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新卒入社半年の新入社員、一部上場の重機メーカーへ

新卒入社半年の新入社員、一部上場の重機メーカーへ

No.841
  • 現職

    一部上場 重機械メーカー 国内営業部門 法人営業職

  • 前職

    建設会社 総務部 及び 復興支援の補助金事業 (発電) 部門

高岡 満正 氏 26歳 / 男性

学歴:早稲田大学 政治経済学部 国際政治経済学科 卒
TOEIC 720点
TOEFL (PBT) 570点

はじめに

私は学生時代に1浪2留し、前職の就業期間は半年という職歴にもならない職歴、そして特別な経験や資格も無い中での転職活動でした。そんな転職活動に不安が無かったと言えば嘘になりますが、常に将来と転職先への期待や希望を持ちながら転職活動を行うことができたと思っています。それはひとえに私を支援して下さった(株)エリートネットワーク様であり、担当転職カウンセラーの小中出様のお蔭だと言えます。まずはここで、転職に関してまったくの無知であった私を支援し大変お世話になった(株)エリートネットワーク様、そして小中出様に深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
私のように職歴もほぼ無しに等しく、特別な経験や資格の無い方が転職活動をする際、少しでも役に立てれば、と考えております。

学生時代の就職活動

もともと新卒での就職活動を行っていた頃から、私には資源・エネルギー業界もしくはインフラ事業に関連するメーカーで働きたいという想いがありました。当時、学生時代の私は、普段お会いすることができない企業の方からお話を聞くことが出来るとあって、企業説明会やOB訪問に足繁く通い、就職活動そのものを楽しんでおりました。
もちろん、思うように選考が進まず苦しい時期もありましたが、志望していた主な企業の筆記試験や書類選考をパスし、面接の練習も重ねておりました。

しかしながら、これから就職活動も山場だという時期に、私は私生活においてトラブルがあり、せっかく進んでいた選考や面接などを中断し、就職活動そのものを投げ出してしまうことになりました。
就職活動という人生を左右する非常に大切な時期に何故そんな愚かな行動をしたのか、私自身も今では少し疑問ですが、当時の私はそのトラブルにより目の前が真っ暗になってしまいました。もちろん将来のことを考える余裕などありませんでした。

甘えていた部分もあったかと思います。それまでの私は自分が周りの方たちより気持ちや精神力の強い人間だと思って生きてきましたが、自分の 「弱さ」 や 「甘さ」 が露呈したその事実さえも自分自身では受け入れることができませんでした。たとえ一度心が折れようとも、もう一度そこから立ち直って挽回してやる、といった真の強さを自分は持ち合わせていないことに、その後初めて気が付くことができました。

そのまま就職活動を再開することもできず、時間だけが経過し、留年も重ねました。しかし、そんな私を見限ることなく応援して下さったのが友人や先輩・後輩、そして何より家族の存在でした。動き出すまでに時間はかかったものの、段々と前向きに考えることができるようになっていきました。


残念ながら季節的には私が志望していた大手企業の新卒採用の選考も終わり、選択肢が非常に限られている中での再出発でしたが、その時点ではめげることなく就職活動を再開することができるまでに回復しておりました。
私は個人的な理由から大学在学中に、満足な就職活動を行うことができませんでした。しかし、過去の失敗を言い訳に何時まで経ってもそれを引きずっていては前に進むことはできません。
何より、まずは社会への一歩を踏み出すことが大切だと前向きに考え、大学卒業後、未上場の零細企業ではありましたが自分のやりたいことと遠くはなかったため、思い切って飛び込むことにしました。規模に拘らず、どんな環境でもそこで何かやってやろう、どんな仕事でもすべて自己成長に繋げてやろうと、そういった気持ちで入社致しました。

