企業インタビュー

ビーコン コミュニケーションズ株式会社 企業インタビュー

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アメリカの大手総合広告代理店であるレオ・バーネット・ワールドワイドの日本事業に電通が資本参加し、2001年に発足したビーコン コミュニケーションズ株式会社。その後、広告会社グループ世界第3位の、ピュブリシス グループ(フランス)の一員となり、広告に関連する一連のコミュニケーションビジネスを、日本国内のみならずグローバルに展開しています。 今回はエグゼクティブ 人事ディレクター 加藤 早百合氏にお話を伺いました。

他の広告代理店との違い、特徴等についてお聞かせ下さい。


エグゼクティブ 人事ディレクター 加藤 早百合氏
課長 上田 弘二氏

一番の特徴は、クライアントと共に一から商品等をブランディングしていくところだと思います。
日本の広告代理店は、クライアントの依頼をプロジェクトごとに、単発で引き受ける事が多いですが、当社はプロジェクトごとではなく、一つのクライアントやブランドに、長期的に携わってリレーションを構築していきます。

このため、ビジネススタイルもコミッションビジネスではなく、プロジェクト単位のコストを算出し、手数料を頂くというフィービジネスを展開しています。
通常、広告代理店は全体の予算に対して何%かの手数料を取る、というコミッションビジネスで報酬を得ています。このビジネス方法では、例えば広告費が2000万円の広告案の方がより効果的だと思っても、広告費が1億円の広告案の方が多くの報酬を得られる為、あえて広告費が多い方を提案してしまいがちになります。
しかしフィービジネスの場合、 「このプロジェクトを達成するには、人が何人必要で、人件費と会社の固定費等は、この程度必要。」 というようなコスト計算をし、手数料を決めます。これにより予算規模に影響される事なく、一定のクオリティの成果物をクライアントへ提供する事が可能です。

貴社とお付き合いのあるクライアントについてお聞かせ下さい。

フィリップ モリス ジャパン様や、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン様、日本マクドナルド様等、クライアントのうち、9割程度が外資系です。この中には、親会社との付き合いも合わせて、50年以上も関係が続いているクライアントもあります。
これら外資系のクライアントは、ピュブリシス グループからの割り当てによって決定する事も多く、これにより世界中の企業様から様々な仕事が飛び込んでくる点が魅力ですね。

また当社は、「外資系の広告代理店」 と言われていますが、電通の資本が約34%入っている為、100%外資系の会社とは言えません。 (尚、残り約66%は、ピュブリシス グループが資本参加しています。) このため、East & Westのカルチャーが上手く混在した広告会社といえると思います。

長期的にクライアントやブランドとお付き合いするとの事ですが、具体的なプロジェクトの事例についてお聞かせ頂けますか。

当社では、スキンケアブランドの 「SK-Ⅱ」 のサポートを15年以上に亘って行っています。 「SK-Ⅱ」 は、アジア全域へ広告を発信する際の中心地を東京としており、当社が中心となってアジア向け広告作りを担っています。

制作にあたっては、「科学」と「技術」に加え、影響力のあるオピニオンリーダーによる証言を組み合わせるという手法をとりました。真実味があり、希望の持てるメッセージの発信により、ブランドが普及する序盤から女性消費者の方々へ、他のブランドと 「SK-Ⅱ」 というブランドの差別化を図りました。
その結果、女性消費者の方々にメッセージを受け入れて貰う事に成功し、毎年売上が2桁上昇、という目覚ましい成長を遂げています。

どのようなチーム編成で業務を行っていますか。


「メンバーを頻繁に変更しない事により、クライアントからの信頼も得られますし、ご要望に沿った提案を行う事が可能です。」

営業・クリエイティブ・戦略プランナーを軸に、必要に応じてプロモーションやデジタルのスタッフもチームに加わります。
これにより、クライアントのニーズやプロジェクトの性質によって様々なサービスを包括的に提供する、所謂ホリスティックコミュニケーションを展開し、仕事の幅を広げています。

