本日現在:1298 転職体験記
No.771

人事ダイレクター、米国本社勤務を経て転職。

前職
外資系有名総合IT企業 人事部    HR Talent Management (米国本社勤務)
現職
日系大手コンサルティングファーム 人事部長
和久井 直之 氏 / 48歳
甲南大学 法学部 法律学科 卒
英語 ビジネスレベル

私のキャリア (社会人1〜12年)

私は関西の私立大学を卒業後、バブル絶頂期に就職活動を経て日本でも有数の営業力の強いRグループに営業職で入社しました。会社は就職や転職、アルバイトなどの情報雑誌、生活の情報誌などを提供している会社で、私はアルバイトの情報誌の法人営業担当をしていました。

当時の私は、5年で転職をする事を入社前から漠然と決めていました。恐らく同期の半分以上が同じような考えを持っていたと思います。では、5年後何をするのか? など特に何も考えてはいませんでしたが、5年後自分を必要としてくれる会社・人が必ず現れると信じていた事を思い出します。その為にがむしゃらに働き、がむしゃらに吸収できるものは何でも吸収すると決めていました。人より多く働き、人より多く努力する事を心掛けた結果、営業成績も常にTopクラスにいる事ができました。

社会人5年経った頃、縁があって役員が会社を作るから来ないかと誘って頂き、迷わずベンチャー企業の立ち上げに参画しました。このベンチャーの会社も良く似たビジネスを立ち上げる事になっていたので、実務経験を役立てる事ができると考えました。当初考えていたタイミングで次の新しい事業にチャレンジができる事を何か運命のように感じました。(笑) このベンチャー企業で最終的に7年間頑張ったのですが、一言で表現すると 「苦」 です。(笑) 営業担当は本質的にその会社の看板や商品を背負っているから売れるのであって、営業マン/ウーマンその人個人の信頼を買っているのではないと言われますが、この事を身を以って経験しました。名前も聞いた事がない・知らない会社の商品を売る事がどれだけ大変なことか思い知らされました。

それまでは、自他共に認めるTopセールスに成長したと思い込んでいましたが、それは会社の商品力が強く、圧倒的なシェアを持っていた為にある程度売れただけであり、自分自身の営業力の賜物ではないのだと気付かされました。ベンチャーなので当然お客様の大半は新規で獲得するしかありません。まずは、電話をかけてアポイントを取りますが、そのアポイントさえも100件掛けて1、2件取れるかどうかという有様でした。アポイントを頂いて商品の説明に訪問しても、なかなか買って頂くには至りません。

これほどプレッシャーを感じた事はありませんでしたので、今まで以上にトーク内容の向上や資料作成に時間を惜しまず費やしました。また、生意気ながら部下を持たせてもらっていたのですが、この状況では自分の事で精一杯で部下の面倒を見る事が十分にできず、また、夜中から次の日の資料作成を行うなどすべてが中途半端になり、とても1日24時間では時間が足りません。毎日タクシー帰りかカプセルホテル泊という日が続きました。土日もほとんどオフィスに出て事務仕事をこなす日々が続きました。こんな生活が3年位続きましたが、この時は本当に体力的にも精神的にもきつい時期でした。ただ、徐々に会社も軌道に乗り始め、IPOと言う言葉がちらほら聞こえ始めたのもこの時期位からでした。

それからはメンバーも育ち、業績も軌道に乗り始めビジネスの水平展開が始まりました。ちょうど私も社会人10年目を迎えていた頃です。その頃の私のキャリアプランは、新規ビジネスを立ち上げる事とそれをすぐに軌道に乗せる事でした。社長からはネットビジネスの立ち上げをするように言われましたが、今ほどパソコンが身近ではなかったその時代に、ネットビジネスと言われて何もピンと感じる事がありませんでした。どちらかと言うと自分の得意な分野で勝負したい、人と関わっていたいとの思いがあり、ちょうど私のいくつかのクライアント様から採用業務そのものを手伝って欲しいとの要望を頂いていたこともあり、採用のアウトソーシングビジネスの提案をしました。

