2年、3年後の自分が想像しにくい環境(営業から財務へ)に置かれてしまい、今年6月に転職を決意致しました。

(株)エリートネットワークとの出会い

当初、私の就職活動は、転職サイトを利用したごく一般的なものからのスタートでした。  

しかし、よく言われる、一歩会社の外に出た時の「自分の市場価値って一体どうなんだろうか?」というのが一番の不安要素でした。生産管理から営業職へのキャリアチェンジをし、更に大学で再教育を受けた私は、他の大卒者に比べ社会人経験もその分短期でありハンデとなるのではとも考えたからです。このまま単純に転職サイトを利用していては、営業キャリアのある方や第二新卒者との競合において書類選考で不利であることは明確でした。また、私の第一希望である環境ビジネスにおける営業職は、ただでさえ求人需要が少なかったからです。

そこで、以前から気になっていた人材派遣とは違う、人材紹介会社を本格的にWeb上で検索し、何件かホームページで判断をし登録してコンタクトをとったのが(株)エリートネットワークでした。その判断のひとつは、ずばり、この「転職成功者の体験記」からでした。理由は簡単です。体験者の声が生で正直に反映されていると感じたからです。

そして、7月の在職中に担当カウンセラーの岩川さんに2時間以上のカウンセリングを行なって頂きました。人事担当者が書類選考で描くであろう自分像を直接耳にすることにより、自分自身のレジュメから一般的な相手への伝わり方や自身の将来像を後々改めて考えさせてくれるものでした。

自己確立の転職活動

その時のカウンセリングでは、私は何ができる人材か、そして何をやりたいのかを中心に据え、紹介企業を考慮して頂いた結果、さっそく、環境ビジネスの会社を2社提示されました。カウンセラーの岩川さんが実際に足を運んで感じ取られた社内の雰囲気、経営スタイルを参考にしながら、後日、返事するということになりました。この2社は、岩川さんと同様な意見で私とは相性が不向きではなかろうかという結果に至りました。

その後、8月末に退職を致しました。8月は第3希望である医療機器の営業職のグループ面接に某転職サイトで漕ぎつけましたが、あえなく不採用通知が届きました。あの余計な質問が墓穴を掘ったのかもしれない、と反省しきりだったのを覚えています。9月に入りカウンセラーの岩川さんの方から3社紹介頂き、1社が面接まで進みましたが、結果として私の方からお断りをさせて頂きました。私の就職心構えとして、転職先の「目的と人」を熟慮した時に、「人=面接官」はとても好印象の働きやすい環境と感じたのですが、「目的=仕事内容」が少々かけ離れてしまい、2、3年後に後悔はないか?と感じたためでした。

10月に入ると参考までにと会社説明会に参加させて頂いたり、第2希望の大手企業の環境分野を視野に入れた営業職も紹介を受けました。しかし、結果として2社紹介を受け、2社とも採用通知の連絡はありませんでした。不採用理由をカウンセラーの岩川さんから伺うと、面接時に自分として若干反省したことは見事に見抜かれていました。その時、数回目のカウンセリングで岩川さんに言われたことは、岩川さん自身、私の鏡として相手企業と接しているということを強く訴えておられました。その時結婚を控えた私にとって、家族は焦らなくてもいいからと言ってくれるものの、何処か先走った観が私自身にもあったのですが、何か吹っ切れた観があり、やはり環境ビジネスがやりたいという信念を再び持ち始めました。それからは、不思議と転職サイトから面接まで進んだり、カウンセラーの岩川さんの方からも何社かご紹介を受けました。

結局、11月下旬にご紹介を頂いた環境ビジネス会社が3次面接迄進み、採用の通知を受け取ることができました。私にとって「目的と人」が完全一致した会社で、また、各次面接を終えた後も全く後悔が無かった事、絶対に貴社で仕事がしたい!と体を張って訴えた事が、このような結果を生んだのだろうと思います。

最後に

私にとっての今回の転職活動は、30歳という年齢や結婚を控えた中で人生設計をする重大な変革期でした。幼少期から関心を抱いていた環境問題が、まさかこの年齢まで人生に大きく影響しようとは思いも寄りませんでした。人それぞれ「思い=信念」はあると思います。私の場合、30歳という若く無い年齢にも拘わらず、その思いに迷いがあったため墓穴を掘った観がありました。様々な体験記は、転職活動をする中で必ず参考になるはずで、同じような迷いや悩みの方も必ずいるはずです。その中で私の体験が少しでも参考になれば幸いです。

また、(株)エリートネットワークのカウンセラーの岩川さんには大変お世話になりました。お陰様で無事に結婚式を迎えることができます。ただ、ただ感謝するばかりです。本当に有難うございました。

この転職者を担当したカウンセラーに
転職相談したい

この記事をご覧になったあなたに

関連する転職体験記

転職体験記を絞り込み検索 全ての記事一覧は
こちら