企業インタビュー

株式会社三井住友銀行 企業インタビュー

まず始めに、御行内における投資銀行部門の位置付け、役割、業務領域を教えて下さい。


(株)三井住友銀行
投資銀行部門 投資銀行統括部 企画第一グループ
上席部長代理  髙梨 雅之氏

当行の組織は、大きく本社部門及び業務部門に分かれ、業務部門は個人部門、法人部門、企業金融部門、国際部門、市場営業部門、そして投資銀行部門の6つの部門から構成されています。本日は、その中の投資銀行部門のお話をさせて頂きます。

総合職約600名の人員を擁する投資銀行部門は、シンジケーション営業部、金融商品営業部、ストラクチャードファイナンス営業部、不動産ファイナンス営業部、企業情報部、証券営業部、投資開発部、投資営業部、アセットファイナンス営業部、EC業務部、証券ファイナンス営業部、投資銀行統括部、ストラクチャー審査部の計13部から構成されております。当部門のミッションは、銀行の成長ドライバーとなるべくプロダクツを開発・推進し、個別案件を実行することです。主要な業務は、プロジェクトファイナンス、不動産ファイナンス、買収ファイナンス、アセットファイナンスといったストラクチャードファイナンスの他、シンジケーション、M&Aアドバイザリー、デリバティブや運用商品の開発/販売、資金決済関連商品の開発/販売、投資ビジネスがあげられます。昨今は、排出権ビジネスといった新規業務にも注力しています。このビジネスは、当行が業界をリードしていると言っても過言ではないでしょう。

当部門では「We Lead the Market」をスローガンとして掲げ、失敗を恐れずとにかく何でも前向きにやってマーケットをリードしよう!という、いわゆる一般的な銀行のイメージとは異なる雰囲気があります。同業界の中でも最先端の商品に携われる点は、やはり大きな魅力ではないでしょうか。

何故、今、中途採用を行うのでしょうか?

大きく2つの理由があります。第一に新卒の定期採用では追いつかないスピードで業容が拡大しているからです。第二に外部の業界・会社から新しい知識・経験を部門に取り入れることで、商品開発や業務プロセス等で新たな発想が生まれると考えているからです。

ここ1、2年の中途採用の状況は如何ですか? また、実際に採用された方のバックグラウンドを具体的に教えて下さい。


「投資銀行部門」と聞くと、メディアに大きく取り上げられる華やかさ、ケタはずれの高年収等のイメージから憧れが先行して志望される方も多いようですが、実際はかなり専門性が高く、同じ金融業界出身者でも、全く同じ投資銀行業務の実務経験者しか採用されないのが通例です。しかし、当行では昨年、当部門だけで数十名を採用し、実務経験やスキルの無い方も多く採用しました。具体的には、20代半ばから後半のメーカー、商社、コンサル、監査法人やIT系企業といった幅広い業界の出身者を採用しました。営業、マーケティング、管理部門……と経験職種は様々で、ロースクールやビジネススクール卒業生もいます。このような方々は、もちろん金融の専門知識はないので、所属していた企業の各部門で何らかの業務経験をしっかりと積んで来られた方が、結果として採用に至っています。
キャリア(即戦力)採用に関しては、35歳位までの投資銀行業務の実務経験が何年かある方に加え、証券業界出身者や不動産業界出身者等、銀行プロパー社員が持っていないスキルを持つ人材も採用しました。我々が持ち得ない彼らの専門知識と当行の知識が融合することで、"新しいもの"が生まれると考えているからです。

投資銀行業務と言うと、寝る間を惜しんで働くイメージがありますが、実際の働き方はどの様な感じでしょうか?

