株式会社リアルワールドは、『Gendama』、『ライフマイル』、『チャンスマスター』など、複数のWebメディアを通じて、国内最大級のポイントサービスを運営する企業です（総会員数：約800万人、掲載社数：3000社、商品点数1500万点／2012年4月末現在）。現在はポイントサービスに続く新たな収益の柱として、クラウドソーシング事業（時間や場所を選ばず、誰にでもすぐに仕事を提供するサービス）や、ソーシャルプロジェクト事業（ポイントエクスチェンジサービス）を展開中です。

今回は、人事、エンジニアとしてご活躍なさっているお二人に、サービスの特徴や、求める人材像、企業風土等について伺いたいと思います。 まずは鎌田さん、お話を聞かせて下さい。

リアルワールドさんの主な事業内容について教えて下さい。

ひとことで言うと、ポイントを軸にしたインターネットメディアを運営しています。

ユーザーは当社が運営するWebサイト上で、ショッピング、アンケート、その他サービスを利用することにより、ポイントを貯めることができます。また同時に、貯めたポイントを、現金やギフト、Webマネーなどに交換できる仕組みを提供しています。

また、「現金以上に価値あるものを創出する」という考えから、貯めたポイントを企画に寄付することが出来る「ソーシャルプロジェクト事業」も展開しております。

過去の取り組みでは、このプロジェクトに賛同いただいたユーザーのポイントを寄付金として活用し、カンボジアに小学校を建設した事例もあります。

今後も、「ネットからリアルへ価値あるものを創出する」という当社の企業理念の実現に向け、様々な事業を展開していきたいと考えています。

御社のサービスの強みはどんなところにありますか？

ユーザーの視点に基づき、徹底したサイト・サービス設計です。

当サービスをご利用になるユーザーの方々の立場にたつと、ポイントを「如何に貯めやすく・気軽に交換できるか」という要素が挙げられます。

単一的なサービスのみでポイントを貯めるのではなく、複数の弊社サービスより共通のポイントを貯めることが出来るエコシステムを設計。

結果、複数にわたるサービス展開より、「ある時は買い物によりポイントを貯める」・「ある時は作業を行うことによりポイントを貯める」等、ユーザーの方々の生活の用途・目的に即してポイントを貯める機会を増やすことが出来ました。

また時間や場所に関わらず、ポイントを貯める機会を創出できるようにするという観点から、スマートフォン対応もいち早く着手しました。

何よりも弊社代表が独立前に在籍していた会社で、ポイントサービス事業を立ち上げていた点が大きいです。
当時からユーザー視点でＰＤＣＡを回して蓄積していた運用ノウハウや、ネットマーケティングを活かせているのが、強みになっていますね。

企業風土の特徴は？

平均年齢20代と若い世代中心の組織ですが、実力主義のため、能力があれば年齢や入社歴に関係なく、誰でも責任ある仕事を任せてもらえます。例えば、2012年に入社した新卒社員の約1/4は、既にグループリーダー、サブマネージャーなど責任ある立場を任されています。また　『floworld』　というFacebookの友達に花束やプレゼントを贈れる当社のソーシャルギフトサービス新規事業を考案したのは、当時インターンシップに参加していた内定者です。

会社全体の雰囲気は、体育会というよりも、良い意味でまったりという感じですね。バランス感覚や、柔軟性のある社員が多いと思います。

ユニークな社内イベントはありますか？

はい。月に１回、全社員を対象に「リアルワールドアカデミー」を開催しています。これは、社外の著名な方を講師として招いて、社内で講演をして頂くというプログラムです。

様々な分野で活躍されている方々の成功体験を聞くことで、"成功の本質"について知ることを目的としています。大手Web企業の社長、風水の先生、有名プロレスラーなど、毎回様々なジャンルの方々からとてもユニークなお話を聞けるので、社員からも好評のプログラムです。

会社全体として求める人材像は？

当社のワークポリシーと価値観の合う人、当社の理念である　「ネットからリアルへ価値あるものを創出する」ということに共感できる人を求めています。

ワークポリシーとはリアルワールドで掲げている仕事に対する行動指針です。
「仕事はこなすものではなく、仕掛けるもの」・「超マッハスピード」等、過去から現在に至り、リアルワールドの成長に欠かせないスタンスを計5つ全社内で掲げております。