前職での経験

大学卒業後に入社した会社では主に総務部と新規事業部を兼任しておりました。総務部では、現場立入作業員名簿や契約書の作成、外国人技能実習生の管理・指導を行いました。
またそれと並行して新規事業部では、顧客対応や施工管理、官公庁へ提出する資料作成などの取りまとめを行いました。
その会社内ではベンチャー事業的ではありましたが、新卒の就職活動時に私がやりたいと考えていた仕事がこの新規事業部にありましたので意気揚々と取り組んで参りました。
残業で帰りが遅くなることも多々ありましたが、勤務時間が長いということ自体は、自分がやりたい仕事だということを考えれば、まったく苦にはなりませんでした。むしろ自分の成長のために更なる挑戦をし、様々なことを経験したいという気持ちでした。


しかしその一方で、入社してひと月が経ち、ゴールデンウィークも終わった頃だったと思います。直属の上司に、依頼されることにやり甲斐を見出しづらくなることが増えました。どんな仕事や雑用であっても、学べることがあると考え、前向きに取り組んでいましたが、次第に自分の中で疑問を抱くようになりました。例えば、直属の上司をご自宅、もしくは自宅沿線の駅まで車で送るということでした。当初は退社時間が合えば、お付き合いし業務中より砕けたコミュニケーションが取れるいい機会だと私も思っておりました。また頻度としても週1、2回程度でしたので問題はありませんでした。
しかし次第にその頻度は増え、上司の自宅まで送ることはほぼ毎日になり、私自身が帰宅するのは深夜遅くになるのが常でした。また自分の仕事を就業時間内に片付けることができても、日付が変わる時間帯まで、上司の仕事が終わるのを待たされることも多々ありました。

仕事そのもので帰宅が遅くなったり、時々気持ちをリフレッシュするために飲みに行って帰りが遅くなったりするのならまだ理解できたのですが、さすがにこの状態が続くと自分は何のために会社に行っているのだろうと思い悩み始めました。
この状況を変えるために、社長に何度か相談したり、上司に直接交渉を試みたりしたこともありましたが、状況が改善されることはありませんでした。
それに加え日中の業務時間中も手持ち無沙汰なことが多くなり、社内の雑務を進んでこなしていました。新卒での入社1年目だったので、雑用も大切な下積みと考えて取り組んでいました。


しかしそんなある日、ふと自分の若い時期を浪費しているのではないか?、と思うようになりました。このままでは明確なスキルを身に付けることやキャリアを積むことができないと考えるようになり、将来に対して漠然とした焦りを感じ始めました。
私は学生時代に1年の浪人と2年の留年をしているため、同期よりも社会に出るのが遅れているといった焦りがありました。浪人はまだしも2年の留年をしてしまったことは明らかに私自身の責任ではありましたが、だからこそ出遅れた分を早く取り戻して一日でも早く立派な社会人になりたいという強い想いがありました。

それからというもの、転職を意識し始め、時間がある時に転職サイトに登録したり転職について調べたりするようになりました。しかし転職について調べると 「 新卒はせめて最低3年の経験が必須 」 という文言をよく目にしました。自分の周りの方たちにもそうおっしゃる方達がいたので、「3年」 という大きな壁にぶつかりました。
そんな中、「3年というのはあくまで目安で、何年やってもキャリアや実務経験に繋がらない仕事もあるよ 」 と話して下さった大学の先輩もいらっしゃいました。その言葉は私の背中を強く押すきっかけとなりました。

本来なら仕事を続けながら転職活動を進めたい気持ちではありましたが、前職では週6日勤務に加えて先に書いた通り、拘束時間の長さは変わることがなかったため、あまり思うように転職活動を進めることができませんでした。
また私が恐れたのは、時間がない中で焦って次の会社を決めてしまった場合、会社選びに再度失敗してしまうかもしれないという点でした。
こういった経緯もあり、不本意ではありましたが、落ち着いて転職活動を行うためにまずは退職を決意致しました。

転職活動

私自身、恥ずかしながら1年の浪人と2年の留年を経て大学を卒業しているため、大企業への転職は難しく現実的ではないと元々覚悟していたため、特段こだわりを捨てたという訳ではありませんでした。しかし学生の頃からインフラ事業に関わるメーカーで働きたいという希望だけはどうしても譲ることはできませんでした。