季節や部署によってバラつきはありますが、終電が当たり前ということは、ありません。ディールのタイミングにもよりますが、大概期末は多忙で、働き方がタイトになることもありますが、その山を越えればひと段落します。

外資系投資銀行や、証券会社の投資銀行部門との違いについてお聞かせ下さい。

同じ投資銀行業務と一口に言っても、やっていることは違います。商業銀行が実施する投資銀行業務ですので、外資系投資銀行や証券会社に比して、ローンをベースとしたプロダクツが多いです。また、顧客数の多さも商業銀行の大きな特徴でして、外資系の投資銀行や証券会社に比べて、ディールフローが多いと思います。したがって、入行して頂いた際には、数多くのディールをこなしながら業務経験を積むことが可能です。
また、証券会社では、ディールが終わったら、一旦そこでお客様との関係が切れるのに対して、商業銀行はお客様とのお付き合いが長く、今までの銀行 対 法人という関係性の中でディールが生まれ、そのディールが更にその後の日常的な深いお付き合いへと繋がっていくのです。このお客様とのお付き合いのスタンスの違いは、大きいかもしれませんね。

御行が求める人物像と面接で重視するポイントを教えて下さい。


若いうちから、担当者に大きな仕事を任せますから、大きなやり甲斐を感じて頂けるでしょう。更に、当行内の他部門と比べても、既存のビジネスをこなすだけではなく、新商品を創り出すことが大きなミッションである部門ですから、新しい価値を創造出来る方を求めています。決められたことをきっちりこなすだけのタイプではなく、失敗を恐れずトライ&エラーのマインドをお持ちの方が良いですね。前職で何をやっていたかの他、前職で何を頑張って、何を得てきたかも重視します。当行には、色んなバックグラウンドの人を受け入れる土壌があるので、自分の強み・特徴を受け入れてくれる部が必ずあると思います。

ポテンシャル採用に関しては、投資銀行業務に興味があり、仕事を通じて成長したいという意欲のある方を求めます。OJTとして現場に入り、様々な経験を通して実務を身につけることが可能です。
一方、即戦力としてのキャリア採用では、先進性を追求したい同業の実務経験者にとっては、最適な環境だと思います。また、融資業務経験等の基本的な銀行業務の知識をお持ちの方であれば、投資銀行業務そのものは未経験であっても問題ありません。その基本をベースに、当行で 「投資銀行マン」 としてキャリアを積んで行くことが可能です。

また、中途入社者はプロパー社員に比べて出世が不利であるとの先入観があるかもしれませんが、当行では実際に中途入社から執行役員になった者もおりますので、中途入社者のハンデは一切ありません。もちろん、男女の区別も一切ありません。当部門にもワーキング・マザーがおりますし、女性のグループ長(管理職)も複数名います。当部門配属となった平成19年4月入社の新卒社員計60名中、26名が女性です。今から15年程前は、銀行全体の同期330名中、女性は6名しかいませんでしたから、当時と比べたら隔世の感がありますね。

同業界でも最先端の新商品開発に携わることの出来る恵まれた環境の中、共に「新しい価値」を創造していきましょう。意欲溢れる方のご応募をお待ちしています。

本日はお忙しい中、長時間に亘りご協力頂き、ありがとうございました。

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株式会社三井住友銀行
資本金
17,709億円
従業員数
29,283名
本店
東京都千代田区丸の内一丁目1番2号
拠点数
国内本支店数 440ヵ所(出張所、代理店等を除く)
海外支店    18ヵ所(出張所、駐在員事務所を除く)
業容(単体)
総資産  1,622,817億円
預金  1,055,908億円
貸出金 755,853億円
※この記事の内容は取材当時の情報です。記載されている会社名、サービス名、役職名等は現在と異なる場合があります。
職業紹介優良事業者認定マーク
当社は、全国に約28,000事業所ある人材紹介会社の中で、厚生労働省が審査し、 わずか40社しか選ばれない「職業紹介優良事業者」に認定されています。
※平成26年(第一回認定):全国で27社のみ、平成30年:全国で43社のみ(第二回認定)、令和2年:全国で39社のみ(第三回認定)、令和5年:全国で40社のみ(第四回認定)
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