本日現在:1225 転職体験記
No.1211

人生何を実現するか:テーマとポリシーを追求し、40歳前で2回目の転進

前職
農業スタートアップ 事業開発担当
現職
上場企業グループ・農業事業会社 事業開発担当
宮内 亜希子 氏 / 38歳
東京大学 文学部 卒
東京大学大学院 総合文化研究科 修士課程 修了
TOEIC 905点

【1回目の転職までの経緯】

日露外交史の研究者になりたく博士課程進学を考えていましたが、研究者としての将来に自信が持てず日系コンサルティング会社に就職しました。日系企業のロシア進出が盛んだった当時、企業活動を支える立場から今後の良好な日露関係を作る、と頭を切り替えました。内定は1社だけ。「致し方なし」と入社しました。

ロシア関係の案件は当初多く、ラッキーな新人時代を過ごしましたが、1年経たずにリーマンショックの影響でロシア案件はほぼゼロになり、「仕事を選ぶな!」と喝を入れられて幅広く調査・コンサルティング業務を実施しました。そんな中で見つけたのが「農業」の分野。農業こそ日本のすべての事業活動の中で最も力を与えなければならないのではなかろうか、このままでは日本の農業はまずいのではないか。そう考えていたところグループの関係会社に農業コンサルの会社ができ、出向させていただきました。

3年間の出向を経て帰任しましたが、やはり農業への想いは断ち切れませんでした。更に、より事業の意思決定に自ら責任をもってコミットすることに関心を持ち、農業分野の事業会社への転職を考えました。

【エリートネットワーク様との出会い】

実はこの段階で私は一度エリートネットワーク様の扉を叩いています。結論から申せば、その際はエリートネットワーク様とのご縁がつながることはありませんでした。当方の課題意識から農業の事業会社という志向には賛同いただきましたが、農業ベンチャーも視野に入れているお話をしたところ、ご担当の方にかなり強い口調で否定的なコメントをいただき、「転職エージェントって何なのだろう」と考えてしまい、結局はどこのエージェント様にもお世話にならずに転職活動を行いました。

【2社目の会社を決意した経緯と同社での経験】

最終的に決め手となったのは、「今しかできない経験ができること」。30代半ばに差し掛かり、年齢・経験・体力・精神力・経済面のバランスを考え、リスクが取れるのは今しかない、と考えました。選択したのは創業3年目の農業スタートアップです。

転職にあたり自分に課したのは3つ。「進路に関して周囲に何を言われても、すべて自分で決める、決めたことには自分で責任を取る」、「農業事業がうまくいくか、いかないか、自分も一員となってやってみてから発信する、外野の人間として無責任な発言をすることは止める」、「40歳までに、農業分野でこれを達成したと言える実績を小さくてもいいから作る」でした。

さすがスタートアップと言うべきか、本当に貴重な経験をさせていただきました。国内・海外を問わず新規プロジェクトの推進、パートナー企業の発掘、子会社の代表取締役、自社圃場のマネジメント、社内制度の整備。2回目の転職にあたって作成した職務経歴書は、どの企業のどの面接官も「面白いね」と言ってくださいました。

【2度目の転職の決意】

短期間でジョブホップをすることは志向に合わないので、4年で次の場所に行くことについて多少の迷いはありました。しかし、迷っているということは、今、行くべきなのではないか、とも考えました。

改めて人生のポリシーをよく考えました。「農業を追いかけ続けるか、もう一度ロシアという専門分野を掘り起こすか」、「40歳を前に、今後30年間どういう社会人人生を生きたいか」「仕事で何を実現することが自分にとって幸せで、周りの人も快適でいられるか」「自分で納得できる場で仕事をしているか」。
転職の情報サービスサイトに登録して情報収集する中で、もう一度、エリートネットワーク様をお訊ねしてみようか、という気持ちが湧いてきました。

世の中には数多くの転職エージェント会社が存在し、コンサルタント/キャリアアドバイザーの方は数え切れないほどいらっしゃいますが、相談しないまま、「エージェント会社とは合わなかった」と言い続けるのも違うと思いましたし、お手持ちの情報もより深いものがあることは絶対だと思いました。
エリートネットワーク様をもう一度お訊ねして、それでも「合わない」という印象だったら、そうなってから別のコンサルタントやエージェント会社に相談してもいいじゃないか、と思ったのも事実です。

エリートネットワーク様との面談では、前回とは別の転職カウンセラーの方が担当くださり、「記録も残っていると思いますので正直に申し上げます」と、過去の経緯、当時途中で失礼した経緯も含めてお話ししましたが、「複数回転職される中で、前はご縁がなかったけれど、と言って訪ねてこられる方は沢山いらっしゃいますよ」との言葉とともに、今回担当いただいた廣重さんはまっさらに話を聞いてくださいました。その言葉に後押しされ、「農業・食」「商社を含む事業会社」「新規事業開発・案件開拓」の3本柱が自身の中で明確になるとともに、そもそも転職をする、ということへの決心もつきました。

