公認会計士、修了考査を機に税務のプロを目指し、大手税理士法人への転職

No.665
  • 現職

    大手税理士法人 税務・会計コンサルタント

  • 前職

    大手監査法人 公認会計士  法定監査

堀内 敬輔 氏 28歳 / 男性

学歴:立教大学 経済学部 会計ファイナンス学科 卒
公認会計士

公認会計士を目指すきっかけ

高校受験当時、私は大学附属の高校ばかり受験しておりました。大学受験のための勉強に忙殺されて、伸び伸びとした高校生活を送れないのではないかと考えたからです。結果、希望の高校に合格し、伸び伸びとした高校生活を謳歌することができました。
しかし、高校在学中から 「このまま大学に進学しても、他の偏差値の高い大学に通う大学生たちと就職戦線で渡り合うことができるだろうか?」 「大手企業に勤めることができたとしても、一生安泰の人生を送れるだろうか?」 という漠然とした、将来に対する不安を感じておりました。バブル経済崩壊後の長期にわたる不況も、この不安への一助となっていたと思われます。

ちょうどその頃、兄が公務員試験受験のために資格学校へ通っていたことから、様々な資格に関する情報を提供してもらうことが出来ました。資格学校の広告に感化される形とはなりましたが、他の大学生たちと差別化を図るには資格を取得する、特にみんなが簡単にとれるような資格ではなく、超難関と言われる強い資格にしようと考えました。
一般的に強い資格・職業と言えば、弁護士や医師が挙げられますが、合格までの平均年数や経済的事情も考え、短期合格を目指すことができ、更に活躍できるフィールドも多岐にわたる、公認会計士を目指すこととしました。会計領域に関する専門家として、専門知識や豊富な実務経験を身につけて、自分の価値を高めていきたいと考えました。

このように、比較的早い段階から将来に対する目標を定め、高校在学中から独学で簿記検定を受検し、大学は経済学部を志望、諸々の準備が整った大学1年生の終わり頃から、資格学校に通い始めました。

合格から転職まで

大学1年生から始めた公認会計士試験の受験ですが、何とか3回目の受験で合格することができました。大学卒業の年に合格することができ、同年に大手監査法人に入所しました。
入所以来、法定監査業務に従事して参りましたが、入所3年が経過したところで、転職市場における自分の価値がどれほどかを測るため、転職会社を訪問してみました。
そこで聞かされたのは 「監査経験のみの会計士は、転職市場ではそれほど人気がない。なぜなら、法定監査は独占業務である一方、裏返すと “つぶし” が利きにくいと言え、経理や税務の実務経験がないからである」 といったものでした。
その時は、まだ具体的に転職を意識してはおらず、公認会計士といえども転職市場における評価はシビアなものだな、と感じたに過ぎませんでした。

しかし、入所から5年が経過して修了考査も無事に合格し、監査法人内で中堅のスタッフに差し掛かった頃、果たしてこのまま監査法人にいて良いのか疑問を持ちました。
と、申しますのも、そもそも公認会計士となったきっかけは、会計という幅広い領域で専門知識や実務経験を積むことで、自分の価値を高めていきたいと思ったからです。このまま監査法人での会計監査業務のみでは、自分の理想とする会計士像に近づけないのではないかと思い、より広いフィールド・領域で仕事がしたいと考えるようになりました。
より広いフィールドとは何かを考えるにあたり、税務領域についての専門知識や実務経験に乏しいことを実感していたことから、深く “税務” に関する経験を積みたいと思いました。
そこで、修了考査合格をきっかけとして、転職活動を始めることにしました。

(株)エリートネットワーク様に決めた経緯

このように、転職活動を始めようと思い立った訳ですが、前回訪問した転職会社は事務的な対応が気になり、再訪はしませんでした。
インターネットで公認会計士の転職を売りにする人材紹介会社を検索していくなか、(株)エリートネットワーク様のポップが出てきたため、試しに登録をしてみました。登録後、面談のメールを頂き 「とりあえずお話を聞いてみよう」 と軽い気持ちでカウンセリングを受けることにしました。

面談には松井様が対応して下さりました。豊富な業界知識や、最近の公認会計士の転職情報に精通しておられ、3時間超という長めのカウンセリングではございましたが、大変有意義な時間となりました。
具体的に、転職動機から始まり、どのような会社に就業したいか、将来的にどのような人材になりたいかについて深度あるヒアリングが行われました。これらのヒアリングを踏まえ、会計業界に関する現状、希望する会社の概要説明、面接における注意点などのレクチャーを頂きました。

2〜3つの転職会社にネット登録していたのですが、帰宅後、これら会社の登録は退会し、(株)エリートネットワーク様一本に絞りました。いくつかの転職会社に登録して、より良い案件の紹介を比較しようとするには相当な体力がいるばかりでなく、結局は担当者の方を信頼できるかどうかに尽きると思ったからです。

転職活動について

松井様にはいくつものアドバイスを頂きましたが、転職活動の成否はマッチングであることの重要性をご教示頂きました。マッチングであるということは、自分自身が先方様の望んでいる人材・人物像であることのアピールが必要だということです。そして先方様の望んでいる人材とは、組織の業績拡大に貢献し、組織のチームビルディングの一端を担え皆と仲良くやってゆける人材であることが共通している認識であるとのことでした。
そもそも公認会計士というかなり専門的な職種ですから、転職活動においては当然に 「どのようなスキルを持っていて、どのようにそのスキルを生かすことができるか」 という点に主眼を置いて面接が行われるだろうと思っていたため、当初、失礼ながら懐疑的に感じておりました。

しかし、実際に面接を進めていくと 「監査法人に勤めていたことで得たスキルは何か?」 といったことは一切聞かれることはなく、そもそもの私自身の人間性であったり、自分のキャリア・アップのみを考えるのではなく、組織に貢献する意思のある人材かどうかについて、多くの質問が割かれていたと思います。
そして、組織に溶け込める人材であることをアピールすべく、大きな声ではっきりと、親近感のある笑顔で対話する事、というアドバイスを忠実に守りました。
結果、私の第一希望である会社を含め複数の会社から内定を頂くことが出来ました。

最後に

初めての転職活動のため、不慣れな点が多々ありました。しかし、(株)エリートネットワーク様では、当初の面談から転職が決まるまで一貫してご担当者様が変わることがなく、安心して転職活動に集中できた点が幸いでした。
ご担当して頂いた松井様の他、秘書の小澤様、丸山様、平泉様といった多くの方々にもご支援頂き、内定を頂くことができたと思います。転職が成功したか否かは、遠い将来転職先の会社を退職する時点で 「良い転職だった」 と感じられるまで分からないと思いますが、良い転職だったと思えるよう、今後とも精一杯頑張っていきたいと思います。

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