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「業務改善×購買」の経験を活かし、実験薬品メーカーから化学メーカーの購買部門へ

「業務改善×購買」の経験を活かし、実験薬品メーカーから化学メーカーの購買部門へ

No.1459
  • 現職

    東証プライム上場 年商1兆円規模の総合化学メーカー 購買部 購買推進担当

  • 前職

    創業100年超の独立系 実験薬品メーカー 研究職→購買部 業務改善担当

小菅 亮一 氏 33歳 / 男性

学歴:私立高校 卒
国立大学 薬学部 卒
国立大学大学院 薬学研究科 修了
TOEIC IP テストスコア 910点
使用言語:Excel VBA / Access VBA / UiPath / Python

① 学生時代に遡った新卒での就活の志向

大学院時代は有機合成の研究を行っており、新卒の就職活動においては専門を活かせる製薬・化学系メーカーの研究職を重点的に受けていました。
最終的には化学メーカー、ジェネリック医薬品メーカー等数社から内定を頂き、事業内容や積極的なグローバル展開に特に魅力を感じた、創業100年を越える独立系の化学メーカーに入社しました。

② 入社した会社・部門での担当業務、体得したスキル

開発部門と購買部門での業務を経験しました。

入社当初は希望通り開発部門に配属され、研究開発業務に携わっていました。
開発部門には結果的に2年ほどしか在籍しませんでしたが、品質や技術的な課題等についてお客様と直接やり取りする機会があり、技術だけでなく対外的な折衝や資料の作成等、様々な点で学びがありました。
一方で、海外と接点のある仕事に興味があったこともあり、海外との関わりが深い購買部門への異動希望を出しました。

購買部門への異動後は、希望通り海外の仕入先からの購買業務に携わることができ、海外出張も含め多くの経験をさせてもらいました。様々な国の方々とやり取りをする中で、コミュニケーション力、傾聴力といったスキルを身に付けられたように思います。

その後、輸入業務の傍らチーム内の業務効率化を行っていた背景もあり、数年で購買部門内の業務改善チームに異動となりました。
そちらのチームでは部内の業務フローの改善や、エクセルVBA、アクセス等を用いた業務改善ツールの作成、また業務改善に繋がる外部システム・サービスの導入といった業務を行っておりました。
この業務改善チームでの経験が最も長いのですが、業務改善の進め方を学んだり、課題解決力を磨くことができた有意義な期間だったと感じています。
仕事内容自体にも面白さを感じていたため、転職活動における希望の職務内容としては「業務改善 × 購買」の二軸で検討しました。

③ 今回転職するに至ったきっかけ

所属していた業務改善チームの長期的な目標がここ数年不透明であり、モチベーションを高く維持するのが難しかった点が一番大きいです。
過去の業務改善やシステムの入れ替えを経て、ある程度業務が安定稼働している中、次のミッションが中々見えずに時間だけ過ぎていくことに不安がありました。

同時に、新卒入社からおよそ10年という節目を迎えたこともあり、環境を変えてステップアップする良い機会だと考えたこともきっかけの一つです。
偶然インターネット上で見かけた求人から(株)エリートネットワークさんにコンタクトを取り、転職活動を開始しました。

④ 転職活動でこだわった軸

購買部門で業務改善を行ってきた経験を十分に活かせそうかという点に重点を置きました。
一方でこれらの要素を満たせれば、もともと専門としていた化学の分野からは離れてしまっても仕方がないと考えていました。

結果的に条件に合う、年商1兆円規模の化学メーカーに内定を頂くことができましたが、この覚悟を持って転職活動したからこそ様々な業界の求人情報を俯瞰することができ、より広い視野で転職活動を行う事ができたように思います。

⑤ 転職活動を通じて気づいた点、反省点

転職活動を通じて気づいた点は、スキルや経験を活かせる可能性がある職場は思った以上に多いという点です。
自分がどのようなスキルを持っているか、何が強みかを明文化し、それに多少なりとも当てはまる求人案件を概観するのが良いように感じました。
もちろん自分が希望する条件ありきですが、少しでもマッチする可能性がある求人案件を幅広く見ていくことで、譲れない条件が再発見できたり、全く考えていなかった業界・職務内容と出会えたりする可能性もあるのではないかと思います。

私の場合も幅広く求人案件を紹介して頂く中で、当初は重要視していなかった点や見落としていた点等を再発見でき、次第に軸が固まっていきました。
例えば、同じような職務内容であったとしても自分がその業界に対して興味を持てるかどうか、といった非常に初歩的なところから気づきがありました。
間口を広げるために、元々の専門である化学系以外の求人もご紹介頂いていましたが、最終的にやはり化学系が自分に一番合いそうだと再認識できた点はとても良かったと思います。

一方で、転職活動の反省点を挙げるとすると、新型コロナの影響もあり全ての選考がオンラインだったため、実際の会社の空気感等が把握しづらかった点です。
前職の業務との兼ね合いもありオンライン選考を積極的に選んでいましたが、対面での面接が可能な企業でしたら実際に出向いて会社の雰囲気を感じてみるのも選択肢の一つだと思います。

また、転職活動を開始するまでに時間がかかってしまったことも反省点の一つです。
環境を変えたいという漠然とした思いは以前からありましたが、実際に行動に移すまでに数年かかってしまいました。
踏ん切りがつかない方もまずは腕試しくらいの感覚で転職活動の一歩を踏み出してみると良いかもしれません。
転職活動を通じて現在の会社に留まる結論に至ったとしても、それはそれで自分の人生にプラスになるのではないかと思います。

⑥ 次の職場に賭ける意気込み

初めての転職ということで不安はありますが、これまでの経験や培ってきたスキルを還元するとともに新しい学びがある場と捉えて、ポジティブに頑張っていこうと考えています。
また、中途採用ということで即戦力として厳しい目で見られることもあると思いますが、柔軟な姿勢を持ちつつ他社経験者としての視点を大切に、周りに良い影響を与えられるように努めていきたいと思います。

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