この時に作った事業計画書は、本屋に行って事業計画書の書き方の本を探し出して書いたものですが、自分でも意味が分からない点も多く、本当に酷いものだったと思います。兎に角、社長からGOを頂き、新しいビジネスを立ち上げ2年で軌道に乗せる事が出来ました。ただ、気持ちは既に今後の自分のキャリアをどうして行こうか? と考え始めていました。これまで10年間法人営業として、また新規ビジネスの立ち上げも行いましたが、将来のキャリアが見えにくく、一番もがいている時期でもありました。また、当時は全くIPOに関心はなく (今思えば信じられませんが)、そもそもIPOを目指して会社の立ち上げに参画したつもりもなく、ただ新しい事に挑戦して自分を成長させたいとの考えが当初よりあったので、周りのIPO熱からどうしても一歩引いてしまっていた事が、次への思いを駆り立てたのだと思います。

私のキャリア (社会人13年目から) と(株)エリートネットワーク高橋さんとの出会い

採用のアウトソーシングビジネスでは、外資系の通信機器会社で採用の担当者として常駐していました。当然人事部の中で採用チームも各部署や担当者と連携をして仕事を行うのですが、非常に緻密にまた細心の気遣いでビジネスをサポートしている様を見て、自分も人事の仕事がしてみたい、何かビジネスの役に立つ人事のキャリアを歩みたいと漠然と考えるようになっていました。また、外資系企業に常駐していたので、グローバルに働く事を意識するようになり、どうせなら世界で活躍できる人事になりたいと考えていました。

第一歩として月並みですが英会話学校に週3日7:00 AMから9:00 AMまでの1日2時間、週6時間を1年間通いました。ただ、どうすれば人事の仕事ができるのか? 同時にグローバルなビジネスマンとしての力がつくのか? 採用実務2年しかキャリアがない自分が、人事のポジションに就けるのか? など全く方法も分からなかったのです。この時既に35歳。さすがに人事への転職は難しいかな? と考えていました。

そんな時に(株)エリートネットワークの高橋さんに出会いました。最初は、転職ありきの話にはならず自分のこれまでのキャリアと今後どのようなキャリアを考えているのかを話した記憶があります。ただ、この時も人事のキャリアを歩むにも年齢的に不利である事。入口は採用でもいわゆる人事の経験が積める事ができるにはスタートが遅いかも? また、最終的にはグローバルに活躍できる人事になりたい等と相談を持ち掛けました。アドバイスは、正直簡単ではないがチャンスはある、ただし、入社後の努力と尚一層の向上心は必要との事でしたが、私が考えていた仕事への取組みや熱意などベクトルが同じ方向であったので信頼を置くことができ、転職活動のパートナーとなって頂くことをお願いしました。

その後短期間で有名な外資系企業を3社ほどご紹介頂きましたが、その全てが私の思い描くキャリアを歩む事ができる企業であったので、3社全てにApplyしました。何度かの面接を運良く通過し、2社に合格する事が出来ました。そして、人事経験ほぼゼロで採用担当者として外資系IT企業に転職をしました。35歳の時でした。給与面では一時的に前職よりも下がりましたが、職務内容が全く違う法人営業での給与とほぼ経験ゼロの人事の職務を比較し、納得のいくものでしたので私には何も問題ではありませんでした。

この会社の人事は英語力がある程度以上必要でしたが、経験も英語力も全て中途半端な私でしたが、それまでの営業の実績、新規ビジネスの立ち上げの実績なども考慮して評価してくれたことを後から知りました。これらの実績は人事の世界とは全然別世界のものではなく、むしろこれからのグローバル化されていく人事には必要なスキルであると後程上司から教えてもらった時は、まさに目から鱗でした。この上司が人事マンの基礎と考え方、判断の仕方など教えて頂いた私の人事の恩師です。

私のキャリア (社会人14年目からの挑戦〜グローバルな人事へ)

