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高炉メーカーの修士卒生産技術者32歳。転勤無し、都会勤務、異業種、年収維持を軸に、日本のコンサル会社へ

高炉メーカーの修士卒生産技術者32歳。転勤無し、都会勤務、異業種、年収維持を軸に、日本のコンサル会社へ

No.1530
  • 現職

    【東証プライム上場 日系 総合コンサルティングファーム】
    コンサルティング本部 シニアコンサルタント

  • 前職

    【東証プライム上場 大手鉄鋼メーカー】
    岩手製鉄所 線材工場 スタッフ
    →千葉製鉄所 線材技術室 スタッフ
    →岩手製鉄所 棒線技術室 主査(準管理職)

大島 優志 氏 32歳 / 男性

学歴:北海道札幌北高等学校 卒
北海道大学 工学部 機械知能工学科 卒
北海道大学大学院工学院 量子理工学専攻 修了

●前職について

前職は2017年に新卒で入社し、足掛け6年半お世話になりました。

新卒の就活時、鉄鋼業界を意識した最初のきっかけは以下の通りです。
・巨大なプラントへの漠然とした憧れを持っていたこと
・所属していた研究室における共同研究で関わりがあったこと

他にも重工、重電メーカーなども志向しましたが、最終的に “日本のものづくりの根幹を支える素材産業の重要性” に心が動き、大手鉄鋼メーカーへの入社を選択しました。
入社後~退職まで一貫して生産技術スタッフとして勤務し、所属する製造拠点の担当ラインに関するあらゆる知識をインプットしつつ、操業改善や設備投資案件を推進する業務をこなしました。

前職で得られた経験のうち、特に自身の中でポイントとなった点を以下に記します。

【仕事を進める上で現場と深くコミュニケーションを取る経験】
新しい設備などを導入する上で、現場のオペレータと徹底的に対話を重ね、漠然とイメージしている “ああしたい、こうしたい” という想いを言語化して設備仕様に落とし込むことを数多く行いました。
予算や工期などの様々な制約がある中で、現場で活躍する方々の生の声を如何に反映させて現実的な方案を練り上げるかを試行錯誤する毎日であり、様々な立場の想いを集約・成案化させるというプロセスの経験が、結果的に転職後も活用できる大きな武器となりました。

【転勤による複数拠点での仕事の経験】
国内に多数の製造拠点があり、技術系総合職のため転勤が前提のキャリアでした。
私の場合は1年目の初回配属で岩手県の拠点→2年目に千葉県の拠点→4年目に岩手県の拠点に戻る、という動き方をしました。
同じ会社なのに拠点が違うと仕事の進め方や考え方も違い(それが良いか悪いかはともかく)、これが多角的な視点で物事を考える力を養う一端になったように思います。
特に4年目に元の拠点に戻った際は、他所で得た知見を応用して、他の人とは違った視点で仕事を進めることができました。
これもまた、結果的に転職後に活きている経験であると感じます。
一方で、転勤という要素の体験そのものが転職を意識するきっかけの1つともなりました。

●転職に至った経緯

仕事はある程度のやりがいを持って取り組めていた一方で、年次が上がるにつれて、
 ・自身の今後のキャリアや、取り組む仕事の方向性の狭さが漠然と見えてきたこと
 ・DXなど、より先進的な取り組みに仕事で触れてみたくてもチャンスが得にくいこと
 ・今後も全国転勤を重ねていくこと
 ・製造拠点がある地域はかなりの田舎であり、QOLの向上が望めないこと
といったことが心に引っかかるようになりました。

重厚長大な産業であることや、古き良き大企業であることなどが障壁となり、先進技術の導入などは進まず、仕事として取り組めるチャンスはなかなか見出せませんでした。
また、転勤や勤務地の要素は、新卒時は許容できていたはずが、年齢を重ねるうちに今後のライフプランを考える上で大きな障害であると感じるようになりました。

そんな幾つかの漠然とした不満を抱えていた折に昇進し、そのとき取り組んでいたプロジェクトが終わったら課長ポジションに就く見込みとなりました。
“もし転職を実行するなら課長になる前の今が最後の機会だろう” と思い、途端にタイムリミットを意識してかなり葛藤しました。
これは、より忙しくなって転職活動どころじゃなくなるだろうという予測のほか、年齢やマネージャー経験によって転職市場における立ち位置が変わるだろうという考えから来るものでした。
転職する場合は未経験の異業種を目指すことになると思っており、これ以上遅くなると転職のハードルが今以上に上がってしまうのではないかと焦りを感じていたのです。