変化の激しいＩＴ業界のスピード感を楽しめる方、世の中に新たな価値を自ら生み出したいという積極的な方は当社の価値観にマッチするのではないかと思います。
さらにはそのような思いを持ち、周囲と協力しながら仕事を進めることができる方であれば、きっと当社で
自分のアイディアを実現できると思います。
 

それでは次にエンジニアの高橋さん、お話を聞かせて下さい。

これまでの経歴や、（株）リアルワールドに入社した経緯について教えて下さい。

前職では私の地元である札幌市のデザイン会社で、主にWebシステムの開発業務に従事していました。もともと　「業務系システムだけでなく、Webの開発をやってみたい」　という思いを持っていたので、ここでの仕事にはとても面白みを感じていました。

ただ受託制作会社の特性上、どうしても、お客様から言われ通りの開発業務になってしまいます。「もっと自分のアイディアを生かせるような環境で、Webサービスの開発がしたい」　という思いを実現するために転職しようと考えていたところ、ちょうどそのタイミングで、（株）リアルワールドの札幌ラボ開設を知り、応募してみたのが入社のきっかけです。

入社してすぐに　『げん玉』　など主力サービスの開発を担当させてもらい、更に入社から半年後には、事業の運用も任されていました。

入社してから感じたことは、色々な事業部の人と一緒になって、事業創りにチャレンジできる環境なんだということ。前職（受託開発会社・デザイン会社）では、エンジニアやデザイナーなど一部の職種の人としか仕事をする機会がありませんでしたが、リアルワールドでは基本的に、営業や企画職など色々な部門・職種の人と一緒になって仕事を進めていくのが印象的でした。そして何より、「皆で意見をブレストしながら、全てを自分たちで考えながら創り上げていく」、という仕事の仕方は、とても新鮮に感じました。とにかく色々な新しい業務を任せてもらえる環境なので、成長できるチャンスが多いですね。

エンジニアで活躍されている方には、どのようなバックグラウンドの方が多いですか？　また、中途採用で求める要件についても教えて下さい。

バックグラウンドはバラバラで、大手のWebサービス企業出身者もいれば、中小規模の業務系システム会社出身者もいます。皆に共通しているのは、自分たちが主体的に　「BtoCのWebサービス開発をやりたい」　という思いを持って、入社してきていることです。

中途採用では、LAMP環境での開発経験のある方を求めます。それから　「とにかくWebが好き！」　という方。例えば、趣味でWebサイトを作って運営した経験があるような方は、この仕事に向いてるんじゃないかと思います。

また当社では、色々な事業部の人たちが一丸となって、新たな事業を創出することを目指していますので、ワンマンプレイヤーではなく、周囲と良い関係を構築し、助け合いながら働けるか、という姿勢も求められます。

皆さんは、どのようにしてスキルアップに励んでおられますか？

週に1回開催されるエンジニア向け勉強会で学んだり、最新の情報を共有したりしています。また当社は、PHP、Python、Ruby、Objective-C、Javaなど様々な言語で開発に取り組んでいますので、実務を通じて、幅広い技術スキルを習得することも可能です。

自分が興味あることがあれば遠慮なく提案できるため、その他の新しい技術やサービス開発にもチャレンジできます。

現在取り組んでいる新たなサービスや事業があれば教えて下さい。

2011年にはシンガポールに開発拠点を開設し、現在はインドネシア（ジャカルタ）に開発拠点を準備中です。更に今後は大手企業と提携したポイントサービスも展開していきます。

創業期から成長期へと転換を迎えている当社では、今までとはひと味違った事業展開が着々と進んでいます。

当事者意識を持ち、指示通りの仕事をこなすだけでなく、自分の意見を積極的に提案できる方であれば、活躍できるフィールドはいくらでもあります。
そのような方と一緒になって、新しいWebサービスや、事業開発に取り組んでいきたいと思います。