本日現在:1228 転職体験記
No.813

ユーザーインターフェース (UI) デザインのプロ、電気メーカーへの転職

前職
デザイン開発支援・ユーザビリティー検証会社 GUI設計・デザイン担当
現職
一部上場 大手電気メーカー 要素技術開発本部 ユーザビリティー・UIデザイン担当
山内 雅之 氏 / 37歳
川崎医療短期大学   医用デザイン科 卒
名古屋市立大学 大学院 芸術工学研究科 修了
HCD-Net認定 人間中心設計専門家資格

私の転職は今回で二度目となりますが、前回よりも大変だった気がします。
今思うと前回の転職活動は、大学院生活を挟んだこともあり、それなりに時間的余裕があったのだと思います。それに比べて今回は日々の業務をこなしながらの活動となったため、そのぶん多大なエネルギーと時間を要すこととなりました。
通常業務と転職活動の両立は、思っていた以上に大変でしたが、これまでの自分の実務経験の整理と今後の目標を明確にすることのできた大変に有意義な期間となりました。そして何より自分が納得できるかたちで、転職活動を終えることが出来たこと、これに勝る喜びはありません。
このような結果に導いてくれた(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの杉本さんへの感謝の気持ちと、今後クリエイティブ職への転職を考えておられる方に微力ながらお役に立てることを願い、私の活動を 『転職体験記』 としてまとめてみます。

なぜ転職か

私は前職で約5年間、グラフィックデザイン及びWEBサイトのデザイン開発に従事してきました。
その後、社会的に影響力のある仕事や生活空間を豊かにする仕事がしたいという想いから、これまでのグラフィックデザインの経験も活かせるインターフェースデザインのプロダクションに転職しました。

入社後は主に組み込みシステムのUX・ユーザビリティ検証、GUIのインタラクションデザインに携わり、プロジェクトリーダーとして、プロジェクト管理やデザイン打ち合わせ、外部スタッフのハンドリングなどデザイン開発業務を一通り経験してきました。

ユーザーインターフェース (UI) デザインの “老舗” であったこともあり、さまざまな分野のクライアントから引き合いを頂き、色いろなサービスや製品のデザインに携わることができました。
こうした経験を重ねるうちに、産業機器 (または業務機器) や医療機器の分野は、まだまだユーザーインターフェース (UI) デザインが浸透していない領域として、デザインアプローチの可能性と、必要性を強く感じると共に、何らかのかたちで、この分野のデザインに携わりたいと思うようになりました。

さまざまな、クライアントの製品やサービスに関わるという事で、やり甲斐や、勉強になったことも大変多かったのですが、事業方針としてもある特定のアイテムだけをデザインすることは難しいという状況にありました。
年齢も30代後半に差し掛かり、今後は 自分がこれだ! と思える製品を作っている企業で今までの経験を生かしながら、今の私だからこそできるデザインワークに力を入れてゆきたいと思い、二度目の転職を決意しました。

転職活動の準備 — キャリアの棚卸し

退職を決心してからの最初の行動として、先ずはポートフォリオ作りから着手しました。
この時点では、どの企業にトライするのかはもちろん、転職サイトやエージェントへの登録すらしていませんでした。しかしながらクリエイティブ職を志望する以上、ポートフォリオの準備は必須であることは分かっていました。
それにポートフォリオを作成することで、自分が過去に行ったこと、その時どのように考えて、どんな工夫をしたのか、そして何を学んだのか等を整理することができるため、自分のキャリアを棚卸し/棚入れする上でも良い機会だと考えたのです。

ポートフォリオの内容については最終的な成果物をメインに掲載するよりも、そこに行き着いた理由 (=過程) が分かり易いように作り込みました。
私の仕事 (UIデザイン) は、単に絵を描いてお仕舞いというものではなく、むしろその過程に価値があります。そのため、自分のスキルである “プロセス” 部分に焦点を当てた内容に仕立てました。

実際、作成したポートフォリオは転職エージェントとの打ち合わせ (カウンセリング段階) から、書類選考、面接までの要所々々で自分の名刺代わりとして活躍することとなりました。
特に面接の段階では、ポートフォリオを見せながら、経歴の説明を行うことで、仕事に対する姿勢や自分の強み、志望企業に対して何が貢献できるのかを具体的にアピールすることができました。
結果的にポートフォリオ作りは転職活動期間の中でも一番時間を割いた作業となりましたが、時間を掛ける価値は十分にあったと自負しています。