最終的に、機会を逃さず自分の願いを素直に実現することを選び、転職を決意しました。

●転職活動の流れ

転職を決意した時点で、前述のタイムリミットまで半年程度でした。
転職活動はだいたい早くても3カ月~半年程度かかるとのことで、かなり焦って情報収集を始めました。

大手のエージェントサイトなどに登録して担当者と面談し、求人情報などを受け取っていましたが、どこか噛み合わない感覚を持ったまま、あまりしっくり来ていませんでした。
私自身、若干の迷いを抱えた状態で転職活動をスタートさせていたせいで、しっかりと転職にかける想いを伝え切れていなかったことが要因かもしれません。
他にも、スカウトを受け取るタイプのサイトにも登録していたため、幸いにも複数のヘッドハンターから特別なメッセージを頂き、いくつか面談をお願いしていました。

そんな中で、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの高橋様からメッセージをいただきました。
メッセージの内容や経歴(大学の大先輩でした)に親和性を感じ、面談を申し込みました。
初回の面談では高橋様と、私の担当として久井様も同席いただきました。久井様は前職の企業が私と同じであると聞き、余計に運命を感じました。

この面談が非常に印象的でした。
転職を思い至った経緯などを話していくうち、自身の中でどこかぼんやりしていた転職理由などが、高橋様の切れのある言葉によって明確に整理され、洗練されていきました。
思い返せばこの面談が、転職に対して抱いていた若干の迷いや余計なプライドなどに対して、自身の中で区切りをつけるための重要な助けとなりました

これによって転職の前提条件もシンプルに具体化されてゆき、
 ・都市部勤務
 ・転勤無し
 ・年収は同等程度
 ・異業種が前提
と、纏めあがりました。

なんとなくやりたいことはあれど、狙いの業界は定まっていない状態だったため、こうして他者の視点を入れて相談しながら交通整理をしていただけたことは非常に助かりました。

その後、狙いの業界を、希望とのマッチ度が高いコンサルティング業界と定め、本格的な転職活動が始まりました。
まだ前職に在職中だったため、業務と転職活動の両立は多忙を極めましたが、久井様が様々なサポートを展開してくださったお陰で、なんとか心折れずに進めることができました。

経歴書や面接時のアピールポイントとして意識したのは、前職での現場とのコミュニケーションを突き詰めた経験そのものや、転勤の経験によって得た広い視野と長期的・多角的な目線で物事を考える力などです。
これはコンサルティング業界に関わらず、仕事をする上で非常に大きな武器となり得る確信があったため、自信を持ってアピールすることができました。

5、6社ほど面接を受けてそのうちの1社から内定を頂き、会社の特徴が私の希望とマッチしていたこともあり、そのまま内定を承諾しました。
幸いなことに、転職の軸と定めた条件も全て達成することができました。

結果的に4ヶ月程度で転職活動を終えることができ、気にしていたタイムリミットにも間に合いました。
退職の手続きに関しても、前職が同じ久井様の経験によるアドバイスが存分に発揮され、手厚いサポートのお陰で、スムーズに進めることができました。

●転職後の現在

製造業出身のコンサルタントとして、以前より興味を持っていたIT関連のプロジェクトに関わらせていただいております。
全く新しい知識を素早く、広く、深く身に付ける必要があるため非常に大変な思いをしていますが、これまで以上にやりがいを感じて楽しく充実した日々を送ることができています。

何より仕事のスピード感が前職と全く違うため、素早くクリティカルに思考をまとめるためのテクニックや、それを迅速に表現するためのドキュメント作成スキルなどをトレーニングしつつ、プロジェクトに関わる知識をインプットし続けています。

●最後に

私は自身のことをかなり保守的な人間だと捉えており、それゆえに転職とはずいぶん思い切った決断をしたなと自分で思ってしまいます。
実際、転職後に友人たちからは “転職せずに最後まで勤め上げるタイプだと思っていた” とかなり驚かれました。
そして次の職場は、前職とは本当に真逆と言っていいほどに文化が異なり、若く、新しく、変化の激しい世界であり、恐ろしいほどのスピード感で物事が進んでいきます。
それがとても刺激的で、前職では決して味わえなかった世界です。
それに適応するため、自分を破壊・再構築しながら仕事に立ち向かう日々です。

転職はリスクを伴う行動だと思いますが、そのリスクを背負ってでも、自分の想いを実現する選択をして良かったと感じます。
悩みながらも転職を決意し、行動を始めるところまでは自分で進むことができました。
私の場合、その先でエリートネットワーク様と繋がれたことが、転職活動が成功した決定打となったように思います。
一人では明確化できなかった想いを形にする手助けをしてくれ、望んだ在り方をつかみ取るまでの心強い味方となってくれたことに、深く感謝致します。
高橋様、久井様との繋がりを得たことで、新しい人生を歩みだすことができました。
この御恩を決して忘れず、次の職場でも活躍できるよう精一杯努力して参りたいと思います。
この度は、新しい人生をつかむために尽力していただき、誠にありがとうございました。

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