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電機メーカーの海外営業、メガバンクの大企業向けソリューション営業へ

電機メーカーの海外営業、メガバンクの大企業向けソリューション営業へ

No.928
  • 現職

    メガバンク   大企業向けソリューション営業担当
    ( 資金調達、M&A、グローバル展開 等の支援業務 )

  • 前職

    一部上場 大手電機メーカー 中近東・アフリカ諸国部門   海外営業担当
    ( インド市場における店頭開拓、中東拠点の部門統轄 )

渡部 立哉 氏 34歳 / 男性

学歴:成蹊大学 経済学部 経営学科 卒
TOEIC 860点
旧4級船舶免許 (現2級船舶)

今回の転職活動で得たもの、認識したこと。

転職をしたいという思いに至った経緯は何か?と考えてみると、いくつかあるが、やはり 「このまま今の会社で上り詰めることが自分の人生の目標となるか?」 「他にできることはないか?」 と感じたことが大きいと思う。勿論、他の動機や時期 (タイミング) も絡み合ってのものであることは否定しない。

前職の会社の業績低迷、給料のカット、経費削減に伴う投資の削減等、負のスパイラルは止まらなかった。一人、また一人と同期・後輩・過去にお世話になった先輩などが去っていったことも、「このままでいいのか?」 という思いをさらに強くした。もっと給料が高く、もっと待遇の良い職場に転職し、自分をより磨きたい、ステップアップしたい。異業種へのチャレンジも考えると35歳という年齢も気になり、家族の状況等も考えた上で、今回、このタイミングで転職活動を開始することを決意した。

活動を開始した時期は、海外赴任中だったこともあり、情報収集には苦戦を強いられた。転職エージェントや転職サイトからのメールはよく届いたが、全部見るのは手間もかかるため、まずは自分の考えを整理することが必要だった。そこでエージェントに登録し、転職について色々と話す機会を作り、今後の転職活動について整理をつけることにした。また、次々と浮かんでくる思いを手を動かし、ノートに書き留めることも、頭の整理には有効だった。今の時代、殆どの情報はPC経由であるが、PCの画面上だけで処理していると、それがなかなか難しい。情報を多く集めるのはいいが、整理していかないと、かなり負荷がかかるため、自分の考えがまとまらないこともある。

面接については、遠方なのでSKYPE面接を実施してくださる企業もあったが、やはり志望度の高い企業は直接面接に行くのが一番だと思う。SKYPEではなかなか自分の思いが伝わらないし、受からなかった時に自分への言い訳になってしまい、その失敗が次に活かされないと感じた。結果、転職活動開始から約1年以上かけて、次の会社を見つけ、転職することになったのだが、焦って妥協して企業を決めなくて良かったと思っている。

今回の転職先となった金融業界は、これまでの製造業とは全く異なる業界であった。志望業界をあまり絞らず幅広くしていたことにより、情報や選択肢が増えたため、転職動機・軸がぶれないよう気を付けた。転職における第一の希望を 「チャレンジする場を得たい」 というものにしていたため、面接時の志望動機等も、その軸に沿って展開することにより、企業に納得感を持ってもらえたと思う。

希望年収については、最初はかなり高めに設定し、現状以上を条件にしていたが、やはり今後の成長性や将来性、自分自身のスキルアップに繋がるのかどうかという点を優先し、年収は最低限現状維持を基準に検討する方向に変えた。あまりにも年収のみを見て選定すると、応募企業に偏りが出てきてしまい、その他の重要な要件を見落としがちになる。
職務経歴書の書き方もいくつかのサイトを参考にしながら、少しずつ変更していった。変更・見直しをする度に、応募する職種や企業への志望動機の深堀りをすることで、面接に向けての準備もできるのでこの方法も実行して良かったと感じている。

小生の場合、どうしてもすぐに転職したいという感覚で活動はしていなかった。あまり焦って決めたくないという気持ちもあり、現職は現職で自分の中で満足していると考えて、転職活動を進めた。これにより余裕と視野が広がる。面接時に焦りがなくなるので、落ち着いて見極めができると同時に比較もできるようになり、面接の成功も増えていった。
志望する会社では、やはり勤務している自分の姿をイメージできるかどうかという点も重要である。面接を通じて実際にお会いできる先方の社員は限られているが、その中でも雰囲気は感じ取れるし、人間性も読み取れる。あまり雇ってもらうという受け身の低姿勢にならないようにするのも重要で、新卒時の面接とはそこが異なると感じた。とは言え、志望意欲の高い会社での面接は何かと受け身になってしまうのでそこのコントロールに苦戦した。

また、ある程度の下調べは必須ではあるが、知らない業界のことを上辺だけで語ると (特にコンサル業界の面接では) 見透かされているように感じた。加えて 「面接時に話が長くなってしまうこと」、「過去の事例などを語る際に、業界あるいは社内の専門用語や略語を使用しがちになってしまうこと」 も気を付けておいたほうが良いポイントの一つだ。言いたいことはポイントをまとめて、面接前に再度確認してから受けることにしていた。 ( 「年間****百万円の売上達成」 や、「実施してきた組織改革の内容」、「営業活動の成功と失敗談話」 など)
慣れてくるとポイントの事前確認をせずに面接に挑んだこともあったが、やはり出来はイマイチ。何事も準備は必要。 (過度のものは余計ではあるが・・・・・)
あとは 「自然体を心掛けていたこと」 も良い面接に繋げることができたポイントだと思う。難しいことに思えるが、回数をこなすとそのコツも徐々に分かってきた。

自分の今回の転職活動で思ったのは、周りに流されることなく、基本の軸を中心に時間をある程度かけてでも、じっくりやることが重要であるということだ。実際、今回の転職自体が成功なのかどうかは、次の職場に定着でき、満足できる結果を出せて初めて実感できるのだが、ひと先ず次のフィールドは決まったので、あとは突っ走るのみと思っている。

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