転職エージェントへの登録

日々の業務が多忙を極めており、仕事と転職活動を両立させるために転職エージェントを利用することにしました。

はじめに依頼したのは、友人の紹介で知ったクリエイティブ系 (デザインや設計) に特化した人材サービスでした。更に、インターネットで 「業務・産業機器、医療機器のデザイン」 に関する求人案件を掲載している人材サービスにも登録をしました。
各エージェントとの面談では、転職理由、希望する職種や取り組んでみたい内容といった仕事に対する志を伝え、一定の理解と評価を頂きましたが、いざ選考プロセスの段になると書類審査か一次面接で落選する結果となってしまいました。
落選後の反応は手のひらを返したように素っ気ないもので、紹介できる案件があれば連絡すると言われたものの、今日まで音沙汰はなく進展には至りませんでした。

そんな中、一つでも多く登録しておいた方が無難であろうという軽い気持ちから、希望職種を検索する中でたまたま見つけた(株)エリートネットワークさんに登録をしました。登録後すぐに転職カウンセラーの杉本さんから連絡があり、一度お会いした上で話を承りましょう、とのことでオフィスに伺うことになりました。
打ち合わせ当日は、これまでのエージェントと同様にざっくばらんな世間話から転職理由、希望職種や希望年収等、志望条件をお伝えしました。

一通り私から話し終えたところで 「それほど充実した職業生活を送っているのに、なぜ転職するのか分からない」 との感想を述べられたことを今でも覚えています。
このように、意見や感想を他のエージェントからも言われてハッとしたことがあったのですが、自分のキャリアや転職の動機について、第三者であるプロのエージェントから客観的に評価してもらう (感想をもらう) ことにより、結局自分はなぜ転職したいのか、といった初心や真意を再確認する意味でもエージェントはとても貴重な存在だと思いました。

2時間以上じっくりとお話をさせて頂く中で、最終的には私の抽象的な想いをとても的確に汲み取って下さり、こちらが望んでいるイメージに近い求人案件を複数ご提示頂きました。

カウンセリングも終盤に差し掛かったところで私の方からは、ずっと懸念していた年齢のことについてお聞きしました。37歳は決して若くないことは承知していましたし、世間では 「35歳限界説」 ということも耳にしていました。
しかし、私の不安とは裏腹に 「ポジションに空きがあれば年齢は問題ない。40歳でも50歳でも転職された方はいますよ。年相応のキャリアがあれば、あとはタイミングの問題なので大丈夫です!」 と力強く後押しして下さったことで、安心して転職活動に臨むことができました。

こうして直接会って話しをする中で杉本さんに持った印象は、よくしゃべるとても熱い方 (笑)、そして、これが他のエージェントと決定的に違ったのですが、親身になって相談に乗ってくれる方だと感じられたことです。結果として、杉本さんには自分のことをこれまでのエージェントよりも深く理解してもらい、最後まで強力にサポートして頂ける、非常に心強い味方になって下さいました。
転職活動では、エージェントは文字通り自分の代理人です。一心同体の存在として信頼できる方をきちんと見つけることが重要であると思います。

面接試験について

最終的に内定をもらった企業の面接審査は、三次面接までありました。
いずれの面接でも意識したことは、前職の経験をどのように活かせるか、自分がトライしてみたい業務は何なのか、つまり、私がその企業にどのように貢献できるのかを自分の言葉で真摯に伝えるようにしました。
そうすることで、面接内容がより濃く充実したものになり、お互いにメリットのあるものになります。結果として面接を重ねるうちに企業が採用にかける思いや実情をより深く理解でき、この企業で働いてみたいという気持ちが高まっていきました。

質問されたことは、杉本さんからのアドバイス通りの質問ばかりであったため、概ね落ち着いて受け答えをすることができました。 (この時はさすが転職のプロ! 頼りになるなあ! と素直に感心したものでした)
また、受け答えの準備としては、面接は会話の延長であるため完璧な準備をする必要はないでしょうが、話したいことの骨子だけはしっかりと整理しておく必要があると思います。(株)エリートネットワークさんのホームページに 「面接対策の想定問答集の実例」 がとても詳しく分かり易く記載されており、面接対策の事前準備としてとても役立ちました。