当社ではプロジェクトごとに決まったチームを作るのではなく、ブランドによって固定のメンバーでチームを構成する 「ブランドチーム制」 でチームを形成しています。このチームは原則2~3年間はメンバーを変える事なく、中長期的に仕事を継続します。ブランドごとにチームの人数は違いますが、基本的には約10人のメンバーで業務を遂行する事が多いですね。

貴社の行動理念である 『 HumanKind 』 について詳しくお聞かせ下さい。


「人事評価や、アクションプランを作る際にも、 『HumanKind』 は関わってきます。今後は採用活動の中にも取り入れていきたいと考えています。」

『HumanKind』 とは、 「Brand Purpose」 と 「Human Behavior」 を融合し 「Act」 に繋げる事によって、既成観念に捉われないアイディアで人を動かす、という考えを指します。

要素を一つずつ解説しますと、まず 「Brand Purpose」 とは、商品が人にとってどのような存在意義があるかを指します。商品の素晴らしさを自己完結型の発想で見るのではなく、その商品がどのように役に立つか等、人目線でブランドを捉えます。
次に 「Human Behavior」 とは、人のあらゆる行動と、その根底に隠された潜在意識。つまり人の本質を指します。行動そのものだけではなく、何が人の行動を起こしているかを、普段意識していないような深層まで掘り下げて考えます。
最後に 「Act」 とは上記二つを足し合わせた事によってできた、人の行動に働きかけるアイディアの事を指します。これによって生まれた広告は単なる広告はなく、世の中や人の行動を変えるスイッチのようなものです。

上記のように行動すれば、ブランドの存在意義を定義し、最終的にはそれが 「人」 を動かすスイッチとなり得るクリエイティブソリューションをクライアントへ提案する事が可能です。その為、管理部門を含めて社員全員が常にこの 『HumanKind』 に基づいて行動しています。

貴社の社員の方々について、もう少し詳しく教えて下さい。

発想力が非常に豊か、且つフレキシブルで個性的な人が多くいます。また、当社のクライアントには、戦略的思考力が高い方々がとても多いので、業務中は常に戦略的思考を発揮し、真剣勝負で仕事に取り組んでいます。

また、外国人スタッフが全社員中約1割と、日本で営業している他の外資系の広告代理店と比較しても、その比率は高いです。
例えば7人で構成されるマネジメントチームを見てみると、フランス人の社長、香港人のCFO、アメリカ人と日本人のECD(エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター)(※1) 、イギリス人の営業&プランニング本部長、そして日本人の会長と人事本部長と、7人中4人は外国人です。現在、大手広告代理店の中で代表取締役社長が外国人の会社は当社だけですね。
一般社員も日本人以外にフィリピン人やオーストラリア人、マレーシア人等、相当バラエティに富んだ国籍で構成されています。
このように多国籍なメンバーで、多国籍なブランドを取り扱い、日々業務に勤しんでいます。

※1: クリエイティブ部門のトップに当たる役職

貴社で制作した広告を評価・審査会等に出される事はございますか。


「受付には毎朝必ずリンゴを置き、来社される方々へ自由にお召し上がり頂いております。これはレオ・バーネットの風習で、来社される方々からも好評です。」どう工夫して売るかを考えるのも面白いな、と感じました。」

レオ・バーネットのグループ各社が制作した広告を、10段階で評価する 「GPC(グローバル・プロダクト・コミッティ)」 という社内作品評価会に毎年参加しています。

このGPCでは、全世界のECDが一堂に会して、世界中で取り扱っているブランドの作品を同じテーブルに並べて批評。北アメリカ、南アメリカ、ヨーロッパ、アジアの各リージョン毎の作品について議論し、優れた作品をもう一度じっくり見直します。
こうして全ての広告に評価がなされ、7以上を獲得した作品は 「セブンプラス」 と呼ばれ、レオ・バーネット公認の 「世界に通用するクリエイティブ」 と見なされます。毎年ここでは、200作品以上が7以上の評価を得ており、その大半が何らかの国際広告賞を受賞しています。
ここで高評価を得る為には、全世界に通用する作品を創り上げる必要があります。グローバルスケールを身近に感じつつ、全世界にクリエイティブな成果物を発信したい、とお考えの方には魅力的な環境です。

