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電機メーカーのエンジニア、思いもよらなかったシンクタンクへの転職

電機メーカーのエンジニア、思いもよらなかったシンクタンクへの転職

No.799
  • 現職

    日系大手シンクタンク   研究員

  • 前職

    一部上場 グローバル展開する大手電機メーカー  電気・メカ設計技術開発

森本 和孝 氏 30歳 / 男性

学歴:京都大学 工学部 情報学科 卒
京都大学大学院 情報学研究科 数理工学専攻 修了
ニューヨーク大学 客員研究員
TOEIC 895点
体育会 硬式野球部 OB

はじめに

今回、私は初めての転職活動を経験しましたが、これまでの自分が歩んできた道を振り返り、そして、改めて今後の目標を明確にすることができ、大変有意義な時間であったと実感しております。結果として、納得のいく形で転職活動を終えることができたのも、偏に(株)エリートネットワーク転職カウンセラーの高橋様のお蔭です。改めて御礼申しあげます。私の経験が少しでも転職を考えておられる方々のお役に立てることを願い、以下に 『転職体験記』 を記載致します。

転職活動を始めた経緯

理系の大学院を卒業し、漠然と世の中に少しでも影響を与える仕事がしたいとの思いから、グローバルに展開する大手電機メーカーにエンジニアとして就職しました。入社後は優秀な方々に囲まれながら多くのことを学び、また、海外で生活する機会にも恵まれ、エンジニアとして日々の成長を実感していました。しかし30代になり、この先の人生を今一度見つめ直した際に、「本当に自分のやりたい仕事はエンジニアリングなのか?」 との根本的な疑問が生じました。
長引く業績不振による電機業界全体の閉塞感もあいまって、大切な30代を後悔なく過ごすことができる環境で改めて一から挑戦していきたいと思い、転職活動を始めました。

転職活動のプロセス

転職活動を始めるにあたり、まずはこれまでの業務を振り返りました。自分が過去に行ったこと、その時どのように考えてなぜそのような行動をとったのか、そこから何を学んだのか等を整理して文字にすることで、改めて過去の成功体験・失敗体験や仕事に対する自分の考え方を明らかにすると共に、面接において自分をアピールするための骨子を認識することができました。同時に、転職で自身が求めている事柄を箇条書きしました。私は特に以下の3点を重要視しました。
1. 優秀な方々と日々切磋琢磨することで自身の能力 (特に、人間力) を加速度的に成長させることができる
2. グローバルな視点で仕事を行うことができる
3. 国や地方自治体と仕事をする機会がある

過去の業務は事実に基づいているため具体的に整理ができる一方で、上記のような自身の抱く将来的な想いを今後実現するためにはどの職種が最適であるのかを一人で結論づけることは大変難しい作業でした。そこで、大手のエージェントにコンタクトをとって面談をして頂いた後に、いくつかの企業を紹介して頂きました。しかし、いずれも希望に即すものではありませんでした。原因は私の想いが抽象的であるためだと認識はしていましたが、期待していただけに正直がっかりしてしまいました。

そんな中、登録していた転職サイトを通じて(株)エリートネットワーク様の存在を知り、『転職体験記』 を読ませて頂きました。(株)エリートネットワーク様を通じて多くの方が満足のいく転職をされている事実を知り、すぐにメールでコンタクトをとってオフィスに伺いました。ご担当頂いた転職カウンセラーの高橋様と2時間以上じっくりとお話をさせて頂きましたが、その中で私の抽象的な想いをしっかりと噛み砕いて理解して下さり、その場で日本の大手シンクタンクをご紹介して頂きました。私自身、シンクタンクで働くという発想がありませんでしたが、色々と情報収集を行う中で確かに私の想いを実現できる場所であると納得させられました。

すなわち、上記の3点を満たし、且つ、その他の想い (例えば、幅広いネットワークの構築など) も満たす場所がシンクタンクであると認識しました。まさに 「目から鱗が落ちる」 といった感じで、以降はシンクタンクを第一志望として転職活動を行いました。とは言え、私のこれまでの経験と直接的には結びつかない職種のため、書類選考の通過が難しいだろうと覚悟していました。しかし、高橋様が日々構築されている企業担当者との信頼関係のお蔭で無事に書類選考を通過することができました。その後、筆記試験と4回の面接がありましたが、その都度事前に適切なアドバイスを下さり、お陰様で内定を頂くことができました。

面接のポイント

幸か不幸か私は1社しか面接を受けておりませんが、その際は下記の2点を意識しました。
1. 常に相手の目を 「しっかりと」 見て、自分の想いを大きな声で 「はっきりと」 話す
2. 話の内容が論理的且つ一貫性を保つ
上記の2点は当たり前のことですが、意識しなければ意外と抜け落ちてしまうのではないでしょうか。特に1点目は、面接官が忙しい中わざわざ時間をとって真剣に 「会話をする」 時間を設けてくれているので、我々も対等な目線でしっかりと自分の想いを伝えることが最低限の礼儀です。目をそらしたくなるような質問をされた際にも、自信を持って相対することが重要だと思います。強い眼差しで訴えることも勝因の一つのファクターだと感じました。

2点目に関しては、ある程度の準備が必要だと思います。個人的には、面接は会話の延長であるため完璧な準備をする必要はないと考えますが、話したいことの骨子だけはしっかりと整理しておく必要があると思います。私は先述のように、文字にして矛盾がないかを再確認していました。自分では辻褄が合っていると思う内容でも、知らずのうちに勝手な仮定を前提としていることが多々あるため、他人に文章を確認してもらい矛盾点を指摘してもらいました。
高橋様から 「面接をして自分を落とすような企業なら、こちらからお断りだ、というくらいの大らかな気持ちが大切」 とアドバイスを頂きましたが、まさにその通りだと思います。我々候補者は個々に少なからず専門的なスキルや経験、そして、想いを持っています。面接はそんな我々と企業側が求めている人材が人間性も含めてマッチするかどうか、会話を通じて 「互いに」 判断し合う場です。日本に企業は一つではありませんし、気持ちに余裕を持つことは大変重要だと思います。

最後に

私は(株)エリートネットワーク高橋様に全力でサポートして頂いたお蔭で、約1ヶ月という短期間でスムーズな転職活動を行うことができました。今ではシンクタンクが自分にとっての最適解であったと理解できますが、転職活動の当初は全く想像もつきませんでした。一人では到底辿り着けなかった結末であり、他のエージェントにお願いしていたとしてもかなり厳しい道のりになっていたと予想できます。転職をお考えの方はまず一度(株)エリートネットワーク様にご相談されては如何でしょうか。自分に合った企業や職種をきっとご紹介して頂けると思います。

最後になりましたが、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの高橋様には色々とご尽力頂き心より感謝しております。本当にありがとうございました。

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