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半導体のエンジニア、電機メーカーからコンサル会社へ

半導体のエンジニア、電機メーカーからコンサル会社へ

No.883
  • 現職

    総合系コンサルティングファーム  経営コンサルタント

  • 前職

    一部上場 総合電機メーカー  半導体部門  エンジニア 兼 海外営業

山内 聡一郎 氏 29歳 / 男性

学歴:東北大学 理学部 物理学科 卒
東北大学 大学院 理学研究科 物理学専攻 修了

私は大学院修了後、大学 / 大学院で理系にいたこともあり、その経験を活かそうと総合電機メーカーでエンジニアとして働いていました。
しかし、働き始めて4年、任される仕事も重要度が増す一方、モノづくりでモノと向き合うのではなく、もっと社会や人に向き合う仕事がしたいと思うようになり、転職を決意しました。

転職活動の始めは、ある大手の転職サイトに登録しました。
そちらでは簡単な面談をしたのち、web上で案件を紹介いただく形式でしたが、機械的、五月雨式に送られてくる企業の情報は私のニーズにほとんどマッチしていませんでした。

そんな話を、ある知り合いの方にお話したところ、「昔、私が働いていたところなんだけど、、、、、そこは、転職カウンセラーが企業への営業も行う紹介会社なので、そこに相談してみたら、企業のニーズとあなたのニーズが合致する案件を紹介してくれるかもしれないよ」 と言って紹介していただいたのがエリートネットワークの安藤さんでした。

安藤さんと初めて面談した際には、私の過去の仕事内容や、そこからどういった思いを持ちながら仕事をしていたのか、また、それからどのような考えが芽生えて転職したいと思ったのか、などなど様々な質問を通して、私のニーズを拾い上げてくださりました。

大手転職会社にはないような鋭い質問もあり、転職先の希望やニーズの拾い上げと共に、「本当に転職をする覚悟があるのか」 という点も色々な質問を通して確認されているのかなと感じました。


そしてそのカウンセリングを通して紹介されたのが、前職とは全く異なる業界である、コンサルティング業界でした。
その後、摺り合わせた上で応募企業を選定し、コンサルティング業界で外資企業、国内企業合わせて4社と、IT関連大手 (経営企画部門) 1社、に対して書類を提出しました。


面接としては、大手IT関連企業が最初だったのですが、そこであっけなく一次面接にて不合格。不合格内容も 「論理性に欠ける」 というもので、今後コンサルティング業界を受けていこうとする私にとってみれば、致命的な不合格内容でした。

そのようなフィードバックを受け、その後のコンサルティング業界への面接に向け考え方を改め、転職活動期間中ほぼ毎日、朝1時間、夜2時間をかけてケース面接 / フェルミ推定及び企業研究に時間を割いてできる限りの努力を行い面接に臨みました。

また、ある企業において面接用課題の作成においては、安藤さんと共に、休日や平日の深夜でさえも連絡をとっていただき、延べ3回以上の添削、何度も電話でのやり取りを行っていただき、準備を進めました。

この課題準備によって、私自身のコンサルティング業界への思いを明確にすることがき、
また現職を通してコンサルティング業界に挑戦する私の強みなども再確認をすることができました。
これらの課題準備は、単に課題に対してだけに留まらず、面接全般における対策にもつながり、今回の転職活動において最も重要なプロセスの一つとなりました。

しかしながら、コンサルティングファームでの面接では、私の一つの発言、提案に対して、
「それはなぜ? どうしてそう思った?」 「こういう考え方もあると思うけど、それは検討した?」 「それは論理が破たんしているように感じるけど、どうなの?」 など、とても厳しいものが多く、面接終了後には毎回安藤さんに、「落ちた可能性が高いです。」 「論理破綻を起こしていた気がします。」 「突っ込まれまくって、おそらくダメです」 と毎回のように報告していました。

このようなやり取りを経て、幸いにも最終的には国内企業と外資企業合わせて3社のコンサルティング会社から内定をいただくことができました。
その中で、もともと海外志向の強い私は、より海外案件が多く、また、まったく異なる業界から転職することも考慮に入れて、中でも比較的教育制度のしっかりと整ったコンサルティングファームにお世話になることに決めました。

その後、前職において退職の意を示した際には、複数の上長の方々から今後の私自身の社内に於ける将来の展望などをお話しいただき、引き留めをしていただきました。
その中には私自身とても魅力的なお話もあり、また、上長の皆さんが私自身のことを親身に考えてくださり、今の恵まれた職場環境に残るか、それとも転職するか土壇場になって悩みました。
そして、家族とも何度も相談を重ねた結果やはり、もっと人や社会に直接向き合う仕事をしたいという思いが勝り、転職することに決めました。

上長の皆様にも包み隠さず、腹を割って本音でお話をさせていただき、最終的には、「そこまでお前が言うんだったら、頑張れよ!」 と背中を押していただけました。


今後、私は、エンジニア出身のコンサルタントとして、モノづくりの現場を知っているコンサルタントとして、クライアントにとって実現可能性が高く付加価値の高い提案を行っていき、1社でも多くの企業そして、日本の経済の発展の一助を担えればと思っています。


最後に、安藤さん無くして、私の転職活動の成功、そして前職における円満退社はなかったと思います。
本当にお世話になりました。

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