日常的に英語はどの程度使用しますか。


受付を入ってすぐに姿を現すオブジェ。そのすぐ後方に、街を一望しながら昼食を摂る事ができる掘り炬燵が設えてある。

当社のクライアントは外資系企業様が多く、英語の使用頻度は高い為、できる方が望ましいです。
英語力が高くない人のために、全ての書面は英語と日本語の両方を用意していますし、 「通訳・翻訳部」 という部署もあるため、一部の職種を除いては英語ができないからと入社後すぐに困る事はありません。

しかし、将来のキャリアの幅を広げるため、そして時間の効率化のためにも、現時点で英語力が低くても、、自ら進んで勉強して習得する、という自発的なマインドを持って業務を遂行して頂ければと思います。

貴社の教育研修プログラムについてお聞かせ下さい。

当社では、教育研修(トレーニング)のことを、PD(People Development)と言っています。教育研修(トレーニング)はどちらかというと会社から与えられている、受け身のイメージが強いためです。
当社では、年初にその年のPDの目的と各種PDプログラムを社員に開示しています。昨今、特に力を入れているプログラムは、戦略思考力と各種スキル(Power Point、Excel、英語力等)の強化です。
各ポジションによって必須スキルは異なりますが、全社員に共通して問題解決能力や戦略的思考力は必須だと思っています。働く環境がグローバルなため逐次英語力を高めていく必要はありますが、各自の基本スキルの底上げは、引き続き力を入れていきます。また、管理職に昇進した社員のためには、チームマネージメント力が体系的且つ受動的に習得できるように、新任管理職プログラムを提供しています。

今年は、価値観の違う様々な国の人達と、コミュニケーションを円滑に図る為のプログラムも導入したいと考えています。グローバルで仕事をする際、国の数だけ様々な価値観や習慣があり、それを異文化として認識した上でコミュニケーションを取る必要があります。
仕事をする上で、お互いの文化を尊重し合う事は非常に重要なので、是非とも取り入れたいと思います。

貴社の求める人物像や、直近の採用例についてお聞かせ下さい。


「入社後のオリエンテーションでは、1日かけてみっちりと、会社の仕組を全部教えます!」

「前向きでやる気がある」 という方を強く求めています。実際にこのような気質を持った社員が、当社では活躍しています。また、今よりももっと成長したいという、上昇志向をお持ちの方も当社にはフィットすると思います。

近年では、業界経験がない方のポテンシャル採用も行っています。
実際の採用例としましては、前職は金融(銀行、証券、生保)、コンサルティングファーム、メーカー、印刷会社等、様々な業界の出身者が当社で働いていますよ。

貴社を志望する方や、潜在的な候補者へメッセージをお願い致します。

当社は数ある広告代理店の中でも、独自性があり、新しいブランドの仕事を得る為のコンペに積極参加する等、常に成長していこうとする姿勢が強い会社だと思います。
”グローバルな環境で自分を成長させたい” 、 ”アイディアやクリエイティビティで人の心を動かしたい” 、 ” 『 HumanKind 』 を持って常に新しい事にチャレンジしたい” 、という方は是非ご応募お待ちしています!

本日はお忙しい中、長時間に亘りご協力頂き、ありがとうございました。

この転職者を担当したカウンセラーに転職相談したい
ビーコン コミュニケーションズ株式会社
設立
2001年 1月 1日
資本金
7億5760万円
従業員数
302名
本社所在地
東京都 品川区 上大崎 3丁目 1番 1号 JR東急目黒ビル
代表者
代表取締役会長 木沢 裕一
代表取締役社長 ニコラ・メナー
※この記事の内容は取材当時の情報です。記載されている会社名、サービス名、役職名等は現在と異なる場合があります。
職業紹介優良事業者認定マーク
当社は、全国に約28,000事業所ある人材紹介会社の中で、厚生労働省が審査し、 わずか40社しか選ばれない「職業紹介優良事業者」に認定されています。
※平成26年(第一回認定):全国で27社のみ、平成30年:全国で43社のみ(第二回認定)、令和2年:全国で39社のみ(第三回認定)、令和5年:全国で40社のみ(第四回認定)
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