OEMとは、Original Equipment Manufacturing（Manufacturer）の略で、他社のブランド名で販売される製品を製造すること（またはその製造業者の）ことです。製造側は、OEMメーカー、ベンダーなどと呼ばれます。
製造を委託する企業にとっては、自社工場を持つリスクを持つリスクを回避し、開発・管理に関するコストを抑制できるため、より安価で市場への製品供給が可能となります。
製造側にとってのメリットは、供給先のブランド力や営業力を活かして製品を販売できること、複数の会社から生産を請け負うことができるため、施設稼働率の向上・製造コスト抑制などにつながることが挙げられます。
大手流通業のプライベートブランド商品などがOEMで生産されることが多く、また、ファブレスメーカーなどもあり、OEMで生産される商品は、電化製品や食品、衣料品、化粧品など多岐にわたります。
ちなみに、委託元ブランドで製品の設計から設計まで手がける場合はODM（Original Design Manufacturer）といいます。