【2回目の転職活動と転職先の決定】

●選考を進めるにあたり
ご紹介いただいた企業の中には面接に進めないところもいくつかありましたが、それを悲観するよりも面接が決まった企業に全力投球することを心掛けました。質問を自分で作成し、回答を考えて想定問答集を作りました。農業スタートアップで従業員採用面接をした時のことや、1回目の転職活動、新卒での就職活動のことを思い出し、原稿にしました。

ロジカルに話が運べているか、思いが伝わりそうか、読み上げながら確認し原稿を練りました。もちろんいざ面接となると読み上げるわけにはいきませんし、想定通りに応じられない場面もありましたが、ここで整理しておいたことはどの企業の面接でもとても役に立ちました。ビジネスプレゼンを求められた面接の前には廣重さんにお時間をいただき、プレゼンの予行にお付き合いいただきました。オンライン面接の指定の場合は、これまた廣重さんに無理をお願いして、お電話での会話をウェブ会議にしていただくこともし、画面越しに自然に話す場を少しでも増やすようにしました。

このように書きますと優等生を演じているようで恥ずかしいですが、事前準備に関しては少しやるとやらないとで実際の面接を終えた時の満足度(後悔のなさ)が全然違うことに気づきました。
また面接の内容は、転職カウンセラーの方に報告するのはもちろんですが、終了したその日のうちに思い出せる限りすべてPCで打ち込んで記録し読み返しました。とくに志望度の高い会社については詳細に行うように心掛けました。これはどこの会社でどんな方の面接を受けるにあたっても奏功したと思います。面接官が聞きたいことは概ね同じなので、いかにロジカルかつ熱意をもって話せるかは、過去の自身の発言、面接官とのやり取りを客観的に振り返ったうえでそれを修正・改善できるかにかかっていると思います。

●結果待ち
待っている間、とくに志望度が高い企業のお返事を待っている間はとかく精神が安定しないものです。が、ここでエージェントの方に督促しても何も生まれないので、何かしら自分で気分を落ち着けるようにしました。

面接結果を読み返して、少なくとも全部言いたいことは言えた、と思えれば少し落ち着きますし、お見送りだった時のことを考えて次善の策を考えることも必要でした。

●転職先の決定
幸運なことに複数の会社から内定をいただきました。最終的にお返事をする段に至ってはやはり、「農業・食」「事業会社」「新規事業開発・案件開拓」の3つの軸にどれだけ近い会社、どれだけ近いポジションかを変数として考えました。ここがブレると後年後悔すると思ったからです。廣重さんにお願いして、内定をいただいた企業の社員の方々との再度面談・インタビューも設定していただき、自身の選択に言い訳せず責任を持てると考えた会社にお世話になることにしました。

また、内定辞退させていただいた企業様には、エージェント会社を通じてのご連絡はもちろん、直接にもお礼とお詫びのご連絡をしました。今後所属は異なりますが、一緒に何か仕事ができることを考えましょうと言っていただきご縁が繋がっています。

【転職を考えられている方へ】

おこがましいですが、今回2度目の転職を決めるまでの長い経緯を経て、総括的なことを少し書かせていただきます。

転職活動は、事前に想像するよりも遙かにエネルギー(時間・体力・精神力)がかかります。ですから、
①「自身で腹落ちして、腹に落ちたら一気に走る」、「走っている間はペースを緩めない(緩めないでいいペースで走る)」のが良いのではないかと思います。腹落ちしないまま走ると、自分がどこに向かっているのか分からず迷走です。そして息切れしたら、終わりです。

②相談相手は絞った上で信頼する。転職エージェント、家族、友人など色々な情報、色々な感想を持たれる方がいますが、最終的に決めるのは自分です。相談している内に迷いが出てきた、何が本当か分からなくなった、とならないよう、自分のポリシーを保ち、この相談相手はちょっと違うな、と思ったら潔く失礼することも時には必要かもしれません。

③転職はゴールではなく、新しいスタートです。「転職したらいいことがある」と夢見るのではなく、「より良い人生を送るための一つの手段」と位置づけられたら、転職活動に気概も入る一方、少し気を楽に臨めるかもしれません。

本当に最後になりますが、「縁と運とタイミング」の積み重ねを実感しています。エリートネットワーク様との1回目、2回目の出会い、ご縁をいただいた企業様との出会い。これらを大切に、後年にも各所へ恥ずかしくないよう、人生3つ目の会社での歩みを始めていきたいと思っています。

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