高専出身の転職は正社員専門のエリートネットワーク

高専出身者の『転職体験記』

高専卒の現場責任者、プラント工事会社から、造船・重機メーカーへ

Information
    • 高畠 正 氏 / 27歳
    • 国立 鹿児島工業高等専門学校 機械工学科 卒
      ・ガス溶接技能講習修了
      ・中型自動車第1種運転免許取得
      ・小型移動式クレーン技能講習修了
      ・フォークリフト運転技能講習修了
      ・高所作業車運転技能講習修了
      ・足場の組立て等作業主任者技能講習修了
      ・クレーン・デリック運転士(クレーン限定)免許取得

私の転職体験記を話す前に、転職するにあたり非常にお世話になり力になって下さった (株)エリートネットワークの転職カウンセラーの岩川様に深くお礼申し上げます。
私は転職する前は建設・プラント工事業界での仕事に従事しており、色々な建設現場 (大手メーカーの工場、ガス会社の工場、原子力発電所、火力発電所等) を転々としておりました。仕事にやり甲斐は感じていましたが、家族と自宅で過ごす時間は年々少なくなっていました。家族に対して、父親としてこのままで良いのかと自問自答する日々が続きました。

転職を考えたのもこの時期です。まず転職サイトに登録してみることにしました。この時私は、辺鄙な現場に単身赴任していて、パソコン等の電子機器がなかったため、携帯電話で登録をしました。携帯電話でも登録ができる事に驚きながら、 (株)エリートネットワークからの連絡を待つことにしました。

非常に丁寧な言葉遣いで (株)エリートネットワークの岩川様から後日、連絡を頂きました。「事前に履歴書と詳しい職務経歴書を送って頂いた上で、銀座の本社でより中身の濃い話をしましょう。いつ来社できますか。」 という内容の電話でした。電話を受けた後、履歴書と職務経歴書の作成に取り掛かりました。今までの自分を振り返りながら今までの自分とこれからの自分をイメージしながら書き、岩川様宛に送付しました。その後、岩川様とお会いする日取りが決まりました。

岩川様とのカウンセリングの日、私は非常に緊張していました。転職に関しての予備知識や経験が皆無であったため、何を話して良いのか? ばかり考えていました。今思い出しても私の言葉遣いや話した内容は稚拙で聞き取りにくかったと思います。しかし岩川様は非常に熱心に耳を傾けて下さいました。私の言葉の足りないところまで岩川様にフォローして頂き中身の濃い話ができました。この時、岩川様と共に私の実務経験が生かせそうな会社を選び、採用試験に向けての手続きを始めることにしました。しかし、その会社からは、書類選考の時点で私の年齢が若過ぎ、実務スキル不足との理由で断られました。就職難とは分かっていたものの転職の厳しさを肌で感じた瞬間でした。その後、求人情報や企業情報を検索してみましたが私の希望する案件は見当たりませんでした。

そんな時、岩川様から私の希望に沿った求人案件を紹介して頂きました。非常に好条件であり、業務内容も私のやりたいことそのものでした。当時の正直な感想と致しましては、紹介して頂いた企業が私にとって雲の上の存在であったために、書類を送った時点で即断られるのではないかと不安でした。

数週間後、岩川様から連絡がありました。驚いたことにその企業から一次面接をして頂けるとのことでした。やっとスタート地点に立てた気がしましたが、ここからが大変でした。まず面接で何を聞かれるのか、また何と答えたら良いのかが分からなかったために転職者用の参考書を買いました。その本には面接官からよく聞かれる質問と解答例が書いてありましたが、模範解答ではあるものの自分の本当に思っている事とは違いました。

例として、君は会社に入って何がしたいですか? と面接官に聞かれた場合の解答方法として、自分のしたい事を分析し企業の特色とマッチングさせておく事、企業にとってどれだけあなたが必要な人間であるかをアピールする事と書いてありました。しかし消極的と思われるかもしれませんが、何がしたいかよりも何ができるかの方が私は重要であると考えているため、面接時の解答を決めかねていました。そこで私は岩川様に相談することにしました。

岩川様に相談してみたところ、「それはそれで良いと思いますよ。あなたらしさが出てとても良いのではないですか。」 と言って頂きました。その言葉に非常に勇気づけられ、私は思っていることや感じていることを自分に偽りなく全て紙に書き出し再整理し、面接時の準備としました。この時、現場が切迫していたために私は、なかなか休みが取れなかったのですが、岩川様に調整して頂き、私の希望日に面接が決まりました。

面接前夜、緊張と不安の余り、岩川様に電話をしました。「間違いなく明日は緊張して言葉が上手く出ないと思います。自信がありません。」 と相談しますと、一言、面接官に承諾を得た上で、あなたが面接の準備用に書いた紙を見ながら話してみては? とアドバイスを頂きました。他にも色々な話をして頂き、気が随分と楽になったのを今でも鮮明に覚えています。

待ちに待った面接の日、私はとても張り切っていたのですが、いざ面接官が入室すると緊張の余り頭が真っ白になりました。紙を見ながら私の思っていることを精一杯面接官に伝えました。面接の手応えがあったとは言えませんが、最後まで面接官の目を見て、自分に偽りなく解答しました。採用試験が無事に終わり、合格発表を残すのみとなりました。

数週間後、岩川様から合格の連絡がありました。今でも、何故私が合格できたのかと疑問に思う時もありますが、本に書いてあるような模範解答でなく、自分の言葉で面接に挑めた事が合格の一番の理由ではないかと思っています。

最後になりますが、転職のノウハウも全く分からない状態の私にいちから説明して頂き、常に私の立場に立ってご支援をして頂いた転職カウンセラーの岩川様、また (株)エリートネットワークとの出会いに深く感謝しています。
簡単ではありますが、私の転職体験記とさせて頂きます。 本当にありがとうございました。

関連記事