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非鉄メーカーの人事職から、HRコンサルタントへ

非鉄メーカーの人事職から、HRコンサルタントへ

No.1373
  • 現職

    メガバンク系 コンサルティングファーム HRコンサルタント

  • 前職

    東証プライム上場 財閥系 非鉄金属メーカー 本社人事部 人事職

湯川 仁明 氏 29歳 / 男性

学歴:兵庫県立 伊丹高等学校 卒
関西学院大学 経済学部 経済学科 卒
TOEIC850点

① 新卒の “就活” 時の志向

学生時代の就活の軸は曖昧なもので実感の伴わないものだったと記憶しています。
アルバイトでは接客業や塾講師をやっていたため、川下のサービス業に関する働き方は具体的にイメージできたものの、オフィスで勤務する姿や上流での営業活動、現場での実務などは机上の知識に留まっていました。そのような状況でも、グローバルに関わることができる業界・企業にこだわり、総合・専門商社、グローバル製造業など中心に説明会を受けていました。理由は、大学受験時に英語や世界史の科目は特に興味を持って楽しく勉強できたのと、大学でも留学生と一緒に過ごすことが多く英語を通じて異なる文化に触れることがとても刺激的だったからです。企業規模・積めそうな経験などある程度は見ていましたが、グローバルな舞台で働けるかどうかを一番にしていました。

就活時は面接で度々落選し、内定がなかなか決まらず苦労した思い出もあります。上述の通り、現場での働き方が自身のキャリア志向とうまく関連づけられずありのままの自分で自信を持って語ることができませんでした。当時を振り返ると、面接官にとって私の話す言葉が上滑りしていたのだなと思います。(当時は真剣にやっていて、就活が何たるかをわかっていなかったという落ち度もありますが……。)

うまく決まらない中で、そんな私の人柄や性格、長所などを買って頂いたのが非鉄金属業界の前社でした。これまでうまくいかなかった原因が、実のない言葉を話していたことだと薄々気付いていたところもあったかと思いますが、面接での話しやすさ含めて等身大で話すことができました。非鉄金属業界は前社しか受けておらず、たまたま選考会も兼ねた説明会で出会ったのがきっかけです。どこも内定がなかったので、藁にも縋る思いですぐに受けました。選考を進める過程で、グローバル展開をしており、企業規模や積めそうな経験も自身の納得の行くものであり、無事内定も得たため入社を決意しました。狙って受けたわけではなかったので、運と縁に恵まれました。

② 入社した会社での担当業務や実務経験、体得したスキル

海外に携わりたい気持ちが大きかったので、最も海外進出している自動車部品の事業の営業職を志望し、希望通り配属されました。日系カーメーカーに向けた自動車部品(ドアロック)の営業活動を行うもので、見積書/提案資料の作成並びに価格交渉を担当しました。必要に応じて設計や製造部の者も巻き込み、設計仕様の変更や製造工程の変更を行うよう働きかけ、競争力のある価格提示に努め、数車種の受注搭載につなげました。営業では、現場の重要性はもちろんのこと、上流〜下流にかけてのサプライチェーンや製造工程の一連の流れを会得することができました。

営業活動自体はとても刺激的で学びも多いものでしたが、入社から約2年経った頃から本当にやりたいことは営業なのか?と自分の進む道に違和感を覚えるようになりました。そう感じるようになったのは、土日にプライベートの時間を使って学生の就職活動支援を行う中で、人のキャリアを考える仕事をメインでやるのもいいなと思い始めたためです。その時点で一度人材業界への転職活動を試みたりしたのですが、結局社内希望で人事部への異動が決まり、まずはこの会社での人事業務を頑張ってみよう!ということで人事へキャリアチェンジしました。

小学校の時から学校の先生になりたいと思っていたり、大学で塾講師としてアルバイトしていたり、就職活動支援のボランティアをしていたりと何かと「人のキャリア」に携わることが好きだった自分にとって、人事の仕事は営業に勝りエキサイティングなものでした。

最初は採用業務に従事しました。アプローチすべき学生層のターゲティングからペルソナ化まで行い独自の採用戦略を立案し、職種理解を主とした内定辞退に繋がりにくいインターンシップの企画・実施まで遂行しました。「自社で活躍してくれそうな人」という主観且つ定性的な指標を、客観的な指標で施策に落とし込んでいくプロセスがとても面白かったです。

その後は、育成業務やタレントマネジメントシステムの導入、人事部門における中期経営計画策定プロジェクトなどに従事しました。
育成業務では、入社後1〜3年目を対象とした若手社員の研修企画・運営を実施しました。会社の経営課題に即したマインド醸成型プログラムを設計し、キャリア設計について考える癖付けをすべくWill・Must・Canを基軸とした研修プログラムを設計しました。

