転職コラム

[中途採用動向2013:後編] ピンポイント採用と第二新卒採用、そして・・・

昨今のマスコミの報道、完全失業率や厚生労働省の発表する有効求人倍率、民間の大手転職支援会社が発表する求人数や求人倍率等を見ていると、アベノミクスのお蔭で、IT業界の転職マーケットは復活し、良くなったではないか?と思えなくもありません。

2000年前後のネットバブルや、その後のIT転職ミニバブル時代の再来か?30代後半~40代の方なら経験された方もいらっしゃると思いますが、少し活動すれば、数社からオファーが貰え、年収アップは当たり前。外資系に移るのなら、100~200万円の年俸アップにサインアップボーナスや支度金まで付く事も珍しくない、そんなIT転職マーケットが再びやってくるのか?

さすがに、そこまで明るくお考えの方は多くは無いかもしれませんが、「いまが転職のチャンスではないか!」 と考える方は少なくないと思います。

確かに、ほんの一握りの転職希望者にとっては、かつてのようなバラ色に近い転職が、再び可能になって来たと思います。 採用企業が求めるスペックにぴったり合っている方です。そのような方に取っては、まさにチャンス到来です。この機を逃さず、積極的な活動をお奨め致します。

しかし、大多数の方にとっては、決して良い環境になったとは言えません。特に、即戦力としての働きが求められる、30代・40代の方にとっては、実は従来通り、厳しいマーケットであると申し上げざるを得ないのが実態です。
採用企業の側の即戦力人材を見る目が転職者側が想像するより遙かに厳しいのです。「こういう人材」 と人材要件を定めて採用活動を行いますが、ターゲットから少しでも外れると、妥協をして採用するということが今は滅多に無いのです。

採用予定人数の枠は確保した。経営からもぜひその人数を採用するように言われているので採用はしたい。でもハードルを下げてまでも採用はできない。かつてのバブル採用と、この点が決定的に異なるのです。ポジションが違うけれど、「優秀だから採っておこう」 という事が極めて少ないのです。

例外として、20代の若手を即戦力としてではなく、今後伸びるであろう人材として、つまり入社後に教育することを前提として、いわゆる 「第二新卒」 として採用するケースはこの限りではありません。経験値云々ではなく、「優秀だから採っておこう」 となるのです。20代の若手で、ポテンシャルが高そうであると見なされる人材にとっては、確かに転職のチャンスは大きくなって来たと思います。

では、ほんの一握りのスペックぴったりで引く手あまたの転職希望者と、ポテンシャルの高そうな第二新卒以外のほとんどの方はどうすればよいのか?
いったい、転職マーケットで何が起こっているのか?
そして、そのような転職マーケットで、どのように活動してゆけば、転職成功に繋がるのか?

日々、採用活動を行っている企業に直接お伺いして、採用側の生の声をお伺いしつつ、同時に、転職希望者のカウンセリングを行い、両者の望んでいることや意識の違いなどについて、身をもって感じていることから、皆様の転職活動にプラスになりそうなことを少しずつでもお伝えしていければと思います。

職業紹介優良事業者認定マーク
当社は、全国に約28,000事業所ある人材紹介会社の中で、厚生労働省が審査し、 わずか40社しか選ばれない「職業紹介優良事業者」に認定されています。
※平成26年(第一回認定):全国で27社のみ、平成30年:全国で43社のみ(第二回認定)、令和2年:全国で39社のみ(第三回認定)、令和5年:全国で40社のみ(第四回認定)
企業インタビュー
技術者インタビュー
高専卒の方はこちら
弊社採用情報はこちら 新卒・既卒・中途も歓迎!
職業紹介優良事業者認定マーク
Copyright © 2024 Elite Network Co,Ltd. All Right Reserved.
記事数1500本以上!転職体験記
フォームから登録する