本日現在:1311 転職体験記
No.1307

国家公務員、公的分野に対する志を胸に外資系アドバイザリーファームへ

前職
霞が関 国家公務員(総合職)
現職
外資系アドバイザリーファーム パブリックセクター向けのコンサルタント
田沢 慶子 氏 / 27歳
早稲田大学 法学部 卒

① はじめに

この度は、エリートネットワーク様のお陰でスムーズに転職を成功させることができました。

エリートネットワークの、特にご担当いただきました転職カウンセラー 西堀様には心からのお礼をお伝えさせていただくとともに、現在公務員として働いており、漠然と将来の不安を抱えている方や、実際に転職をしたいと考えている数ヶ月前の私のような方にとって少しでも参考になれば幸いです。

② 新卒時の就職活動につきまして

「日々の当たり前の暮らしをより良いものにしたい、未来もずっと素敵な日本のままであってほしい」と公務に関しては高校時代から漠然と関心を抱いていました。

そんな中、大学1年の短期留学での出来事をきっかけに、国の根幹である制度や法律に携わることを通じて、国を内外の両側面から良くしていきたいと考え、国家公務員を志望することとなり、大学3年の頃には予備校に通う等、準備を重ね、無事晴れて念願の国家公務員になりました。

③ 入省後の職務経験について

入省後、最初の配属では日本と大国の協定の交渉の大詰めに携わることができ、交渉内容については省内だけにととまらず、官邸も含めて大がかりな折衝を経験することができ、1年目にして残業が多いながらも大変有意義な経験をさせていただくことができました。

その後、他部署や現場への配属や、他省庁に出向し、それまでとは全く異なる分野の業務に携わりました。短い役人人生でしたが多岐にわたる経験をさせていただき、非常に恵まれた時間であったと思っています。

④ 転職に至った理由

そんな私が転職を考えるに至った理由を書かせていただきます。

1点目は、働き方に違和感を覚えたことです。霞が関のブラックな労働実態については入省前から有名な話であるため、私自身も覚悟の上、入省しました。実際に、特に1年目は休日出勤やタクシーで帰宅するような日々が続いたこともあります。
他方で、特に直近の部署においては、比較的早めに退庁する風潮があり、苛烈な働き方はしていません。しかし、コロナ禍になり、在宅勤務が推奨される中でも、幹部等への説明のためだけに登庁する風潮があったり、また、登庁しない職員に対する風当たりの強さを感じることがありました。組織の働き方や関係者の都合上、致し方のないことではありますが、働き方を変えられる絶好の機会において、その意志を感じられなかったということは、今後も簡単に変わらないのではと、違和感を覚えざるを得ませんでした。

また、所属していた省庁は現場を持つ省庁であったため、将来的に転々としていくこと、直近のキャリアでも短期間で異動が増えてきている状況にある、かつ、現場勤務はシフト勤務が多いこと、現場業務であるため出勤が前提となっていること等。私自身、年齢もあり、将来的に結婚や出産、育児といったライフイベントを考慮すると、自身が望んでいる働き方と異なっているのでは、という漠然とした不安を長らく抱えていましたが、無視すべきではない段階に来たと思いました。ちなみにこれは、新卒時にはあまり抱えていなかった考えですが、働いていく中で同期等の結婚や退職を経て、自分の中の優先順位が変わってきたということです。

2点目は、業務を進めるうえでの意思決定プロセスです。他の方も書かれている通り、省庁は意思決定プロセスの階層が多くあり、決定に時間を要します。また、その際に説明を行うのですが、上司と幹部の考えが異なると180度の方針転換を迫られることも少なくありません。そのため、基本的にはボトムアップ的に若手の意見を反映する余地はあまりない状況にあり、立場としては若手中堅でありますがこれでよいのか、と疑問に思うこともありました。これについては、おそらく民間でも大手企業ほど同じ傾向にあるのではないかと思い、今回の企業選びでも妥協した点です。

3点目は、公的分野に関わるという点で限界があると感じたことです。省庁の公務員の場合は、基本的に各省庁の所掌があり、それをベースに業務を遂行していきます。実際に仕事をして感じたのは、思った以上に「所掌であるか否か」をすごく問われる風土である、ということです。
横断的に各省庁に携わる部署もありますが、あくまで出向ポストで取りまとめ役であることが基本です。また、現場を持っていない省庁も多いので、政策立案を行ったその結果として業界の最前線で何が起こっているか、までの一体的なフォローは難しいと感じました。

以上の3点が私が転職活動に至った主な理由となります。
途中にも書きましたが、自分の中の優先順位というのはキャリアの中でも変わってくると思います。新卒の頃は、働いた経験もないので自分が仕事を通じて実現したいことを念頭に、それ以外の働き方等はあまり考えずに就活を行っていました。

