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転職体験談
File No.606
42歳、総務・法務部長の誠実な転職活動。
前職
一部上場 小売・流通企業 総務・法務部長
現職
一部上場 総合エンタテインメント企業 総務マネージャー
府川 耕介 氏 / 42歳
中央大学  商学部 卒

はじめに

今回、入社させて頂くことなった会社との“貴重なご縁を紡ぐ(=内定を勝ち取る)”ことができ深い安堵感を味わうと同時に、張り詰めていた気が緩んだせいか、一気に体調を崩してしまいました。全てが終わった後で、本当に良かったと別の意味で安堵しています。
体調と言えば、やはり、転職活動を行う上においては“心身共に健康”であることは、必須ではないかと思います。特に、40代ともなると、体調が万全である時の方が珍しいとさえ言えます。だからこそ、私は、普段以上に健康には気を遣いました。
心身共に万全に近い状態であれば、“いざ面接” と言う時にも、慌てず・騒がず・動ぜず、普段どおりの力が発揮できると改めて思いました。

私の転職活動は、まずは、そのような当たり前のことを当たり前にやる、基本というか初心に戻ろうと自身に誓ったことから始めた気がします。

書類関係~履歴書及び職務経歴の作成について

書類作成においては2つの点に気を遣いました。
まず、1つ目は、“自己PR及び自身のキャリア総括” の記載方法です。
“自己PR及び自身のキャリア総括の文章の完成度” が非常に重要だと感じ、その作成には特段、力を入れました。書類選考を突破することはもちろん大事なのですが、面接の冒頭で100%聞かれる自己PR (及びキャリア総括) を、しっかり纏め上げられれば、面接でも動揺することもないだろうと考えたからです。
キャリアを簡潔にまとめ、且つ自身の強みを盛り込み、私という人物が分かって頂けるように、何度も推敲しました。

そして、2つ目は、“職務経歴の記載の仕方” です。
職務経歴書の完成度を追求する上で、私がポイントとしていたのは、
“自己が築き上げてきたキャリアをどこまで絞り込めるか。” であり、逆説的に言えば、
“築き上げてきたキャリアをどこまで思い切って捨てられるか。” でした。
私も40代ですので、自身のキャリアの棚卸しをすると、多数の経験を積み、キャリアもそれ相応に積み上がってきていることが分かりました。当然のことながら、書類には 「あれも、これも。」 と記載したくなりました。
しかしながら、記載すればするほど、結果的として焦点が曖昧になりました。
総花的というか、一貫性が無いというか、“まったくストーリーが描けていない”、ことが分かりました。
私自身、前職では部長職でしたが、部長になるまでの経緯というか、ストーリーがあるはずなのに、キャリアを全部書いてしまうことで、職務経歴が茫洋としてしまいました。
会社側からすると、「どういう経緯でこれまでやってきたのか。そして、当社に入社すれば会社に何をもたらしてくれるのだろうか。」 ということが知りたいはずです。
なので、今一度、自身のキャリアのターニングポイントというか、きっかけとなる職務を絞り込み、それを繋ぎ合わせていきました。そうすることで、自分の頭の中もスッキリし、面接でも言い淀むことはなかったと思います。

面接対策

面接対策としては、約30問ぐらいの質問を自分で用意し、それに対して、実際に声に出して回答練習を繰り返しました。
方法としては、テーブルにPCをセットし、PC画面には質問項目の一覧表を映し、
更には自分の座っている姿勢等をチェックできるように真正面に自分を映し出す鏡を準備し、
そして、自作自演的 (一人二役) に “一人模擬面接” の練習を繰り返しました。
(恥ずかしいので、その際には、自宅内には私一人にしてもらいました。)

“一人模擬面接” で言い淀む点、言い間違える点、説明しづらい点などを洗い出し、その都度、回答用紙の原稿を書き直す作業を続け、完成に近づけていきました。
また、妻にも、私が考える回答内容は客観的に違和感がないか、論理的におかしくないか、などを適宜、聞いてもらい、相談に乗ってもらえたことで、独りよがりにならないで済みました。
なお、自己PRやキャリア総括、そして、面接で聞かれそうな質問への模範回答などを、いつでもどこでも確認できるように、携帯電話 (スマホ)、紙、PC、USBメモリなどに記録・保存しておき、万全を期していました。

実際の面接において

基本中の基本かも知れませんが、面接時は、“清潔感” や “ 姿勢 (立ち振る舞い)” には、細心の注意を払いました。企業の採用ご担当者の方から見える自分の全ての部分 (ex;スーツ・シャツ・靴、鞄・髪型など) は、汚れていないか、くたびれていないか。姿勢は猫背になっていないか。目線は伏し目になっていないか。口角はあがっているか。表情がこわばっていないか等、これらは面接直前まで意識して整えていました。

また、面接当日は、特段、これといった対策ではないのですが、唯一、自分に課してきたことは、「採用をしてもらえるように変に媚びたりはしない。変に格好良く見せようなどとは絶対に思わないこと。」 と言い聞かせました。
面接は、只でさえ、面接を受ける側の方が気持ち的にも立場的にも弱いと思います。
しかしながら、それを甘んじて受け入れていては、「本当の自分 (の力) を出せない、これまでの自分のキャリアが台無しになってしまう」 と感じ、常に気持ちの上では、“面接官とはイーブン (対等) の立場” でいようと心に決めたところから、何となく扉が開けた (面接がスムーズにいく) 気がしました。
40代でもあり、自分も仮にも管理職であった訳なので、自分を必要以上に卑下することもないと考え、ある意味では、胸を張って・自信を持って受け答えをしようと自分に言い聞かせました。
当然のことながら、あくまでもイーブン (対等) であって、決して自らが上からの目線にならないようにと細心の注意を払ったことは言うまでもありません。

なお、面接は、ある意味 「慣れ」 が必要だとも感じました。また、ある程度、「場数を踏む」 ことも大事だと痛感しました。1回で成功することは皆無ですし、たとえ失敗したと感じても、そこで腐らず、「なぜ失敗したのか」 を即、謙虚に振り返ることができるかどうか、それが非常に大事なことだと思います。
私も、面接 (での失敗) を重ねていくうちに、回答内容の軌道修正を重ねることができ、その修正作業の過程において、「本当に自分がやりたいこと」 が見えてきました。何事も全ては繋がっていると実感しました。

最後に

この1ヶ月、不安に苛まれ、正直、精神的には苦しい日々を過ごして参りましたが、今は、一日も早く新天地で働くことへの “楽しみ” しか抱いていません。
自分がどれだけ通用するのか、逆に通用しないのか。それを実感できることも貴重な経験ですし、自分の可能性をトコトン追求していきたいと思います。
また、これから訪れるであろう、数々の新しい出会いにも期待感を抱いています。

今回の転職活動を通じて、縁や絆の大切さを深く学ぶことができました。また、かなり深くまで人生を見つめ直すことができ、本当に貴重な1ヶ月でもありました。
この経験を無駄にしないためにも、また、お世話になった(株)エリートネットワークの皆様への恩返しのためにも、一日も早く新天地に溶け込み、戦力と認められるよう、全力を尽くして参りたいと思います。改めまして、この度は、本当にありがとうございました。

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