第二新卒として転職エージェントにはまず大手のエージェントを中心に数社登録しました。その中で偶然か運命か、一番最初にご連絡を頂戴したのが(株)エリートネットワーク様であり、ご担当カウンセラーの小中出様でした。私にしてみればこの小中出様との出会いは非常に大きな出来事になりました。少し大げさな物言いになってしまいますが、もし(株)エリートネットワーク様にお世話になることがなければ、私は未だに転職先を見つけることができていなかったかもしれません。そのくらい何から何までお世話になりました。

また、先ほど書いたように、私は他社のエージェントにも登録していました。(株)エリートネットワーク様以外には、大手エージェントを含めた3社に面談に行きましたが、(株)エリートネットワーク様以上の熱意を感じることができませんでした。こればかりはご担当カウンセラーとの相性もあるので一概には言えませんが、他社のエージェントで紹介をして頂く企業や求人には、私の希望や軸からは遠いものばかりでした。また面談自体も淡々と機械的に行われた印象がありました。
そういったこともあり、私は(株)エリートネットワーク様一社に絞って転職カウンセラーの小中出様を信頼していこうと決意しました。

ご連絡を頂いて早速、(株)エリートネットワーク様のオフィスにお邪魔し、小中出様と3時間ほど面談のお時間を頂きました。その中で私の希望や考えていることや想いを事細かに聞いて下さいました。小中出様は真剣に私と向き合って下さり、私もそれに応えようとした結果、カウンセリングの3時間はあっという間に過ぎていきました。また私のパーソナルな面や印象を踏まえた丁寧なアドバイスをして頂けたことは何よりも心強いものとなりました。

時には叱咤激励を頂きつつ、不採用の連絡があった時でも 「最後まで責任を持ってお手伝いさせて頂きますのでご安心下さい」 という言葉は私に大きな勇気を与えて下さいました。自己PRや志望動機作成のサポートや面接での応酬応対のアドバイスだけでなく、気持ちの面でも小中出様のことを非常に頼りにしていました。退職後の転職活動という、不安と隣り合わせに居た自分を、絶えず励まし続けて下さいました。

そういったことからも、自分が考えていることや悩んでいることがあれば、担当のカウンセラーの方には包み隠さずお話しすることをお勧め致します。
私自身、小中出様からの 「 面接ではご自分のキャラクターを活かしましょう 」 というアドバイスには目から鱗でした。自己PRに限らず様々なコミュニケーションを面接官の方達と取る際、素の自分から出る雰囲気や印象を使って説得力を増やせるというのは私自身盲点でした。

おわりに

今回の転職活動を通じて、新卒時の私が考えていた就職活動の軸に非常に近い、歴史のある一部上場企業 (メーカー) から内定を頂くことができました。1浪2留し、前職の職歴が短いと言ったマイナスポイントはあったものの、全く妥協することなく転職活動を終えることが出来たことに非常に満足しております。
転職活動では改めて、自己分析と企業研究、それから面接の事前準備が大切だと思い知らされました。特に、自分と向き合うことで絞り出される転職動機や、志望動機が深まれば深まるほど、それは転職先で自分を守るモチベーションになるのではないかと感じました。自分のキャリアをどう構築していくか、という点も今後は逐一点検しつつ方向性を間違えないことも重要だと思いました。
次の職場は腰を据えて落ち着いて末永く働くことができる職場環境ということもあり、長い目で自分のキャリアを見据え、一日でも早く戦力となれるよう、精を出していきたいと思います。


転職活動が終わった今でも転職先から内定を頂くことができたのは私自身の力ではなく、小中出様を始めとする(株)エリートネットワーク様のバックアップあってのことだと感じてしまうほどです。それほど多くの具体的なアドバイスを頂き、また相談に乗って頂きました。重ねて深く感謝申し上げます。

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