常時SSL化とは、Webサイト全体のSSL化を行うセキュリティ対策のこと。
インターネット上で情報を暗号化して送受信するプロトコルであるSSLは、クレジットカード番号入力フォームなど、主にWebブラウザとサーバー間で個人情報を安全にやりとりする必要があるWEBサイトの一部で利用される。これによりサイト内容の書き換えや利用者に関する情報の改ざん、ウェブサイトのなりすまし、閲覧履歴や決済情報の流出などを防ぐことが可能である。
近年では公共無線LANの普及により、情報漏えいのリスクは増大している。これに伴い、個人情報を入力するログインページのみならずサイト全体をSSL化し、ブラウザからアクセスする場合の全てを常にSSL接続で閲覧する形式（常時SSL化）にすることで、より安全にインターネットを利用することが出来る。
Googleは2014年よりSSL化の完了したサイトを重視し、ランキングアルゴリズムにおけるシグナルとして利用しており、SEO対策上でも常時SSL化が完了しているか否かは重要な基準となっている。
