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司法試験短答式試験1位通過者、未就労から苦労の末の内定物語

司法試験短答式試験1位通過者、未就労から苦労の末の内定物語

No.947
  • 現職

    一部上場 日本を代表する化学メーカー 法務部   法務担当

  • 前職

    法科大学院 修了 (未就労)

砂川 洋介 氏 25歳 / 男性

学歴:京都大学 法学部 卒
京都大学法科大学院 修了
司法試験 短答式試験合格 (全受験者中 第1位)

今までのプロフィール

私は社会正義を実現したいという漠然とした思いから、法曹を志望していましたが、法科大学院修了後、2度司法試験を受験したものの不合格となりました。3度目の司法試験を受験するという選択肢もあったのですが、法科大学院在学中から企業法務に興味があったこと、弁護士の就職難が周知の事実となっていたこと、少しでも早く就業したかったことなどから、未就労から企業の法務担当者になることを決意し、就職活動を開始しました。

私の立てた方針

私は司法試験不合格が判明した2016年の9月に就職活動を開始したのですが、遅くとも来年の3月までには内定を受諾し、4月にはどこかの企業に入社しようと考えていました。また、今まで学部・法科大学院で学んできたことを企業で活かしたいことから、法務担当者として採用して頂けることを最優先に考え、業種・業界は特に絞り込みませんでした。さらに、様々な法律業務に精通した法務担当者を目指しているので、一定の規模感を有する企業を中心に応募することにしました。

就職活動の推移

私は司法試験不合格が判明してから、エリートネットワーク様を初め4社のエージェントに連絡を取り、様々な企業を紹介して頂くことにしました。どのぐらいの割合で書類選考を通過できるのか分からなかったので、少しでも興味を持つことができた企業には積極的に応募することにしました。

応募した27社の企業の内、3分の1ほどの企業については書類選考を通過することができたのですが、面接でかなり苦戦しました。1週間で4社から面接落ちを伝えられたり、面接後2週間経過してからようやく結果を伝えられることがあったり、2ヶ月弱と就職活動期間が比較的短かった割には精神的にとても苦しかったです。その際には、「企業から伝えられる不採用となった理由をあまり気にし過ぎない方がよい」 などとエリートネットワーク様の杉本さんからアドバイスして頂いたり、既に企業で勤務しており就職活動を経験している友人に面接における悩みを聞いてもらったりすることで、気持ちを切り替えるようにしていました。

結果的に、1社から内定を頂くことができ、内定を頂いた企業が当時進めている企業の中では最も志望度が高い企業だったので、他の2社の選考は途中で辞退することにしました。

就職活動を通じて感じたこと

就職活動において重要な点は2つあると思います。

1つ目は、孤独にならないことです。法科大学院修了生は司法試験に不合格となってから就職活動をすることが多いのですが、不合格となったことに引け目を感じて頼るべき人に頼らないこともあると思います。しかし、孤独を感じると負のスパイラルに陥りがちである上に情報収集もできず、いいことは何もないです。その点、就職活動のプロであるカウンセラーの方に頼ることで、就職活動で苦戦している時期にプロの目線からアドバイスを頂けたり、励まして頂いたりすることができ、孤独から抜け出す有効な手段となるのでおすすめです。

2つ目は、失敗を恐れずに積極的に動くことです。就職活動では 「慣れ」 が重要な面もあると思います。特に未就労の法科大学院修了生は就職活動の経験がない人も多く、面接を繰り返すことで経験を積んでいくことが重要だと思います。その観点から、自分自身が詳しく知らないためにあまり志望度が高くない企業でも積極的に応募するのがよいと思います。
また、就職活動をしていると書類選考に落ちたり面接に落ちたりすることがありますが、ずっとくよくよ落ち込んでいると、その後の面接で明るく前向きに対応することができなくなるといった弊害が生じます。敗因を簡潔に分析した上で、切り替えて次の面接に挑むことが重要だと思います。

他のエージェントとの比較

他のエージェントの中には、紹介して頂く各企業毎に担当者を決められており、面接の詳細についてはその方と相談するという方式を採用する会社もありました。この方式では私を面談して頂いた方ではない見知らぬ方に相談することになるので、信頼関係を十分に築くことができておらず腹を割った話 (当該企業の志望度や込み入った相談など) をすることが困難であることがしばしばありました。

その反面、エリートネットワーク様では、ひとりのご担当者が応募者とのカウンセリングと企業への法人営業の両方を兼務するスタイルなので、どの企業についても杉本さんに相談することができ、信頼関係を十分に築いた状態で腹を割った話をすることができました。ただ、この方式では担当者が企業の内情について十分に把握できていないのでは? という懸念が生じ得るのですが、杉本さんは各企業の募集の背景や業績、好む人材の傾向など様々な情報を提供して下さり、どの企業の内情についても精通されていたので、その点の懸念は全く感じませんでした (他のエージェントから紹介された企業についても色々教えて頂きました) 。

このように、エリートネットワーク様は他のエージェントに比べて素晴らしい点が多く、おすすめです。

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