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3度目の挑戦で、ホンダに合格

3度目の挑戦で、ホンダに合格

No.285
  • 現職

    本田技研工業株式会社  購買担当

  • 前職

    大手自動車メーカー  購買担当

熊田 昭夫 氏 27歳 / 男性

学歴:法政大学 経営学部 経営学科 卒

学生時代から念願だった会社で働ける!三度目の正直で手に入れたチャンス。


ホンダへの三度の挑戦。
一度目は学生の新卒採用、書類落ち。第一志望だった企業で面接の機会すら手に出来ない。念願の企業は、憧れのままとなった。

二度目は会社が倒産の危機を迎えた年、社会人二年目の頃だった。
二度目の挑戦は主体的な意思がきっかけというよりは、このままこの会社にいたら、ある日突然仕事がなくなるのでは?という危機感からホンダの中途採用に応募。
最終面接まで進むことが出来たが、経験不足との結論だった。
二度の敗北は心当たりがあった。会社が存続の危機に瀕するという劇的な環境の変化に動揺していたこと、そして何より自分自身に自信が持てていなかった。胸を張ってアピール出来る経験がなかったということも痛感。
もちろん悔しかったが、それ以上に仕事に対する覚悟が出来た。倒産の危機に瀕した会社に残り、黒字化するまでは必死に汗を流そうと決意。ある意味とても貴重な経験であると自分に言い聞かせた。
今になって思えば、この二度目の敗北は自分を見直す機会として、価値ある失敗だったと感じる。

三度目の挑戦となるきっかけは、会社が黒字化に転じた時だった。
黒字化したものの将来性に疑問を抱いたこと、そして自分自身のキャリアアップとプライベートのこと、複合的な要因が重なり転職を決意。
ただ、転職活動を開始した当初はあえてホンダを志望から外していた。
最初は某大手転職エージェントを通じて、半導体メーカーの仕事を勧められた。それまで縁の無い業界だったが、情報を入手していくうちに将来性に期待が持てること、そして関東に帰りたいという思いから、某社に応募した。
名古屋-東京間を往復する転職活動。
当然のことながら在職中の業務に従事しながらの活動であり、選考会場は東京となるため、休暇取得のために業務調整を行い転職活動に取り組んだ。
心身ともにタフな活動だった。
努力の甲斐もあり、内定を獲得することが出来た。
夢中になって取り組んだ転職活動だったが、いざ内定をもらった時に自分が本当に進みたい道かどうか、ふと疑問を感じ新しい業界へ飛び込むことに迷い始めた。

いつの間にか転職することが目的となり、自分がどうして転職したいのか、転職して何をしたいのか見失っていた。
名古屋-東京間を往復する転職活動の中で、関東に帰りたいという思いばかりが先行していたのかもしれない。

内定に対する返答に悩みに悩んでいたところ、(株)エリートネットワークを友人に紹介され、直接お会いしてカウンセリングで悩みを打ち明けてみた。
実際、自分自身の本音は“ホンダに行きたい”という思いがどこかにあったのだが、その思いにフタをして、他に目を向けていた。
過去二度の敗北、これ以上不採用という烙印を押されることを恐れていたのだと思う。
(株)エリートネットワークでのカウンセリングで悩みを打ち明けた時、瞬時に本音の部分を指摘され、ハッとした。
「ホンダへの思い、三度目の挑戦、最後に挑戦しなかったら、絶対に悔いが残るはず。他に行ったとしても、その思いはずっと消えない。挑戦してダメだったら、次を考えよう!挑戦するべき。」最高の後押しだった。
この後押しで全ては吹っ切れ、某社の内定を辞退し、ホンダへの挑戦を決意した。
ここからホンダの内定を獲得するまでは、それほど苦難な道程ではなかった。なぜなら、最も憧れていた会社に対し、今まで自分が経験したことを活かし、こんなことがしたいと主張することはごく自然体だったからだ。
こうして念願の会社の内定を獲得した。

そして今、お陰様で最高の新年が迎えることが出来た。
新天地で文化の違いに慣れるべく奮闘中だが、率直にホンダは良い会社だと感じる。厳しいが、やり甲斐有り!
理論的にとことん納得いくところまで求められる会社なので、自分自身のスキルUPには最適な環境だと感じている。


あの後押しが無ければ、この先もずっと“ホンダ”への思いを引きずっていたに違いない。
今はあの時の後押しに、心から感謝している。

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