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28歳SE、一部上場大手SIerから、鉄道会社のIT企画担当へ

28歳SE、一部上場大手SIerから、鉄道会社のIT企画担当へ

No.952
  • 現職

    一部上場 鉄道会社 IT企画部門   全社IT企画担当

  • 前職

    一部上場 大手SIer   SE

小池 美帆 氏 28歳 / 女性

学歴:中央大学 法学部 法律学科 卒
ITパスポート
ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 11g
Windows Server 2008 ActiveDirectory, Configuration
基本情報処理技術者
応用情報処理技術者

大学時代の就職活動から、前職 (IT業界) に就職するまで

私が就職活動をしていた2010年は、リーマンショックの影響で就職氷河期の真っただ中でした。
高校の頃から大学まで、サッカー部のマネージャーを務めていたこともあり、自分が表に立って目立つ仕事をするというよりは、陰で支えることができる仕事に興味を持ちました。また、マネージャーを長年務める中で日々マネージャー業を改善しようと努力してきました。そこで、就職活動時は以下の点を軸に活動を行っていました。

1. 人の生活や暮らしを支える事ができる業界
2. 新しいことに挑戦できる仕事

このような軸を持って活動していたため、特に業界、職種を限らずに製薬業界、化学業界、広告業界等、幅広く選考を受けていました。
氷河期ということもあり、なかなか就職先が決まらず焦りばかりが出てくるなかで、父の仕事を思い出しました。技術士である父の職業柄、小さい頃からパソコンやインターネットに触れ合う機会が多かったこともあり、IT業界に興味を持ちました。小さい頃の経験から文系でありながらIT業界への苦手意識は特にありませんでした。
自己分析や企業研究を進める中で、選考も順調に進み始め、さらに興味を持ち始めました。今後の展望や将来性に魅力を感じたこともあり、最終的にはIT業界を中心に就職活動を行い、ご縁があり前職の大手SIerに入社することになりました。

現在までの職歴

入社時は営業職を希望していましたが、システムの知識を身に付けた営業の方が良いと考え、まずは開発のエンジニアとして働くことを選びました。
文系出身のため、プログラムは見たことも書いたこともない中、初めて参画したプロジェクトでは、要件定義から基本設計、プログラミング、テスト、導入とITライフサイクルの様々なフェーズを経験しました。

3年目の時に、コンサルタントとともにお客様のIT戦略を検討するプロジェクトに参画する機会がありました。その際にお客様の全社のITのあり方を考え、どんな改革ができるかを検討するという、今までにない新しい経験をしました。今思えば、この時の働き方に興味を持ったことが、今回の転職活動の指針のひとつになったと思っています。

その後も製造業のお客様を中心にPL、PMを経験し、ITの知識を深めていきました。
技術の話もお客様との交渉もできるSEの仕事にやり甲斐を感じ、営業職に転向はせずSEとして働いてきました。

転職を考えたきっかけ

前職は仕事をする上でそれなりの裁量を与えられ責任感を持って働けていましたし、職場の雰囲気も良く、社内の制度もきちんと揃っており、不満は特にありませんでした。入社してから今日まで辞めることなんて想像もせず、このまま定年までこの会社にいるのだろうと思っていました。

しかし、仕事に少し余裕ができ自分のキャリアを見つめ直す時間を持った時、3年目の業務経験から、プロジェクト単位でお客様のある一部分のITの最適化や改善をするより、全社的にITのあり方を考えたり、最適化するにはどうしたらよいかを考えることに自分の興味が向いていることに気がつきました。

そんな時に、前職の先輩でSIerからユーザ企業のIT企画部門に転職した方の話を聞き、とても生き生きとしキラキラした姿に、外の世界を見てみる勇気を持ちたいと思い転職を意識し始めました。

(株)エリートネットワーク廣重さんとの出会い

そんな思いを抱いてからまず転職サイトに登録し、ゆっくりと転職活動がスタートしました。
転職サイトでは様々なプライベートオファーをいただきましたが、どこか自分にはしっくりこないご紹介ばかりで、SIerからの転職の難しさを感じている最中に(株)エリートネットワーク様のホームページで 『転職体験記』 を拝見し、同じようにSIerから違う業界への転職に成功している方のお話を読み、一度話を伺うためにカウンセリングをお願いしました。

廣重さんは私が漠然と不安を抱いていた事を的確に、かつ、とても親身になって相談に乗ってくださいました。まだ、転職活動への一歩を踏み出せていなかった私にドライブをかけてくれた、そのような感じでした。
そこからは面接日程の調整から面接対策まで事細かにご連絡をいただき、私は本格的に転職活動を開始することになりました。

転職活動を振り返って

私の転職活動は書類の準備から内定まで約1ヶ月ほどで終わりました。志望していた転職先から内定をすぐにいただけたことは本当に嬉しかったですが、正直驚きのほうが大きかったことを覚えています。

転職活動を始めた時期、ちょうど担当の案件が忙しくなり、客先に常駐する生活が始まりました。自分の時間をなかなか作ることができず、書類を書くのにもギリギリになってしまい、開始直後にも関わらず正直、転職活動を辞めてしまいたいと思ったこともあります。そんな時に 「転職活動は、皆働きながらやっているんです。中途半端な気持ちでやることは許されません。」 という言葉を廣重さんからいただき、言われた直後はもちろん私の仕事も知らないでよくそんなことが言えるなといらだちを覚えましたが、冷静になり考えた時に、とても大切な事を教えていただいた気がしました。
転職活動を始め、転職活動は自分一人の事ではなく、エージェント、転職先の企業様、面接官の方々、そして周りの友人や家族、現職の同僚と多くの人を巻き込んで行っている事、そしてその多くの人たちが私に多くの時間を割いてくれているという事実に気がつきました。

そこからはちょっとした時間も無駄にしたくないと考え、毎日の通勤時間で自己分析や企業研究をする時間に充てました。この1ヶ月間、今まででは考えられないほど真剣に自分のキャリア、将来について考える事ができ、とても貴重な時間だったと思います。
それもこれもちょっとした私の不安や悩みを親身になって聞いてくださり、フォローしてくださった廣重さん、そして家族のお蔭です。
廣重さんのきめ細かいフォローのお蔭で、その熱い思いと支援に応えたいと思うようになりました。また、転職先の企業研究を行い、面接で社員の方と会う中で、私自身転職先のファンになり、転職先の方と一緒に働きたい、一緒に世の中に貢献していきたいという思いを強く持つようになり、今回の転職活動をうまく進めることができたと実感しています。
時には厳しいお言葉をいただいたこともありますが、その時があったからこそ今があると思っています。この場をお借りして御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

この1ヶ月間を振り返ると、仕事が忙しい時期だからこそ、真剣に、かつ、集中して転職活動ができたのではないかと思っています。
5年前に新卒で入社した時の気持ち同様、今は転職先で働くことが楽しみでなりません。
転職先の企業様はとても温かい方ばかりなので、これからの社会人人生も有意義に楽しく働いていければと思っています。
ありがとうございました。

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