面接終了後には、杉本さんへ面接内容や雰囲気を報告し、次回に向けたアドバイスを頂いていました。
例えば、「担当したいアイテムは?」 と面接で聞かれた質問に対して、「特に業務用アイテムのデザインに取り組みたい旨を前面に押し出して答えました」 と報告したところ、杉本さんからは 「ある特定のアイテムにこだわり過ぎるのは良くない、どのアイテムにも柔軟な姿勢で臨む心の準備があることを伝えましょう」 と指摘され、なるほどなあと思いました。
面接ではとかく自分がやりたいことを前面に押し出してしまいがちですが、必ずしもそれが全て相手の会社にとってプラスであるとは限りません。先方が今後注力していきたいアイテムにも興味がある、またはデザインしたいという柔軟性のある意思を示すことが、キャリアの幅と可能性を示すことになるということをアドバイスしてくれたのだと気付かされた一件でした。

内定から退職まで

内定承諾後にもう一山、退職交渉というトラブルが待っていました。
ここまで割とすんなり来ていたこともあり、私の中では、これが一番大変なイベントであったような気がします。

“辞め方” については、事前に杉本さんから対処法をレクチャーしてもらっていました。ご自身も過去に退職で苦労したご経験がおありとのことで、それも踏まえた具体的なアドバイスを頂いたのですが、いざ退職手続きを進めてみるととても難航しました。
最初に断っておくと、杉本さんからのレクチャーはこれまでと同様に十分なサポートだったと思います。
うまく行かなかったのは、まさか自分が退職交渉で苦労することは無いだろうと高を括っており、対処法を言われた通りに実践できなかったことが要因かな と分析しています。
と言うのも、私の会社でこれまでに退職していった面々を見ても、すんなりと辞めていく人が多く、慰留を受けた例は私の知る限りでは一人だけで、まさか自分が引き留めに合うとは思ってもみなかったのです。

はじめに相談した直属の上司と部長からの引き留めはそれほど強くはなく、話し合った後には、残念だが自分で決めたことなのだろうから頑張れ、と後押ししてくれました。
しかしながら、最終決裁者である社長からは、「雇用条件を良くする」、「退職理由を払拭するための方法 (あまり納得いくものでは無かったですが…) を提示する」 などといった方法により、強い引き留めに合いました。数回の社長面談を行い、退職の決意が変わらないことを伝え続け、新天地を目指すことを強く表明した結果、最終的に一応の了承を得られました。

繰り返しですが、この一件は自分にとってまさかの展開でした。しかし、考え方によっては、会社にとって自分が本当に必要とされていたのだということを示すとてもありがたい話しだとも思います。
なので、社長に退職の決意を伝える際は正直言って後ろ髪を引かれる思いでした。恐らく、もう少し早い段階で自分への期待を知らされていたなら、転職を考えることは無かったのではないかとさえ思ってしまいます……。
ただ、これはどこまで行っても、タラレバの域を出ることはありません。
しかし転職という決断は自分で選んだ道でありますし、何より内定という形で応募先企業から認められたという事実があるので、この決断に後悔はありません。
会社から評価されていたこと、必要とされる人材であったということを誇りにして、次職でも必要とされる人材になるべく精進したいと思っています。

転職活動を終えて

退職交渉で予想外に難航したとは言え、転職活動の期間は二ヶ月余りの短いもので、トントン拍子に事が進んでいった感じがします。
もちろん、これは杉本さんの強力なサポートがあってこその結果です。上記に挙げたこと以外にも面接時期の調整や希望年収の摺り合せなど、表だって見えないところでも手厚くサポートをして頂いていました。その結果、私は普段の業務に支障を来すことなく無事に転職活動を終えることができたのだと思います。

こうして振り返ってみて思うことは、転職はズバリ、エージェント次第だということです。
当初は他のエージェントにお願いしていましたが上手く行きませんでした。それが幸運にも杉本さんと良いご縁を持つことができたお陰で、このような結末を迎えることができたのだと思っています。

以上で私の転職活動は、幕引きですが、新天地での活動はスタートラインに立ったばかりです。この貴重な体験で得たことを糧として、今後更に自分自身を成長させていければと思っています。
最後に、改めて(株)エリートネットワーク杉本さんには色々とご尽力頂いたこと、心より感謝致します。 本当にありがとうございました。

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