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自動車業界のエンジニアの転職

自動車業界のエンジニアの転職

No.261
  • 現職

    ドイツ系 自動車部品メーカー
    アフターサービス

  • 前職

    輸入車インポーター
    テクニカルサポート (自動車整備士2級)

川島 健一 氏 38歳 / 男性

学歴:トヨタ東京整備学園日本自動車整備専門学校 卒

前職に於いて、輸入車インポーターのテクニカルサポート業務に従事しておりましたが、人員削減がアナウンスされ、早期退職という形で退職となり、就職先を探さなければいけない状況になりました。前職は就業をしてからたった10ヶ月で、このような事態になりましたので、まさに青天の霹靂という感じだったのを覚えています。

そのような状況でしたので、自分の中では「転職活動」というよりも「求職活動」と捉えておりました。「転職活動」ならば仕事を続けながら次の仕事を探し、業務内容・諸条件等で合意が得られなければ、また仕事を続けながら次を探していけるということで収入の面での不安がなく活動が可能かと思いますが、「求職活動」となると、失業保険の受給期間にも限りがありますし、その時々の求人案件など色いろな面である程度の妥協(業務内容・収入等)が必要になってくるのではと懸念しておりました。

活動にあたり自分の過去の業務経験を振り返り、履歴書・職務経歴書の作成にとりかかりました。国産・輸入車の自動車ディーラーでの整備士、海外での職業訓練校自動車整備科での指導、国産自動車メーカーでのライン作業、国産自動車メーカーの整備修理書の作成などの経験を経て、前職の輸入車インポーターでの業務と社会人としてずっと自動車産業に携わってきたので、今回も「自分のセールスポイント」である自動車業界でのスキルを生かしての就業に的を絞り活動を開始致しました。

求職活動を開始し、希望である自動車業界での技術関連職をインターネットより探し、3社ほど企業へ直接、郵送、およびweb経由で応募しましたが、いずれも書類選考で不採用となりました。3社とも自動車メーカーであったため、応募が多数あり、競争が激しいことは予想をしていましたが、書類選考を通過するのが如何に難しいことであるのかを痛感しました。
「応募」→「連絡待ち」→「不採用通知」→「応募」→「連絡待ち」・・・を3社繰り返し、活動を始めてから2ヶ月が経過してしまいました。応募をしてから、連絡が来るまでは「いつ選考結果が来るのだろうか?」、「もし、駄目だったら次はどこに応募しようか?」などと悲観的に考えてしまいました。
直接の応募であったので、結果通知には「残念ながらご希望には添えない」の旨としか書かれておらず、不採用の理由については当然の事ながら知ることが出来ず、「年齢」「スキル不足」など色いろ考えてしまいましたが、とにかく駄目だった事の理由は気にせず次に進もうと考えていました。

このような自分の置かれた状況の中で、前職もエージェントさん経由での転職でしたので、その活用メリットも知っていたので、「企業が自社のHPで採用を行っている会社でも、エージェントを経由しての応募」という形に変更し、就職を希望する企業(外資系自動車部品メーカー)の紹介実績がある(株)エリートネットワークに登録をして、今回担当して下さった転職カウンセラーの岩川さんと出会い、結果として希望の職種・収入で就職することが出来ました。
HPからの登録後、すぐに連絡を頂き、約1週間後に直接お会いして、現在の自分の状況・希望職種・希望条件などを説明させて頂き、またすぐに就職を希望する会社にコンタクトを取って頂きました。その後、2度の面接を経て採用となりましたが、直接その企業に応募という形を取っていたら間違いなく採用には到らなかったと思います。
転職カウンセラーの岩川さんとの話の中で、過去に行った業務経験・スキルなどの中で、履歴書・職務経歴書では伝え切れない部分を、直接採用担当の方に伝えて頂いたというプロセスがあり、1次面接の機会を与えて頂いたようなものでした。

登録を行ってから2週間ほどで機会を設けて頂いた1次面接は、外国人社長と日本人ディレクターとの面接であり、内容としては技術的スキルももちろんですが、英語のコミュニケーション能力を見定める面接だったのではと思います。当初、書類上での英語力に不安があるとの採用担当の方の見解でしたが、私の過去の英語での業務内容を転職カウンセラーの岩川さんが直接、採用担当の方に刻明に説明して頂いた結果により、面接にたどり着いたのではと、1次面接を終えて実感することになります。
その後、5月の連休を挟んだため3週間ほどを経ての2次面接では、前述のディレクターと担当部署のマネージャーとの面接で、担当部署においての業務内容の確認、それに対し私のスキルを照らし合わせる内容でした。
ここまできて結果が思わしくないものであれば、縁が無かったものと納得が出来るまで話をさせて頂くことが出来ました。
そして、1週間後に連絡があり、最終的には自分の希望の部署において、そして希望を上回る年収でオファーを頂き就業することとなりました。

前職を早期退職してから約2ヶ月半が経過していましたが、その間は仕事をしていませんでしたので、非常に長く感じましたし、不安も感じました。
転職・求職活動は決して楽ではないと思います。出来る事ならしない方がいいのかも知れません。しかし、今回の私のケースのように仕事を探さなければいけない状況になる事も、今日の社会情勢を考えると決して珍しくないのではないかと思います。
必要に迫られて仕事を探す場合でも、スキルアップの転職、現状に不満があるための転職など人それぞれ色いろなケースで転職・求職が必要になった時に、自分一人で何とかしようとせず、エージェントさんに相談するのも自分の希望を叶える為のひとつの選択ではないかと思います。本当に、お世話になりました。

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