また、全社のタレントマネジメントシステム導入においては、教育環境のDX化を推進しました。プロジェクトマネジャーとしてIT部門とも連携しながら「いつでもどこでも学習できる環境」としてのプラットフォームを整備しました。
人事中計策定においては、ビジネスパートナー室の設立提言・働きがい改革の更なる推進、パーパスドリブン型経営移行に伴うパーパス浸透策を提言し施策化しました。
人事業務を通じて、個が輝くことのできる組織・風土設計や従業員が輝くことのできるキャリア設計支援に向き合うことができ、とてもやりがいを持って取り組んでおりました。

③ 今回転職するに至った背景や理由

転職活動のきっかけは、30歳手前ということもあり自身の今後アドレスしたい人生の方向性を明確にし、行動しなければという一種の危機感を感じたことです。

向かう方向性(場所)は
① 自身のミッションである「働く人のキャリアを明るくできる」仕事
② HRに関する知識・スキル・経験の幅・深さをより深めプロフェッショナルになれる仕事
でした。

④ こだわり、譲れないと考えた軸

意を決し本格的に転職活動を行なったのは今回が初めてでした。求人広告を眺めるだけではダメだと思い、スカウトサービスに数社ほど登録しました。4〜5人の方とオンラインで面談し、その中で出会ったのが(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの梨本様でした。

梨本様との面談では、ただ希望する業界の求人を紹介して頂くのではなく、転職活動を思い立った経緯を丁寧にヒアリングして頂いた後に、希望業界の動向、そこで積むことのできる経験や出口戦略などキャリアに関する事柄などをじっくりと対話ベースでお話ししました。求人紹介も求人要項を頂くだけでなく、梨本様独自の見解と合わせて私に適した軸で事業会社・コンサル業で複数社紹介頂きました。頂いた候補の企業は大変質の良いものでありながら、その中で私にとって一番良いのはどこか、私の感触も汲み取って頂きながら、都度求人の追加提示も頂きました。

梨本様との関わりの中で、事業会社ではなく、よりHRとしての経験を積むことのできるコンサルティング業界が一番適していることに気づくことができました。今回は年収アップが第一目的ではなかったのですが、結果として御紹介頂き入社した会社は、業務内容・キャリア設計面はもちろんのこと、待遇面でも前職を上回る内容でした。
また、事前の面接対策や毎度の面接後フォローアップ、退職に係る注意事項なども大変丁寧に御教示頂き、諸所スムーズに転職活動を執り行うことができました。

⑤ 転職活動を通じて、気づいた点や学んだ点

転職活動を通じて一番大切だと感じたのは、「何を求めて転職するのか」という問いに答えられること、そしてその答えに対し素直に行動することです。転職活動中は、当たり前のようで難しいなと痛感しました。転職活動をしている際、ついつい私は生活に直結する福利厚生や待遇面に目を奪われてしまうことがありました。そういった時は、自分の中で何がやりたいのか?何を実現したいのか?なぜ現職に残るのはダメなのか?と自問し本来の目的から逸れないように軌道修正しました。納得の行く転職活動は、自身の素直な思い(=そもそも転職するきっかけ)に対して行動できているかどうかで決まるとも実感しました。
また、転職活動は基本的に就職活動と同じだと感じました。新卒と中途は立場的には異なるものの、本質的な部分は変わりありません。どの進路に進みたいか?なぜその進路か?なぜ自分はそう思うのか?を愚直に問い、それを相手に伝わる形でアウトプットするという自己分析のプロセスが重要です。

蛇足となりますが、適性検査対策も大切です。ビジネス的な計数感覚があるからと油断していると、独特の形式で戸惑い落選することもあるので注意して下さい。
忙しい現職の業務と併行して、自己分析し、それを相手にわかる形で職務経歴書に落とし、適性検査対策、面接対策などしなければなりませんが、自分のキャリアの大きな転機となりますので(精神論ですが)気合いで何としてでもやり切って下さい!応援しています。

⑥ 次の職場に賭ける意気込みや覚悟等

次の職場では、自身のミッションに愚直に向き合いクライアント様に貢献し、且つ知識・スキルを格段にスケールアップさせ、人間としてより一回り大きくなりたいと考えています。自身のキャリアに愚直且つ、常に前向き・情熱を持って精進して参ります。

このような大切な転機に、運と縁のお陰で出会えたエリートネットワークの梨本様には感謝しております。本当にありがとうございました。

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