それから採用、ビジネスパートナー、ラーニング等順調に多くの経験を積むことができ、その後も高橋さんとの関係もビジネス上あるいは個人的お付き合いとして続いていました。入社当初は、ある程度経験を積んで、グローバルに活躍できるスキルを身に付けることがもしできそうになければ、その時にはまた自分の今後のキャリアを考えようと思っていましたが、幸運にも自分の思い描く通りの経験を積むことができ、転職など全く考えることなく10年が過ぎました。この10年間は非常に早いスピード感で、グローバライゼーションの大きな波がどんどん起こり、通常の2倍くらいの経験をする事が出来たのではないかと思えるほどで、自分の成長が実感でき非常に充実した10年間でした。

運良く2011年よりアメリカの本社で2年半働くチャンスをもらいました。この2年半は私のこれまでの仕事の考え方を根本から変えてしまうほどインパクトのあった2年半でした。世界にビジネスを展開している会社ならではの考え方、視点、問題の捉え方などまさに今まででは経験したことのないような方法論で人事戦略を考えていくのです。当然、その国や地域の特性や商習慣・カルチャーなど考慮すべきことはあるのですが、ヘッドクオーターの物の見方はこうも違うのかと驚きの連続でした。また、今まではあまり感じた事のない日本の良さが見えたり、日本人の誇りのようなものも芽生えました。

これが私の次のキャリアの考え方に大きな刺激を与えました。もっと日本の発展に貢献したい。非常におこがましいですが、自分にも何かできる事があるのではないかと考えるようになりました。例えば、日本の会社のグローバル化に人事の戦略や組織、制度などの面から貢献できないかと考えるようになりました。2年半のアメリカ駐在帰国後その思いは膨れ、帰国報告 (もちろん出発報告もしました) を兼ねたランチで自分の思いを高橋さんに伝えました。高橋さんはせっかくのキャリアで今の会社でも十分に役立てる事はできるので、転職はしない方が良いのではとのアドバイスでした。私も率直な思いを伝え、もし、オープンな気持ちで日本の企業のグローバル化に貢献できるのであれば貢献したいし、チャンスがあればチャレンジしたいとお伝えしました。

それら1週間位だと思いますが、私にとって非常にチャレンジングでワクワクするような会社とポジションのご紹介を頂きました。良い意味で私が思っている日本の会社のようには感じませんが、日本からアジア・グローバルへビジネスを拡大している会社です。今後グローバル展開を見据えた人事戦略の強化や人事面でのガバナンス強化などを考えているとの事で、そのような経験をしてきた人事を探していたところのようでした。この職務は、私の願う方向性と仕事内容である事からすぐに決意する事が出来ました。当然ながらこれから今まで以上にチャレンジする必要があり、今までの経験を最大限に生かしビジネスに貢献したいと思っています。

これまでは、自分のキャリアパスに対して絶対こうしたいとすごく努力をした訳ではないのですが、今まで与えられてきた職務を最大限努力して遂行してきた結果が、漠然と考えていた (良く言うと柔軟に考えていた) 自分のキャリアの道筋を照らしてくれたのではないかと思っています。これまで私自身人事として多くの社員に、自分のキャリアを意識するよう話をしてきました。ただ、その時点で考えていたキャリアは5年後にはどうなっているか分からないし、思い描くように進める世の中ではないと思います。その時々の努力と結果が次に繋がる事を身を以って経験しました。最近はメンバーにキャリアパスを持つことは必要だが、それにこだわり過ぎるな、柔軟に考えて目の前の仕事に全力で努力し結果を出せば自分の描くキャリアはついて来るはずと話しています。

最後に、これまで長きに渡りお付き合い頂き、また非常に興味の持てるポジションをご紹介頂いた(株)エリートネットワークの高橋さんには大変感謝しています。また同時に多大な信頼を置いています。信頼を置けるかどうかが大変重要な事だと思いますので、その点良い出会いに恵まれたと思っています。本当にありがとうございました。

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