⑤ 転職活動について

そういう気持ちを抱えつつ、転職活動をしようと思いましたが、そもそもの転職活動の仕方がわからなかったこと、また、官→民への転職となると未経験のため難しいのでは、という不安がある中、ネットで「国家公務員 民間転職」と検索し、一番最初に出てきたのがエリートネットワーク様でした。そこで『転職体験記』を拝見し、多くの同僚がお世話になっていた実績があったため、カウンセリングを申し込みました。他のエージェントにも登録していましたが、最初のカウンセリングでの厳しい深堀や真摯に向き合って下さる姿勢があったことや、業務との兼ね合いで転職活動に大きなウェイトを置けないことから、エリートネットワーク様一本で転職活動を始めました。

最初の頃の転職軸は、①ライフイベントとの両立も考慮し、フルリモート等柔軟な働き方ができること、②意思決定においてボトムアップ的に意見が反映されやすい会社であること、でした。
しかし、はじめは書類選考もなかなか通過せず、西堀様にも多々アドバイスいただいたにも関わらずうまくいかない状況が続きました。そんな中、選考が通過した公的分野に関するビジネスを扱っている企業の面接対策をしている際、「私はビジネスにも関わりたい一方で、公的分野に対する志が変わらずある」ということに気づきました。

その後、西堀様との面談の際に、パブリックセクターに興味があることをお伝えし、ご紹介いただいた求人案件の書類選考が通過。無事に面接に進むことができました。その結果、社風的にも穏やかで私にマッチしそうで、働き方も割と柔軟であり、パブリックセクターに関われる、という個人的希望に合致した企業様から内定をいただくことができました。

⑥ 転職活動後から

転職活動を終えましたが、他の方も書かれている通り、公務員の場合(?)意外と大変だったのが退職交渉でした。個人的には正直、転職活動本体よりもこちらの方が大変でした。
これについては、すでに退職した私の同期や先輩も同じ状況で、人によっては退職時期がずれていますので、これから転職活動を行う方は特に念頭に置いていただければと思います。(特に有休消化をしたい場合は業務の引継ぎの関係もありますので早めの相談が必要だと思います)

退職交渉にあたっては、西堀様や篠原様、高橋様と面談させていただき、予め、これまでの方の状況や注意点等を具体的に教えていただき、それを踏まえて退職交渉を行いました。
退職交渉に係る面談を6~7回ほど行いましたが、私の場合はよくわからない状況が最後の方まで続き、精神的にネガティブになった時期もありました。西堀様からは入社時期をずらすご提案をいただく等ご配慮いただきましたが、フォローを受け、最後まで退職意思が変わらないことを伝え続け、無事に受諾され、希望の日程で退職できることとなりました。

⑦ 今、転職を考えられている方へ

現在は、部署の方のご厚意のおかげで、1カ月ほど有休消化をしており、次の仕事に向けた準備や、感染対策を十分気を付けたうえでリフレッシュをしつつ過ごしています。次の職場では全くゼロからの再スタートとなるため、不安と期待が混じってはいますが、これも何かの縁ですので、これからのネクストキャリアを楽しめたらと思います。

今、『転職体験記』をお読みになっている方は、現在進行形で転職したいと思っている、もしくは漠然とどうしようかなと考えている方だと思います。今回、転職エージェントを利用しての転職活動でしたので以下、利用して感じたことをお伝えします。

①(特に初めての転職の場合)転職活動の仕方やノウハウがわからないことが多いので、その点をフォローしていただき、効率的に行えたのではと思います。職務経歴書や履歴書の書き方等、従来からのストックがあったのでそこが一番助かりました。また、面接後のフォローや、先方からのフィードバックもいただけました。退職交渉に係るストックもあるので一体的にフォローいただけたと思います。

②求人案件を探す手間が結構省けたと思います。エージェントなしの場合を経験していないのでわからないのですが、通常業務と並行で行うため、転職活動にあまり時間は割けません。そのため、きちんと希望を伝えることは前提ですが、的確な求人案件を紹介いただけたのは大変助かりました。

③何よりもですが、精神的支えになりました。(笑)
書類選考や面接でうまくいかないことがあったり、悩んだりしたときに、西堀様は結構話しやすかったので大変助かりました。退職交渉で、一時気持ちが揺らいだこともありましたが、愚痴を聞く感覚で話を聞いてくださり助かりました。(この点は相性もあると思います)

その上で、転職は人生において時間も労力もかなり要することなので、本当に今や今後の自分にとって「現職のままでいることが良いことか、変わることで本当に納得できるのか」という覚悟が必要になってくるかと思います。しかし、こういったことは一人で考えていても、はっきりとわからなくて、誰かと話すことではっきりしてくることもあるかと思います。自分のキャリアや価値観を見つめ直すいい機会にもなりますので、少しでも不安を抱いている方は、エリートネットワーク様にぜひ一度お話ししてみると何かを変えるきっかけになると思います。

まとまりのない文章となりましたが、皆様のお役に立てれば幸いです。

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